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  • 2019/05/27おすすめ

    ヘアヌード・プロデューサーは、出版社と芸能プロダクションの間に入って女優やタレントをヌード、それもヘア丸出しにするのが仕事だが、同じ職を名乗るオレはちょっと違う。女優やタレントがヘアヌードになることで破格のギャラを手にするのに対し、オレが脱がせる女たちは自らカネを払って裸になる。あくまでもギャラをもらうのはオレの方。「私も女優のような写真集を作ってみたい」などとホザく素人女たちのワガママな願望が懐...

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  • 2019/01/08おすすめ

          世に言うところのへアヌード・プロデューサーは、出版社と芸能プロダクションの間に入って女優やタレントをヌード、それもヘア丸出しにするのが仕事だが、同じ職を名乗るオレのはちょっと違う。女優やタレントがヘアヌードになることで破格のギャラを手にするのに対し、オレが脱がせる女たちは自らカネを払って裸になる。あくまでもギャラをもらうのはオレの方。「私も江角のような写真集を作...

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素人を記念アルバムの体で脱がせてヌード写真集で儲ける

0187_20190527073748c0e.jpgヘアヌード・プロデューサーは、出版社と芸能プロダクションの間に入って女優やタレントをヌード、それもヘア丸出しにするのが仕事だが、同じ職を名乗るオレはちょっと違う。女優やタレントがヘアヌードになることで破格のギャラを手にするのに対し、オレが脱がせる女たちは自らカネを払って裸になる。あくまでもギャラをもらうのはオレの方。
「私も女優のような写真集を作ってみたい」などとホザく素人女たちのワガママな願望が懐を満たしてくれるのだ。
金払って脱ぎたがる女がホシトにいるのか
オレは生まれ育った町の高校を卒業後、ヘアメイクの修業をしていた。が、早すぎた結婚に失敗、仕事にも挫折感を覚え、21才のときある地方都市へ家出同然で移り住む。着の身着のままで、手っ取り早く稼げるところを探していたら自然と風俗に行き着いた。ヘルスにでも勤めてあわよくば女と一発、という甘い考えがなかったといえばウソになる。
が、やるからには上をめざしそうと必死で仕事に打ち込んだ。結果、入店半月でマネージャー、1カ月で店長を務めるまでになった。ヘルスの店長といえばフロントに座ってカネ勘定をしたり、新人の講習をやったりと、オイシイ仕事ばかりだと思われがちだが、実際は違う。周囲にオレを店長の座から引きずり落ろしたいと企む連中がゴロゴロいるのだ。そこでオレは、そいつらを逆に蹴落とすため、自分に対して忠実な女、それも稼げそうなイイ女を店に入れるべく、街頭で声をかけたり、テレクラに通ってはキャッチした女たちを店で働かせた。
その後、8年間、オレはこの業界に籍を置く。当然、女性観は180度変わった。それこそ昔は風俗で働く理由なんて借金苦や流れ者といった暗いイメージが付きまとったものだが、今じゃ高校出たての10代がブランド品欲しさに平気で見知らぬオヤジのチンポをしゃぶっていやがる。ただ、女なんて皆こんなもんかと諦めがつくだけならまだマシだ。ほとんど毎日、講習やら何やらで店の女にチンポをしゃぶらせていたせいで不感症になっていたのだ。
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よほどのことでない限りコーフンしないし、チンポも反応しやしない。フェラチオの練習台になるためにむりゃり勃起させることほど、ツライものはなかった。ヘアメイクの経験を活かして、店のアルバム撮影や風俗誌の撮影のときに女に化粧をしたり、髪の毛をセットしてやったりするのも日課だ。女というやつは髪の毛を触られながら
「カワイイじゃん。いつもと全然、雰囲気が違うよ」などとホメ言葉を浴びせられると舞い上がってしまい、大胆になるものだ。中には親バレや彼バレがコワイと言って雑誌掲載などを断固拒否する女もいたが、
「顔出しすれば指名がどんどん入るようになる」とオイシイ面ばかりを強調して口説くと、服を着ての撮影のはずが下着になり、やがては全裸ヌードになっている。
不動産屋のオヤジさんが「いっしょに組まないか」といってきたのは、そんな取材現場でのことだった。彼には当時、店の女たちの寮を探してもらうなど、いろいろと世話になっていた。たまたま書類を持って立ち寄ったオヤジさんが、オレがおだてて脱がせているところを目にし、興奮して耳打ちしてくる。
「なあケンちゃん。こういうのをお店のコだけじゃなくて、ホントの素人に作ってあげたらナンボか金が取れんもんかね」
「ナニを言ってるんすか」
冗談混じりに返したが、オヤジさんはマジだ。
「知らんのか?最近、オリジナルアルバムとかなんとかが流行ってるってテレビでもいっとったで。やろう、金はワシが出すで」
以前からいつしょに何か商売をやろうとは話していたが、本気だったのか、このオヤジ。素人相手にヌード写真集を作ろうなんて、お笑い草もいいとこだ。金まで払って脱ぐ女がいるとは思えない。「でも、素人のハダカが拝めて金までもらえるんだぞ。これ以上あるか?お店のコのハダカじゃも、つおもしろくないって言ってたろうに、ケンちゃん」
一度はあきらめたオレだったが、機材は揃えるし、スタジオは手持ちの空き物件をなんとかすると強引に丸め込まれ、ヘルス店を後輩に任せて渋々オヤジの誘いに乗ってしまった。これが「ABCフォト」(仮名)の始まりだった。
オヤジさん(彼はABCフォトの社長になった)からオレに与えられた仕事は、まずスタッフ探しだった。なんせ素人女が相手だけに、なるべくコストも料金も低く設定しなければならない。印刷に関しては、安価で高性能のインクジェットプリンタを利用することに。これならインクと紙代だけで済む。また、製本は知り合いの製本業者に頼み込んで、安くしてもらった。これで印刷と製本はおよそのメドがついた。あとは、写真集には欠かせないカメラマンである。もちろん、有名なプロを使っのはムリだが、スタジオ代込みで1回1万円という条件で、地元のカメラマンたちが食いついてきた。
値段設定は、14ページ、撮影代込みで1冊5万9千円。これなら素人女でもどうにか手が出せる額だろう。あとは宣伝だ。手始めに、地元の情報誌や求人雑誌などに広告を載せた。
(作ってみませんか?世界でたった1冊、自分だけの写真集)
広告は、あえて健全なイメージを出すため、子供やペットの写真で構成。とにかく、ヘルスの面接と同じで女が事務所にさえ来れば何とかなるだろうと踏んでいたところが、これが思わぬリアクションを呼ぶ。素人女がわんさか来ると思いきや、ふたを開けてみれば子供やペットの写真集の依頼ばかり。みんな広告を真に受けたらしい。ったく、こどものために6万円近くも払う客の頭の構造は理解しがたいが、だからといって撮影依頼を断るわけにもいかない。
楽勝のノルマ仕事と踏んでいたこどもの撮影は、正直言って神経がすり減るほどハードなものだった。赤ん坊はポーズを付けようにも泣いてばかりでいうことを聞かないし、動物にいたってはスタジオで走り回った挙げ句、ションベンまでしやがる。が、客の前で殴るわけにもいかない。そんなわけだから、カメラマン側からも「やってられねーよ」と不満が漏れてくる。客とカメラマンの板挟みになっていたオレは、気遣いで倒れそうな毎日が続いた。
このままではせっかく集めたスタッフも離れていってしまう。もう一度、雑誌に載せた広告をよく見直してみると、一つの打開策が浮かんできた。
ー女性ヌードのサンプル写真がないじゃないかーそう、オレは致命的なミスを犯していた。広告を見た読者が世界でたったーつの自分だけの写真集から、ヌード写真集のイメージを抱かなければ意味もない。
打ち合わせのために事務所へ来られても、サンプルがなければ皆怖じ気づいて、自分からヌードの話なんてできないはずだ。さっそく、かつてのヘルス店へ足を運び、話をつけた。そこは元店長、やはり頼るべきは自分のスカウトした女のコたち。さっそくルイという19才の女子大生風俗嬢が、サンプルモデルを買って出てくれた。ただ、最初からヌードをほのめかしたりはしなかった。
「たまには服を着たままで写真を撮ってみようよ」と口説いただけだ。翌日の撮影日、ルイはド派手な赤いブラウスを着てスタジオに現れた。時間がないので、すぐに撮影に入る。
「よしっ、イイよっ。そう、その表情ノってきたねえ」この日が来るのを待ち望んだのだろう、誰よりもカメラマンがいちばん気合いが入っている。風俗誌の取材に慣れているのか、ルイがシャッターを切られるたびにポーズや表情を変える。まんざらではなさそうだ。
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「じゃ、上に羽織っているその赤いカーディガン、脱いでみようか。」
べタなセリフでも相手の心に響くのである。やがてルイはオレたちに背を向けると、店では付けないような淡いブルーのブラを取り、白いパンティを脱ぎ、カメラに向き直った。
「撮影は雑誌とかで慣れているけど、何ていうのかなあ、アタシ主役?みたいな感じでスゴク気持ち良かった」
撮影直後、ルイはそう語った。カメラマンはまだコーフンが醒めやらないようで、
「今日は店に行ってルイちゃんにヌイてもらおうかな」などとほざいている。焼き上がった写真は、また格別の出来だった。写真のことはよくわからないオレから見ても一目でプロが撮った作品だとわかる。フレームの中で恥じらいながら乳首を隠すルイを見て、こういうことがきっとやりたかったんだなあと自分に言い聞かせた。脱がせりゃ金がアップするわけじゃなし、何をいってんだと思うかもしれないが、風俗にどつぷり浸かっていたオレにとっては、素人のハダカこそが最後の砦だったのだ。
「もう女優の顔だよ」真剣に言えば9割は落ちる
翌週、それまでは犬猫や子供のあどけないスナップが載っていた「ABCフォト」の広告は、妖艶な女性の写真に変わった。さすがにヘアヌードではなく、服を着た姿を写したものだが、これで客が来なけりゃヤメる覚悟だ。果たして、オレの読みは見事に的中した。新しい広告を載せた雑誌が発売されるやいなや、事務所に間い合わせの電話が相次いだのである。
「ハタチの記念に写真集を作りたいと思ってるんですけど」
「来年、学校を卒業するのでその記念に」
「結婚前に、1人で好きなように撮ってみたくってえ」
もちろん、広告にはヘアヌードとはうたっていないので、お客は服を着た写真をイメージしている。ただ、オレにいわせれば、自分の写真集を作りたいとい~っ女は、服を着ていようがヘアヌードだろうが、自意識過剰には違いない。
ルイのサンプル写貢あまりイヤらしさがないせいか、事務所を訪れる女のほとんどが、外国に行ったら売春婦と問違えられそうな挑発的な服装をしてのこのことやって来た。事務所のソファに向かい合って座ると、ミニスカからはパンツが丸見え。しかも毛までハミ出させている女もいたりする。ルックスの悪い女に限ってコレだからかなわない。最初の打ち合わせではまず、客がどんな写真集を作りたいのかを事細かに聞いた。テーブルの上に、これ見よがしにサンプルのヘアヌード写真集か置いておく。すると、お客は自らそれを開き、必ず似たようなリアクションを見せた。
「へえー、こんなの作る人もいるんだスゴーイ」
「あ、これ?最近のコは大胆でね、ヘアヌード写真集を作りたいというコがたくさんいるんですよ。まあ確かに、フツーの服を着た写真ばかりだと薄っぺらい内容の写真集になっちゃうんで、多少の露出はあったほうがおもしろくはなりますね。プロが撮ると全然違いますから」
説明はしつこくならず、あくまでサラっと「ご希望ならば」という態度に留めておく。実際、相手が脱ごうと脱ぎまいと、払う金は変わらないのだから、ムリに押す必要はないのだ。その代わり、60点以上の女は皆タップリと視姦させていただいた。
いったい、オマエはどんな下着をつけているんだい。オッパイの大きさはどれくらいかよ。ヘアのカタチは?アソコの色はそんなコトを考えながら、撮影の日取りを決めていく。そして当日。撮影がスタートし、1時間も経てば、彼女らはオレの口説きのシャワーを受けることになる。
「もちろん、自分の好きなようにすればいいんだよ。でも、どうせなら本屋に並べても何の違和感がない写真集にしてみようよ。大勢の人が買ってくれると思うくらいさ。だってホラ、もう女優の顔になってるんだから」
まったくこっ恥ずかしくなるが、目を合わせて真剣な顔でこれを言われてマジにならない女はいない。ヌード志願者は別として、オレは
「こいつのハダカが見たい」と思った女のほぼ9割近くを脱がせていた。そして、脱がされた女のほとんどが焼き上がった現像を目の当たりにして目をまん丸くする。
「これってアタシ?ウソみたいに痩せてる」当たり前だ。プロがポーズを付け、ライティングをし、シャッターを押したんだからクオリティは、素人目にも全然違う。たいていの女は角度や照明だけで誰でもモデルみたいなスタイルになれるのだ。冗談じゃなく。ただ一度だけ、できあがった写真集を見せても「こんな太ってるのは私じゃないわ」と何度も撮影を申し込んできた女がいた。さほど太ってないのを見るに、自意識超過剰ってところだろうか。やっと製本にこぎ着けたのは5回目のことだった。もちろん、撮影料5回分はキッチリいただいてやった。
しばらくやっているとやはり新鮮味は薄れてくる。なんせスタジオにやって来る女のほとんどは、脱がせられるべくして来たようなタマばかりだ。脱がせる過程はそこそこ楽しめても、いざハダカになったら、股を大っぴろげてピースサイン。これじゃ、エロスもクソもあったもんじゃない。やっぱり人間、異性が見せる「ギャップ」ってヤツにいちばん興奮するのだろう。カワイイ顔してこんなにヤラシイのかよ。それがなきゃ、興奮は生まれない。30才を過ぎたオレがその事実に気づいたのは、不覚にも18才の冴えない少女との出会いがきっかけだった。
「あ、あの…。コスプレの写真集を作ってほしいんですけど、・・お願いできますか」
ある日、麻衣と名乗る女のコが事務所に尋ねてきた。何でも、自分で作った衣装が多くなったので、写真集というよりはカタログのようなモノを作りたいとのこと。
「コスチュームよりも写真集の方がきっとコミケで友達に自慢できるから」
実は、アニメを生き甲斐にしているような女が自作のコスプレ衣装の写真集を作りたいとやってくるケースは珍しくない。こういう女の普段着はだいたいが地味で、化粧っ気もなく、ビン底メガネ。そして、元の素材もしっかりブサイクだったりするので、ヌードなど勧めたこともなかった。ところが、麻衣の場合、服装こそチェックのネルシャツに地味なパンツ、汚いスニーカーといかにもなスタイルなものの、メガネの下から除くスッピン顔はまんざらブサイクでもない。タレントの酒井美紀にも通じるダサカワイサがそこはかとなく漂っている。こんな女でもコスプレをやるということはひょっとして露出願望が・・と考えてもみたが、肝心の裸がどうしても想像できない。
第一、冗談半分にサンプルのヘアヌード写真集を見せても全く無反応。ほとんどの女は恥ずかしがったり、目を背けたりして何かしらの反応はあるが、無反応というのも珍しい。こうして終始、暗い雰囲気で麻衣との打ち合わせは終わった。
1週間後にはスタジオでの撮影を決めたが、果たして彼女は来るのだろうか。たいてい、スタジオにやってくる女はこれでもかとばかりに化粧をし、お気に入りの服を持ってくる。中には前日に美容院やエステに行くという周到な女も珍しくない。しかし、撮影当日、麻衣は前に事務所に来たときと同じ、パンツにスニーカー姿だった。何かを期待しているオレがバカだったのか。
「今日はサクサクっと終わらせちゃいましょう」と、カメラマンも言う。そうだよな、こんなコじやなあとあきらめかかった瞬間、オレは目を疑った。コスチュームに着替え、更衣室から出てきた麻衣はまるで別人だったのだ。キューティーハニーのコスチュームに身を包み、髪はカツラを使っているものの元ヘアメイクのオレが見てもかなりの腕前だということがわかる。そして何よりもオレの目をクギ付けにしたのはパックリと開いたその胸元だ。プルンとした艶のあるラインがまるで白桃のようにも見える。「懐かしいなあ、いまだに人気あるんだねえ。キューティーハニーって」
「ああ、これ定番ですからあ」
「でもすごくきれいな肌でビックリしたよ。昨日はグッスリ寝れたでしょ?化粧のノリがばっちり」「うん、アタシ普段化粧してないからねー」
コスプレすると心も変身できるのか、麻衣は顔つきが変わり、すっかり陽気なギャルに変身、ポーズを取った。そうだ、このギャップだ。この意外性だよ、燃えてくるのは。
「ねえ、麻衣ちゃん。どうせなら下着でも撮影しない?コスプレのカタログには関係ないかもしれないけど、せっかくのいい記念になるから。ほら、ラムちゃんのコスプレみたいなもんでしょ」
例えは古いが、とっさに思いついた口説き文句で押してみる。と、麻衣は「じゃ、せっかくだしい」と、あっさりOKするではないか。
「でも、やっぱハズカシ」
男などとつぶやきながら、キューティハニーを脱ぎ始める麻衣。上下揃いの妙にツヤのあるピンクの下着がまぶしい。そしてそれから数カットを撮った後、オレはダメ元で声をかけてみた。
「下着、とっちゃダメ?いや、せっかくスタイルがイイのに下着だけじゃもったいからさ。麻衣ちゃん、オレ本気だよ。でもプロだから、絶対ヘンなふうにはしない」
恐る恐る口を挟んでみると、麻衣は無表情な顔で黙って下着を脱いだ。このコ、何かが欠落しているのだろうか。逆に慌ててしまうほどの素直さがまた痛々しくもいじましい。初めて露わになった麻衣のハダカは、ためいきが出るほど美しかった。張りのある形のよい乳房に、500円玉大の乳輪、枝豆サイズのピンクの乳首。やや茶色いヘアは薄目で、処理するほど主張してはこない。このまま押し倒してヤっちまうか。一瞬、そんなバカな考えが脳裏をよぎったが、脇にはカメラマンもいるし、「客に手は出さない」のが鉄則。が、しかし、このいきり立ったムスコはどうすればいいんだ・・
最初からヘアヌード写真集を目的に事務所にやってくる女はごくわずかだったが、今では逆転現象が起きるほどになった。とにかく皆、ハダカを撮られたいらしいのだ。
写真集を持参し「こんな感じでアートっぼくお願い」と涼しい顔をしていうブサイクなどまだカワイイ方で、印刷と製本だけウチに頼みたいという50才過ぎの夫婦が自分たちのハメ撮り写真を持ってきたり、若いカップルが結婚記念といってカメラの前でイチャついてセックスを始めそうになったり。まったく、みな好き勝手である。
それでも、「ボクも混じっちゃおうかな」くらいの冗談は飛ばしてみるが、3Pなど単なるヘルスのコースにしか思えないオレは、何の興奮も覚えない。恥じらいながらも肌をさらす女でないとチンポがピクリとも動かないのだ。そんなオレが密かに流行らせようと企てているのが出張ヘアヌード撮影である。最近では作りモノっぽい作風は飽きられる傾向にある。ならば、野外や客の部屋などで撮ったドキュメントタッチはどうだろうと思って始めた企画だ。まあ、1日女の部屋で撮影すれば、もっとこっちが興奮できるんじゃないかというだけのこと。サシで向かい合ってでねぶるように撮ってやればさぞかしイイ作品ができるに違いない。「客には手を出すな」というポリシーも、今度ばかりは守れそうもない。

素人のハダカが拝めて金までもらえるオリジナルアルバム撮影

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世に言うところのへアヌード・プロデューサーは、出版社と芸能プロダクションの間に入って女優やタレントをヌード、それもヘア丸出しにするのが仕事だが、同じ職を名乗るオレのはちょっと違う。
女優やタレントがヘアヌードになることで破格のギャラを手にするのに対し、オレが脱がせる女たちは自らカネを払って裸になる。あくまでもギャラをもらうのはオレの方。「私も江角のような写真集を作ってみたい」などとホザく素人女たちのワガママな願望が懐を満たしてくれるのだ。やるからには上をめざしそうと必死で仕事に打ち込んだ。結果、入店半月でマネージャー、1カ月で店長を務めるまでになった。
ヘルスの店長といえばフロントに座ってカネ勘定をしたり、新人の講習をやったりと、オイシイ仕事ばかりだと思われがちだが、実際は違う。周囲にオレを店長の座から引きずり落ろしたいと企む連中がゴロゴロいるのだ。そこでオレは、そいっらを逆に蹴落とすため、自分に対して忠実な女、それも稼げそうなイイ女を店に入れるべく、街頭で声をかけたり、テレクラに通ってはキャッチした女たちを店で働かせた。
その後、8年間、オレはこの業界に籍を置く。当然、女性観は180度変わった。それこそ昔は風俗で働く理由なんて借金苦や流れ者といった暗いイメージが付きまとったものだが、今じゃ高校出たての皿代がブランド品欲しさに平気で見知らぬオヤジのチンポをしゃぶっていやがる。ただ、女なんて皆こんなもんかと諦めがつくだけならまだマシだ。ほとんど毎日、講習やら何やらで店の女にチンポをしゃぶらせていたせいで、完全な不感症になっていたのだ。よほどのことでない限りコーフンしないし、チンポも反応しやしない。フェラチオの練習台になるためにむりやり勃起させることほど、ツライものはなかった。ヘアメイクの経験を活かして、店のアルバム撮影や風俗誌の撮影のときに女に化粧をしたり、髪の毛をセットしてやったり鶴するのも日課の一つだ。女というやつは髪の毛を触られながら「カワイイじゃん。いつもと全然、雰囲気が違うよ」などとホメ言葉を浴びせられると舞い上がってしまい、大胆になるものだ。
中には親バレや彼バレがコワイと言って雑誌掲載などを断固拒否する女もいたが「顔出しすれば指名がどんどん入るようになる」とオイシイ面ばかりを強調して口説くと、服を着ての撮影のはずが
下着になり、やがては全裸ヌードになっている。
不動産屋のオヤジさんが「いつしょに組まないか」と一層笹かけてきたのは、そんな取材現場でのこ
とだった。彼には当時、店の女たちの寮を探してもらうなど、いろいろと世話になっていた。たまたま書類を持って立ち寄ったオヤジさんが、オレがおだてて脱がせているところを目にし、興奮して耳打ちしてくる。
「なあケンちゃん。こういうのをお店のコだけじゃなくて、ホントの素人に作ってあげたらナンボか
金が取れんもんかね」
「ナニを言ってるんすか」
冗談混じりに返したが、オヤジさんはマジだ。
「知らんのか?最近、オリジナルアルバムとかなんとかが流行ってるってテレビでもいつとったで。
やろう、金はワシが出すで」
以前から「いっしょに何か商売をやる」とは話していたが、本気だったのか、このオヤジ。しかも、東京じゃあるまいし、素人相手にヌード写真集を作ろうなんて、お笑い草もいいとこだ。金まで払
って脱ぐ女がいるとは思えない。
「でも、素人のハダカが拝めて金までもらえるんだぞ。これ以上あるか?お店の.のハダカじゃも
うおもしろくないって言ってたろ
うに、ケンちゃん」
一度はあきらめたオレだったが、機材は空抑えるし、スタジオは手持ちの空き物件をなんとかすると強引に丸め込まれ、ヘルス店を僅輩に任せて渋々オヤジの誘いに乗ってしまった。これが「ABCフォト」(仮名)の始まりだった。値段設定は、A5版撮影代込みで1冊5万9千円。これなら素人女でもどうにか手が出せる額だろう。
あとは宣伝だ。手始めに、地元の情報誌や求人雑誌などに広告を載せた。
(作ってみませんか?世界でたった1冊、自分だけの写真集)広告は、あえて健全なイメージを出すため、子供やペットの写真で構成。とにかく、ヘルスの面接と同じで女が事務所にさえ来れば何とかなるだろうと踏んでいたところが、これが思わぬリアクションを呼ぶ。素人女がわんさか来ると思いきや、ふたを開けてみれば子供やペットの写真集の依頼ばかり。みんな広告を真に受けたらしい。
ったく、畜生どものために6万円近くも払う客の頭の構造は理解しがたいが、だからといって撮影依頼を断るわけにもいかない。楽勝のノルマ仕事と踏んでいた畜生どもの撮影は、正直言って神経がすり減るほどハードなものだった。赤ん坊はポーズを付けようにも泣いてばかりで言うことを聞かないし、動物にいたってはスタジオで走り回った挙げ句しやがる。が、客の前で殴るわけにもいかない。そんなわけだから、カメラマン側からも「やってられね-よ」と不満が漏れてくる。客とカメラマンの板挟みになっていたオレは、気遣いで倒れそうな毎日が続いた。このままではせっかく集めたスタッフも離れていってしまう。もう一度、雑誌に載せた広告をよく見直してみると、一つの打開策が浮かんできた。
女性ヌードのサンプル写真がないじゃないか。
そう、オレは致命的なミスを犯していた。広告を見た読者が世界でたった一つの自分だけの写真
集から、ヌード写真集のイメージを抱かなければ意味もない。
打ち合わせのために事務所へ来られても、サンプルがなければ皆怖じ気づいて、自分からヌードの話なんてできないはずだ。さっそく、かつてのヘルス店へ足を運び、話をつけた。そこは元店長、やはり頼るべきは自分のスカウトした女の子たち。さっそくルイという女子大生風俗嬢が、サンプルモデルを買って出てくれた。ただ、最初からヌードをほのめかしたりはしなかった。「たまには服を着たままで写真を撮ってみようよ」と口説いただけだ。
翌日の撮影日、ルイはド派手な赤いブラウスを着てスタジオに現れた。時間がないので、すぐに撮影に入る。
「よしっ、イイよっ。そう、その表情!ノってきたねえ」
この日が来るのを待ち望んだのだるえ誰よりもカメラマンがいちばん入っている。
風俗誌の取材に慣れているのか、ルイがシャッターを切られるたびにポーズや表情を変える。まんざ
らではなさそうだ。
「じゃ、上に羽織っているその赤いカーディガン、脱いでみようか。事務所のソファに向かい合って
座ると、ミニスカからはパンツが丸見え。しかも毛までハミ出させている女もいたりする。ルックスの悪い女に限ってコレだからかなわない。最初の打ち合わせではまず、客がどんな写真集を作りたいのかを事細かに聞いた。テーブルの上に、これ見よがしにサンプルのへアヌード写真集を置いておく。すると、お客は自らそれを開き、必ず似たようなリアクションを見せた。
「へえ、こんなの作る人もいるんだスゴーイ」
「あ、これ?最近のコは大胆でね、ヘアヌード写真集を作りたいという子がたくさんいるんですよ。
まあ確かに、フツーの服を着た写真ばかりだと薄っぺらい内容の写真集になっちゃうんで、多少の露
出はあったほうがおもしろくはなりますね。プロが撮ると全然違いますから」
説明はしつこくならず、あくまでサラリと「ご希望ならば」という態度に留めておく。実際、相手が脱ごうと脱ぎまいと、払う金は変わらないのだから、ムリに押す必要はないのだ。
その代わり、90点以上の女は皆タップリと視姦させていただいた。いったい、オマエはどんな下着を
つけているんだい。オッパイの大きさはどれくらいかよ・ヘアのカタチは?アソコの色は暇そんなコトを考えながら、撮影の日取りを決めていく。
そして当日。撮影がスタートし、1時間も経てば、彼女らはオレの口説きのシャワーを受けることになる。
「もちろん、自分の好きなようにすればいいんだよ。でも、どうせなら本屋に並べても何の違和感が
ない写真集にしてみようよ。大勢の人が買ってくれると思うくらいさ。だってホラ、もう女優の顔になってるんだから」
まったくこつ恥ずかしぐなるが、目を合わせて真剣な顔でこれを言われてマジにならない女はいない。ヌード志願者は別として、オレは「こいつのハダカが見たい」と思った女のほぼ9割近くを脱がせていた。そして、脱がされた女のほとんどが焼き上がった現像を目の当たりにして目をまん丸くする。
「これってアタシ?ウソみたいに痩せてるぅ」
当たり前だ。プロがポーズを付け、ライティングをし、シャッターを押したんだからクオリティは、
素人目にも全然違う。たいていの女は角度や照明だけで誰でも神田うのみたいなスタイルになれるのだ。冗談じゃなく。ただ一度だけ、できあがった写真集を見せても「こんな太ってるのは私じゃないわ」と何度も撮影を申し込んできた女がいた。さほど太ってないのを見るに、自意識超過剰ってところだろうか。やっと製本にこぎ着けたのは5回目のことだった。もちろん、撮影料5回分はキッチリいただいてやった。脱がせられるべくして来たようなタマばかりだ。脱がせる過程はそこそこ楽しめても、いざハダカになったら、股を大つぴろげてピースサイン。これじゃ、エロスもクソもあったもんじゃない。やっぱり人間、異性が見せる「ギャップ」ってヤツにいちばん興奮するのだろう。カワイイ顔してこんなにヤラシイのかよ・それがなきや、興奮は生まれない。
オレがその事実に気づいたのは、不覚にも冴えない少女との出会いがきっかけだった。
「あ、あの…。コスプレの写真集を作ってほしいんですけど…お願いできますか」
ある日、麻衣と名乗る女の.が事務所に尋ねてきた。何でも、自分で作った衣装が多くなったので、
写真集というよりはカタログのようなモノを作りたいとのこと。
「コスチュームよりも写真集の方がきっとコミケで友達に自慢できるから」
彼女は、蚊の泣くような声で話してきた。実は、アニメを生き甲斐にしているような女が自作のコスプレ衣装の写真集を作りたいとやってくるケースは珍しくない。こういう女の普段着はだいたいが地味で、化粧っ気もなく、ピン底メガネ。そして、元の素材もしっかりブサイクだったりするので、ヌードなど勧めたこともなかった。ところが、麻衣の場合、服装こそチェックのネルシャッに地味なパンツ、汚いスニーカーといかにもなスタイルなものの、メガネの下から除くスッピン顔はまんざらブサイクでもない。タレントの酒井美紀にも通じるダサカワイサがそこはかとなく漂っている。こんな女でもコスプレをやるということはひょっとして露出願望が…と考えてもみたが、肝心の裸がどうしても想像できない。
第一、冗談半分にサンプルのへアヌード写真集を見せても全く無反応。ほとんどの女は恥ずかしがったり、目を背けたりして何かしらの反応はあるが、無反応というのも珍しい。こうして終始、暗い雰囲気で麻衣との打ち合わせは終わった。
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