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なにより来る客は身元確かなオジさまばかりだ。もちろん私、翌日も予定どおり、午後7時に出勤した。「おはようございます」と挨拶をしながら店に入ると、今日はボックス席で早くも2人連れの客が突き出しの小鉢を突ついていた。やっぱり客商売は客がいないと始まらない。なんだか店全体が活
気づいている。カウンター奥の厨房からママが出てきて、「一服したらお客さんについてね」と私に
耳打ちした。なんでもあの2人連れの客は建築関係の中間管理職らしい。タバコをふかしつつ密かに彼らを観察するが、特に金持ちそうにも見えない。想像するに、接待場所を探す役割にある彼らが、それを役得として下見に来たってとこじゃないかな。
「はじめまして」
ダテに昔オミズをやってたわけじゃない。満面の笑顔で挨拶し、空いてる席に腰掛ける。
1人で彼らの話相手&料理の取り分けを引き受けていたリカちゃんがホッとした表情で、
「これでタラバガニの足をむいてね」と、小さな枝切りバサミのようなものを私に手渡した。よく見れば、テーブルの上にはタラバガニの他に刺し身や焼き貝など、なかなか豪華な料理が並んでる。おいしそう。ってノー天気にお腹を鳴らしてる場合じゃない。聞けば、2人連れは会社の先輩後輩で、2人とも40代とのこと。私の隣に座っている方が老けて見えるので先輩かと話を振れば、後輩だって言うんだからサラリーマンの年齢ってわかんない。この2人、果たして店外デートを希望するのだろうか。そんなことを考え、緊張する私に「お腹減ってるんでしよ、食べなよ」なんて料理をすすめてくれる後輩クン。つられてビールを飲んだりカニを食べたりしてるうち、4人分のイクラご飯とお味噌汁が運ばれてきた。これでコース料理の方はすべて終了らしい。
「片付け手伝ってくれる?」
ご飯を食べ終えた私にリカちゃんが声をかけてきた。彼女に付いて厨房に入って皿やグラスを洗うが、顔をひつつけ合わせるようにヒソヒソ話をしているママとサラリーマンたちが気になって仕方な
い。やっぱり、この後のことを打ち合わせてるんだろうな。チラチラとボックス席の方をうかがいつつ後かたづけをしていると、ママが近づいてきた。
「美奈ちゃん、お客さんと行ける?」
行けるとは、やっぱエッチか。
「あの、私の相手はどっちですか」
「隣に座ってた人」あの天然パーマの後輩クンか。性格的には問題ないけど、ルックスで言えばアウトゾーンてとこかな。ま、でもここでダダをこれるほど子供じゃないもんね。ホント言えば店を出る前に、いくらもらえるのかハッキリ交渉したいが、ママの手前そうもいかない。
「帰り支度が済んだらリカちゃんと一緒に外に出てね」
ママに言われるまま、バッグを片手にリカちゃんの後をついて店た。ドアを出たリカちゃんは、一般客用のエレベーターを使わず、非常扉の向こうにある従業員エレベーターで下に降りる。あくまで
「自由恋愛」を貫くため、客とは別々に店を出てビルの下で偶然、会ったというシチュエーションを
作り出すらしい。
「ゴムは絶対に着けてもらって、イヤなことはイヤってハッキリ言っても大丈夫だから」
エレベーターの中でリカちゃんが忠告してくれる。彼女はホテルに行くのに微塵の疑問も抱いてないようだ。
「ねえ、エッチしたくない客にNG出したことある?」
「ないよ。別にヤだったらイヤでママに言えば大丈夫だろうけど、私は断ったことない」
そうだよね。NG出したら何時間働いても3千円しか手元に入らないんだもんね。ビルの前で建築2人組と合流し、自然にホテル街を目指して歩く。適当なとこでカップルになって左右に分かれ、ラブ
ホテルヘ。私と天パーが入ったのはちょっと小ジャレたホテルで、部屋に入ると同時にプロモーションビデオがテレビ画面に映る。門限なのとかテキトーに言い訳してさっさと済ませて帰るのが賢いやり方だよ、とリカちゃんからアドバイスを頂いたものの、天パーは「ビールでも飲みながら話そうよ」などと呑気なことをいい、シャワーを浴びに行く気配もない。なにやら1人でロマンチックなムードに酔っていたらしい天パーは、私がお金の話を持ち出したのがお気に召さなかったようで、露骨に不機嫌そうな表情を浮かべた。案の定、天パーが財布から出したのは、ちょっきり2万円だけ。
タクシー代のことを言うと「帰りに渡す」とさ。まったく、こすいオヤジだ。
1時間ほどして、やっとこさ天パーのゴルフ談義が終わったとこでそれぞれシャワーを浴びる。
あーあ、マグロなエッチは楽でイイよ。そう思った私がヌルかった。お店でもホテルでも結構な酒を飲んだ天パーのエッチは、チョー乱暴。おっぱいを力まかせに鷲づかみした揚げ句、おちんちんを入れてからもなかなかイカないもんだから、正常位でしてみたりバックでしてみたり。慌ただしく体位を変えまくって落ち着かないったらありやしない。インサートしてから座位で繋がっている天パーの体がベタベタと汗ばんできて気色悪い。しかも、なかなかイかずへ早くイッてよと、逆ギレ寸前の私。天パーは再び私を四つん這いにすると、ズコズコおちんちんを出し入れする。
「痛いっつーの!」
たまらず枕を拳でガッンと殴る私。でも天パーは見ざる間かざるを決め込んでいる。まったくムヵック野郎だ。そんなわけで天パーが出した後は、1人でとっととシャワーを浴びに行き、さっさと帰り支度を整える。もちろん、あんなセックスをしておいて里奈ちゃんのこと好きになっちゃったらどうしよう」なんて無神経なことを言う男は放ってきましたよ。タクシー代3千円はもらってね。
けど、あんなセックスしてて、よく奥さん逃げないよなあ。男女の仲ってホント不思議。