ぽつりぽつりと雨が降っています。窓に重なるいくつもの水滴。高田馬場のルノアール。店内は、じめりじめりとしております。
「町田、またトークイベントをやるらしいやないか」
本日2杯目のアイスティーを空にしながら編集長が言います。そう、この不肖・町田足土。今年の2月にやったトークライブが思いのほか好評だったので、もう一回やろうと企てているのです。
「で、今回はどんな内容なんや?」
「前回もやったんですが、ハメ撮りの方法とかですかね。あとボクってハメ撮った映像をアイドルのBGMに乗せて編集するのが趣味なので、そんな映像を流したりすると思いますよ」
「はー。しかし援交で会った女もよく撮らせるもんやなぁ。撮影はかなりハードル高いやろ?」
「うーん、慣れてしまえば、誰でもハメ撮りできると思うんですけどねぇ。しかも編集は、もともとパソコン(マッキントッシュを使っています)に入っている『iMovie』で簡単にできますから。楽しいですよ。言ってみれば自分オリジナルのAVですからね」
「うーん、読者も、そういうオリジナルなAVを作ってみたいって気持ちはあるやろうけどな。やっぱりハメ撮りは、普通の男には無理やない……」
突如、一点を見つめ黙る編集長。どうしましたか? 寿命?
「それや! フーゾクや!」
目をカッと見開き、まぁまぁ大きな声で叫ぶ。ルノアール中の客たちの視線が一斉にボクたちに注がれる。
「エンコーでハメ撮りがでけへんなら、〝動画撮影OK〞のフーゾクに行けばエエやないか!店なら思い通りの動画が撮れるやろ! 今回のテーマは『動画撮影OKの店なら、思い通りのオリジナルAVが作れるのか?』コレで行こう! 町田よ、思いっきりエグいAVを撮ってくるんや! そしてそれをオレに見せてくれや!」客たちの冷たい目線。毎月毎月、なんでこんな辱めを受けなくてはならないのでしょうか。死にたい。
……と、いうわけで今回のテーマは「撮影OKの店での撮影プレイ」です。たしかにエンコーでハメ撮りするのは難しい。でも、デリヘルなどで撮影オプションがある店なら、かなり思い通りの撮影ができるはずです。
……でも、今のご時世、動画撮影OKの店なんてあるんでしょうか……?
そんなわけで、まずはネットで動画撮影OKの店を探してみます。……しかし、探してみてすぐにわかりました。撮影オプションがある店はたしかにあります。でも、そのほとんどが「顔の撮影なし(アゴから下)」「アイマスク着用での撮影はOK」といったもの。そう、いわゆる〝顔出し〞はNGなのです。
中には「顔出し撮影OK」という店もあるにはあったのですが、その際「顔写真入りの身分証明書の提示とコピー」が必須だったりもするのです。
……まぁ、その動画をネットに流されたりする危険性もあるわけですから、当然といえば当然なのですが……、でも個人情報を教えるのはハードルが高いです! もし、その店から顧客リストが流出したら、「動画撮影コースの客一覧」というアグレッシブなファイル名とともに、自分の身分証がデジタルの海に流れ出すわけですから。超怖い!うーん、でも普通に考えて、「顔出し撮影はしたいけど、こっちの個人情報は一切出したくない!」という主張は通るわけがありません。ここは観念して、身分証を提示するしかないようです。はぁ〜〜。
「え? 町田さん。あの店、知らないんですか?」
ボクがそんな悩みをつぶやいていたら、知り合いのTさんが目を丸くして言いました。このTさんは、会社を経営していて、社会的地位がまぁまぁある人。そのため「信用できる安全なフーゾクにしか行かない」という慎重派なフーゾク好きなのです。しかも「動画を撮ることに興奮を覚える」というボクと共通の性癖を持つ方で、とても信用できる人物だったりします。
「いや、フーゾクに詳しい町田さんなら当然知ってると思いましたよ。渋谷の『M学園』っていうデリヘルですよ」
「あ〜、有名店ですよね。名前はもちろん知ってます。っていうか、7〜8年前に1回くらい行ったことありますね」
「実は、ここ1年ちょいくらい前から『AV男優コース』というコースができまして。女のコの顔撮影OKで、しかも身分証提示なしっていう、すんごいサービスを始めたんですよ! これ、ハンパないですよ!」
そう言って、スマホで撮影したプレイ動画を見せてくれました。カメラ目線で、制服姿の美人がガッポリ根元までくわえてるではありませんか!
「しかもこの店、かなりレベルが高いので、自分は、月に4〜5回は行っちゃいますね。もう20人以上は撮影しましたよ」
……この連載のタイトルは
『フーゾク噂の真相』。
そう、風俗連載です。それなのにここ1年、エンコーの噂の真相ばかりを検証していたため、有名店のオプションが増えたことをまったく知りませんでした。
「しかもこの店の子たちって、女の子によっては、客とプライベートで会って、ハメ撮りされてる子もいるんですよ。まぁ自分は外で会うのはリスクが高いのでやりませんけど、本人たちに聞いてみると、そういう子がけっこういるんですよね」
すごいじゃないですか! 身分証もナシで動画も撮れて、さらにプライベートでもハメ撮りセフレを見つけることもできる? なんて店だ! ガンダーラ!
Tさんの助言通り、『M学園』のサイトを見てみると、たしかに「AV男優コース」がありました! 60分で2万6千円。75分は3万円と、けっこうな値段です。でも、身分証なしで顔撮影アリなら高くないですよ! しかもこの「AV男優コース」には、即尺、即アナル舐めも付いているんです。さらに、この店は制服プレイがデフォルトなので、制服コスプレはタダなのです。……いやいやいや、全然高くないよ!
しかもTさんの言っていた通り、サイトに載っている女の子たちのレベルがメッチャ高い!顔撮影OKというだけあって、モザイクゼロの写真がズラリと並んでいます。この店、8年前に利用したときは、こんなんじゃなかったのに!東京ってすごいことになっています!!
しかも、サイトを見ていたら、ボクの好みにドストライクな女の子を見つけてしまいました。Yちゃん20歳。現在はカープの緒方孝市監督の奥さんになっている、元グラビアアイドルの中條かな子似!(ちょっと懐かしめ)しかも身長は161センチでバストが85のEカップ。しかもウエスト57、とオッパイが大きいのにスレンダー! コレはレベル高すぎです! この子、いいねぇ。
AV監督としてのクリエイティビィティをくすぐってきますよ!!
しかしプロフィールを見て愕然としました。なんとYちゃんは「プレミア生徒」らしく、基本金額にプラス4千円かかるらしいのです! ちょ、ちょっと待って! 75分で入ったとして、「AV男優コース」が3万円。ネット指名料と交通費(合わせて3千円)。その上にプラスでプレミア価格4千円が加算されるわけでしょ?
つまり3万7千円!? これにホテル代も必要だから……4万円超えるじゃん!!!これは高すぎる! なんとか1000円でもいいから安くはならないものかしら……。
そんな気持ちでサイトを隅々まで調べると、なんと「激アツ割引」というタグを見つけました! 頼む、安くなってくれ!祈るような気持ちでクリック。するとそこにはこんな文字が!
「『イベントを見た』と伝えると+プレイ時間15分もしくは、1000円の割引をさせていただきます!! 大変お得なイベントになります!」
15分プラスか1000円割引??? いや、たしかに「1000円でも安くなってくれ」と神に祈りましたけど、75分が90分になるんだったら、当然プラス15分を選ぶでしょう! こちとら監督よ? 撮影時間が伸びることがなによりも大切なのよ?
と、いうわけでございまして、4万円を払う覚悟もできました。さっそく『M学園』にお電話電話。もしもし〜。Yちゃんを指名したいんですが〜。「はい、Yちゃんでしたら本日の夜8時からご案内可能です。何分コースをお考えですか?」
「『AV男優コース』で75分で。あと激アツ割引でプラス15分でお願いします。ホテルは新宿あたりのホテルを考えています」
「承知いたしました。合計90分で、モロモロ含めまして3万7千円となりますね」
3万7千円。こうやって直で値段を聞くとやっぱり高い! 奥歯をギュッと噛む。あ、そうそう一応聞いておこう。
「あの、普通、女の子の顔出し撮影アリだったりすると、身分証の提示があったりするじゃないですか? そういうのは……」
「はい。当店は、とくに身分証などは確認いたしません!」
ホンマや! Tさんの言っていた通りです! この街は、なんて素晴らしいのでしょう。東京! 東京! 東京!
さて現在、不肖町田は歌舞伎町にある激安ホテル(120分3千円)にやってきております。そして、ホテルのドアスコープにカッチリとスマホのカメラを当てております。
……そう、実はこうすると、ドアスコープから覗いた映像がバッチリ撮れるのです。みなさんもお試しあれ!
……で、なんでそんな映像を撮っているかというと、今回、町田足土監督が撮影する作品は、「デリヘル嬢、堂々撮り」。そう、「隠し撮り」ではなく、堂々と撮るのです。なので、部屋にやってくるシーンをしっかりと押さえたいのです。そう、女の子がやってきて、コンコンとノックした瞬間に撮影しても遅いのです。しっかり訪れるシーンを撮らなくてはならんのです!
ですから、到着時間が近づいてきた頃から、ずっと扉のドアスコープにスマホをあてがいつつ待っております。もうこの体勢のまま待ち続けて10分。足がしんどくなってきました。でも、これぞクリエイティブ! あの大監督・黒澤明だって、きっとボクと同じように待ったことでしょう。
さらに10分が経過。
おや? 廊下をコツコツと歩いてくる音がしました! 来た! スマホで録画スタート!ポチッ!
じっと息を殺し待っていると、スマホの画面に映し出されたラブホの廊下の下手から、スッと女の子が現れました。Yちゃんです。茶髪のロング。ちょっとギャルっぽい感じのワンピースに白いカーディガン。おもむろに扉に手を伸ばします。
コンコン。ノックノック。一瞬待つ。Yちゃん、なんともいえない表情です。ドキドキしているようでもなく、「お客さん、どんな人なんだろう」と考えているようでもない。ただの無表情。長いことフーゾクで働いているのでしょうか。なんの期待も不安もトキメキもない表情です。こういったスキのある顔もバッチリ撮る。これぞリアルなのです!
ガチャ。スマホをかまえたまま扉を開ける。Yちゃんと目が合う。ニコッと笑う。さっきまで完全な〝無〞だったのに!
「……えへっへっへへ。最初から…?」
笑顔でスマホのカメラを見ながら部屋に入ってくる。うーん、残念ながら中條かな子には似ていませんでした。しかもブルーのカラコン。マジかー、ただのギャルじゃんか。ガックリンコ。でも、そのままカメラを構えつつ撮影を続行します。
「え〜。AVかっ!(笑)。はじめまして。お店に電話しちゃいますね?」
そう言って、床にしゃがみ込み、電話をかけはじめるYちゃん。なになに?? 電話よりも前に即尺じゃないの? ちょっとイラつきながらも、待つこと数分。電話が終わったところでいよいよ即尺です。
「じゃあ、おちんちん舐めてよ」
「あ、はい。お風呂入りましたか?」
……はい、来ました! この店も「即尺と言いながら、あらかじめ風呂に入っておく」という偽即尺です。ここで「店から説明なかったんだけど?」と言ってもいいんですが、そこから言い争いになっては気持ちよくプレイができなくなります。偽即尺にハラワタ煮えくり返っていますが、ここは大人の対応をすることにしましょう。
「うん。お風呂入ったよ(昨日)」
「あ、じゃあ、はーい」
そう言うと、Yちゃんはしゃがんだままの体勢でボクの下半身ににじり寄ると、カチャカチャとジーンズのベルトを外しはじめます。床に正座しながら、ペロンと出したティンコをパクリといきました。じゅぷ、ジュプ……ジュプ……。
奥深くまで入れ込んできます。いいじゃないか。悪くない。悪くないぞ。
「カメラ目線したまま、前後に動かして」
「タマを一個、口にふくんで口の中でコロコロしてごらん。目線はカメラだよ?」
「タマとタマの間から、べぇ〜〜ろ〜〜おんって舐めながら上がってきて。そのまま亀頭をパックリくわえ込んで。その間、ずっとカメラ目線だからね」
そう言って、あくまでもカメラ目線のまま濃厚なフェラを繰り返させます。二重のパッチリとしたカラコンの瞳が、表情なく、じっとカメラを見ています。
そのまま、今度は立ち上がらせてワンピースをめくります。ベージュのパンストごしにピンクの下着。ほほう。悪くないカラーリングですよ。ストッキングを太ももまで下げ、ピンクのパンツを横にズラして右手の中指をはわします。ぬるり。あれ? もう濡れてんじゃん?
「……んん……」
中指をぬっぽりと入れると
「あぁ…ん!!」と小さく叫ぶ。そのまま持っていたワンピースのすそで顔を半分隠すYちゃん。
……え? マジ?
なんと、めくり上がったワンピースから覗いたのは、軽く縦に線が入るほどに引き締まったお腹とくびれ。そしてバインバインにブラの中に詰まったオッパイ! そういえばサイトにはEカップって書いてありました! 顔はサイトの写真とは違ってたけれど、ボディのほうは正直に申告していたようです。くぅ〜〜〜、たまんない身体!スレンダー&グラマラス! イヤッホー!
ブラをズラして、ちょっと色素が薄い乳輪と乳首に吸い付く。チュッバーー!!!
「ああぁーー……気持ち…あぁああ……」
ちゅっぽん。口から乳首を出すと、キレイにビン勃ちしている乳首。素晴らしくエロい! しかもこんなエロいプレイがボクのスマホの中にガンガン取り込まれているという事実! いやぁ〜、全国の皆様! 撮影快調です! 東京に来て4万円払えば、だれでもデキちゃうことなんですよ、コレ!
さて、たっぷりと私服でのプレイシーンを撮影した後は、いよいよ制服です。白いワイシャツにバーバリーのような、黄土色と黒と赤のチェックのスカート。そして紺のハイソックス。ワイシャツの奥に、ピンクのブラが透けていて良い感じです。
じっとカメラを見つめる視線が、さっきからずっと無表情です。いや、無表情というか、「おっさん相手に援交させられてるギャルの女子高」っぽくて、かなりそそります。中條かな子ではなかったけど、コレはコレで最高なんじゃないの? っていうかYちゃん、20 歳でも制服全然イケるよね。現役感ありますよ。……アレ、今年
20歳になる感じで、まだ19歳だったりするのかしら?
「Yちゃんって今、いくつなの?」「あ、24です」
えええええええええええええ???? マジかよ??! うわー! あっという間にモチベーションが下がったわー。最近、エンコーで18歳〜20歳までしかヤッてこなかったから、24歳に4万円って値段がヤル気なくなるわー。そぐわー。ヤル気そぐわー。
制服姿でフェラされながらも、なーんか心は冷めていくボク。すんごい制服似合うし、オッパイも大きいし、フェラも良い感じだけど24歳だもんなー。
「っていうか、Yちゃんって、この店に入ってどのくらいなの?」
完全なる受け身でフェラをされながら、なんとなく聞いてみます。
「……(ちゅっぽん)一週間です。
でも、その前の店では半年くいやってました(ぱくっ)」
「あ、そうなんだ。前の店でも動画を撮られたりしてたの?」
「……(ちゅっぽん)してないです、してないです。最初は抵抗あって、撮影のオプションはNGにしてたんですよ。でも、3日目に店のスタッフさんに『撮影OKにしたほうが稼げるよ』って言われて(ぱくっ)」
「でも、怖くないの? お客さんが動画をネットに上げたりするかもしんないじゃん?」
「……(ちゅっぽん)あ、でもスタッフさんが『今まで一度も、そういうことはなかったから大丈夫』って言うんで(ぱくっ)」
いやー、それはどうだろうか? 絶対にこの広いネットのどこかで流出してると思うんだけどなー。それにしても、答えるたびにティンコを口から出してしゃべるのがちょっと面白いなぁ。モチベーションが下がっていても、フェラをされていればティンコは硬くなるもの。ガッチガチになったところで、とりあえず本番を狙ってみましょうか。
エンコーでのハメ撮りとフーゾクの撮影オプションの大きな違いは、セックスができるかできないか。もし、このまま本番ができれば、ほぼエンコーと違わないですもんね。
「じゃあ、一度寝てみて」
そう言って、Yちゃんをベッドに寝かし、足を開かせてティンコをムァンコにセットします。カッチカチのティンコをムァンコの入口に、ぺたんこぬらーぺたんこぬらーと、なすり付けます。
「………………」Yちゃん、撮影中のスマホのカメラをじっと見ています。
今、ボクが行なっているのは、あくまでも〝素股〞です。しかしここからゆっくりとティンコの角度を立てていき、ムァンコに差し込んでいくのです。そぉ〜れ!腰をクイクイと動かし、ムァンコの先にティンコを入れる。頭から2センチほどムァンコに埋まっています。
「……ん」
小さな声を出すYちゃん。そこでボクは、ガチガチのティンコのサオ部分を手で擦り、「あー気持ちいい……」とつぶやきます。そう、あくまでもこれは
「亜流の素股」なのだ、という雰囲気を醸し出しているのです。そうこうしているうちに、生のティンコはYちゃんのムァンコに半分ほど入っております。亀頭? あぁ、奴なら随分前に店の中に入っていったぜ。
「あー……気持ちいい。素股、気持ちいい。痛くない?」
「……、ん、ちょっと、痛いけど、ん……そこまでは……」
素股ならば痛いわけがありません。痛いのは、ボクのガッチガチのティンコが入っているからですね。さぁ、そろそろ根元までズッポシいっちゃおう! そうすれば、完全なるセックスシーンが撮れちゃいますからね! せぇーの!
「… … 入れちゃダメですよ……」
突然、真剣な目でボクを見るYちゃん。え? 半分まで入ってて、なにを言ってるの? 狂ったの?
「うん、大丈夫、入れないよ」
「……っていうかさっきから入っちゃってるじゃん……」
「いや、素股だよ」
「ダーメ」
そう言って、腰をグイっとヒネる。すると、ティンコがスポンと抜ける。え? なに今の?簡単に抜けた! 忍術? くノ一?
「じゃあ、ちゃんとゴム付けるから」
「ダーメ」
「入れたら1分くらいでイッちゃうから」
「ダメだよー(笑)」
声は笑っていますが、目はずっと変わらず無の表情です。っていうか、目がメッチャ怖い!24歳、怖い! ズッポシと奥まで入れるのはあきらめるしかないようです。
「じゃあ、さっきみたいに、入口に当てて擦るからさ。それならいいでしょ?」
「うん、それなら」
入口にぺたんこぬらーと擦り付けるところからはじまり、2センチ、亀頭部分、そして半分まで進んだトンネル開通は入口に逆戻り。結局、亀頭をムァンコの入口にハメながらシゴき、最後はお腹に射精。う〜〜ん、な〜んか微妙なフィニッシュでした。
「だからいつもはさ、エンコーした相手のことを撮らせてもらってて、その映像を編集して作品作りをしてるんだよね」
「なんで、そんなことしてるんですか?」
「趣味だよね。別に誰かに見せたり売ったりはしないんだけどね」
射精後、シャワーを浴びたあとで、ベッドに横になりながらハメ撮りトーク中です。Tさんが言っていた「プライベートで会って、動画を撮らせてもらえる仲になる」というミッションに挑戦中です。24 歳という年齢が気になりますが、見た目はギャルJKなわけですから。まぁ、口説いてみることにしましょう。
「作品って……その動画って、どんな感じなんですか?」
「オレの今の作品作りは『アイドルとセックス』っていうテーマなんだよね。アイドルの子も、エンコーとかする子も、同じくらいの年齢だったりするし、同じくらいにカワイイコもいるんだよね。だからアイドルもエンコー娘も、そんなに大差ないと思うんだよ」
「へー」
「だからエンコーしたコのハメ撮り映像に、アイドルの曲をBGMみたいにくっつけて、アイドルのPVみたいにしてるんだよ。まぁ、今、このスマホの中に映像が入ってるから、観てみる?」
「あ、観たいです」
……よし、かかった!
これまでのボクの経験で言うと、ハメ撮りをイヤがるエンコー娘にボクの作品である「ハメ撮りPV」を見せると、「え!なんかすごいかも。私も撮ってもらいたいかも!」と、意見を180度変えたりするケースが多いのです。そう、この映像さえ見せてしまえば、Yちゃんもプライベートハメ撮りさせてくれることでしょう。イザ・再生!ラブホの部屋中に曲が流れ出す。スマホの画面からは、ポップなアイドルソングに乗ってハメられているエンコー娘たち。どうだYちゃん! 「私もPV作ってほしいかもしんない」って思っちゃうだろ!
「……私、エンコーとかしたことないんですけど、生なんですか?」
え? なにを突然? あぁ、今流れてた女の子が生でヤッてたからか。
「いや、生とは限らないよ。ゴムの子もいるし」
「これって、大体、いくらくらいもらえるんですか?」
「あー、人によるけど、大体2万円だね」
「……え?」
黙るYちゃん。部屋中に響く、ポップなアイドルソング。
「あ〜〜〜……そんなカンジなんですか。私、エンコーって10万円とかもらえるのかと思ってました。その上で撮影だから、15万円とか、そのくらいなのかなって」
「いやいやいや(笑)。エンコーは今、1万5千円から2万円が普通だよ! 撮影してもプラスはしないよ」
「あーー……そうなんだぁ。この子たち絶対にフーゾクやったほうがいいですよ。モノの値段を知らなすぎる……」
モノの値段? なにその言い方! 女なんてのは2万円くらいだよ!
「……あ〜〜、でも、エンコーだと相手を選べるしさ。フーゾクは選べないじゃん?」
「うーん、でも逆を言えば、エンコーって危険な人と遭遇することもあるじゃないですか。フーゾクだったら店が守ってくれるし」
……なんか雲行きが怪しいぞ。まぁ、Yちゃんが言うのは、その通りなんだけどもね。このテンションで否定されちゃうと…
…プライベートでは会えたりしないよね。
動画も終わり、一切黙ったままのYちゃん。恐る恐る聞いてみます。
「……ちなみに、一応聞くんだけど、店とは関係なしで別の日に会って、ハメ撮りさせてもらえたりはできないかな?」
「え? それはいくらもらえるんですか?」「……まぁ、2万とか?」
「ハァー……ハハッ」
え? なに今の? ため息からの苦笑?
「まぁ、私は無理ですねー。他の子でも、普通10万円とかだと思いますけど」
いやいやいや、モノの価値を知らないのはお前だよ! なんだ10万って!!!
「あと、店で撮影したものって、やっぱりお店の人が怖いから、お客さんも映像をネットに流したりはしないじゃないですか。でも個人だったら、普通に流したり売ったりしそうですよ。そういう意味ではお店は守ってくれてるから安心だし」
いやーー、この『M学園』、全然守ってくれてないからね? 「身分証なんて見せたくない!」
って言ってたボクが言うのもなんだけど、身分証のコピーは取っておかないと、店は女の子を守れないからね! スタッフが
「今まで悪用されたことはない」なんて言ってたかもしんないけど、絶対に動画とか売られてるに違いないからね!
││思わず、そんな言葉が出掛かった。しかしゴクリと飲み込みました。だって、こんな素晴らしい店を失くしたくはないから。結局、残りの時間で、もう一度ムァンコに亀頭を入れての手コキ。まぁまぁの気持ちよさでしたとさ。つるかめつるかめ。