0060_20181108223920e55_20191006101048f94.jpg0061_20181108223921249_201910061010506db.jpg0062_20181108223922fec_2019100610105103c.jpg0063_20181108223924ab6_20191006101053bc2.jpg0064_2018110822392530c_20191006101054111.jpg0065_20181108223927872_20191006101056d26.jpg0066_201811082239285b1_201910061010575f1.jpg0067_20181108223930e90_2019100610105931e.jpgクリスマスだからといってジャンジャン鳴っているとも思えないし、時間も遅すぎる。しかし私には他に行き場がなかった。寒さに震えていた私には、その看板がおいでおいでと手招きしているように見えた。入店すると、客は私1人。夕方にはたくさんいたらしいが、今はとにかく1人。寂しいもんだが、コールは取り放題だと勧められて個室へ。案の定、鳴らない。ようやく1本目のコールを取ると、その女はこんなことをのたまった。
「ワタシ、おしゃれな人が好きなの。ブランドが好き?」
「何だよ、それ」
「いかにもサラリーマン。大っ嫌い。バーカ」
この言われようはどうだ。そりゃ、イヴの夜にこんなところにいる私も私だが、お前はどうなんだ。こんな冷やかし電話を入れねばならぬほど心が病んでいるお前は。そんな中、暖かくなって安心したのか、クロはカゴの中で小便をしてしまったようで、独特の匂いが狭い個室内に充満してきた。匂いに耐えきれすテレクラを出ると、深夜2時。近くに公園を見つけたのでベンチに腰かけタバコを一服。カゴを開けるとクロがひょこりと顔を上げ、そのまま外に出てきた。