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町中が特殊風俗の深セン買春ツアーエロ紀行

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香港在住の優秀(?)な商社マンにして、「裏モノ」の熱狂的ファンだという奇妙な日本人読者から、編集部宛てに1通のEメールが届いた。現地のミュージックショップで手にしたフリーペーパーをぱらぱらめくっていると、そこに不思議な広告が載っていたという。
「深センエッチツアー」日本語で書かれた広告の主は、〈スチュワート〉なる英語名を名乗る香港人。問い合わせてみたところ、彼は香港に住む日本人駐在員を率いて、中国・深センへの買春ツアーを不定期に開催しているのだそう。
「……ということですので、ぜひ裏モノスタッフの方、調査してください。」
自分で参加しないところが、まだまだ愛読者らしからぬ彼である。こういうときはまず下見ぐらいしておけよ。ま、それはさておきこの情報、なかなか興味をソソられる内容ではないか。
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香港人の企画する深セン買春ッァーなんて、ずいぶん楽しそうである。中国・深坦とは、香港のすぐ真北に位置する町で、19?0年代後半から、中国政府が一部地域(経済特別区)に資本主義経済を導人。以降、めざましい勢いで開発が進んでいる。開発が進めば、自然、女も流入する。いくら共産主義国家中国の一部だとはいえ、売春文化が根付かないわけがない。経済の発展とはそういうことなのだ。香港に住む男どもは、安も女を軍っために国境を越えて深堪を訪れる。日本人のオヤジが韓国やフィリピンに向かう構図と基本的には同じだ。スチュワートがスケべな日本人を対象にツアーを考えだしたのも納得できる。スチュワートの連絡先を聞き、直接メールでやりとりしたところ、ツアーは1人でも参加できるとのこと。広東語はもちろん、日本語や中国語もペラペラの彼が、通訳しつつ案内してくれるという。かくして僕は香港へ向かつことになった。2泊3日、深センエロツアーのスタートだ。
そこはまるで香港のよつな町だった
「いらっしゃい、ナカヤマさん」空港で僕の到着を待っていた謎の香港人スチュワートは、ネイティブな日本語を操る小太りな男だった。軽く握手をした後、近くのバス乗り場へ向かってすたすたと歩く彼。どうやらいきなり深センに向かうようだ
「ナカヤマさん、お金はどれだけ持ってますか」
すべて込みで10万円はあると答えると、彼は驚いたような顔を見せる。
「半分もいりませんよ」「でもツアーだから、結構かかるでしょ」「いえ、かかりません」
安い女をかうツアーなのだから、できるだけ金は使わせないと自信満々だ。ちなみにガイド代も1万円でいいという。
以前日本で生活していたらしき彼は、ほとんどボランティアに近い感覚でこんなことをしているらしい。空港から30分ほどバスに揺られた後、電車に乗り換える。
「上野から川さきぐらいの距離ですから」
やたら日本の事情に詳しいスチユワートの言葉どおり、クーラーの効いた快適な電車は、およそ40分後、国境に到着。さらに1時間近い出入国審査を経て、僕たちはようやく深センに入った。
目に飛び込んできたのは、大中国山紫水明の世界ではなく、香港とほとんど変わらない近代的な光景だった。ニョキニョキとそびえるガラス張りの高層ビル、忙しそうに歩き回る人の群れ。いくら発展していようが、しょせんちっぽけな町だろうと想像していた僕は、その規模のデカさにア然とする。そしてさらに僕を驚かせたのは恐ろしいほどの暑さだ。気温湿度共に、日本の夏をはるかにしのぐ。こんなところで性欲なんて沸いてくるんだろうか。
国境そばのホテルにチェックインした2人は、今後について話し合った。スチュワートが尋ねる。「どこに行きましょうか」「お任せするよ」
何もわからない以上、ここは彼に頼るしかない。
「それじゃ、マントル村からにしましょ、マントル村。」
なんというネーミング。マントルという懐かしい旨口葉もさることながら、なぜそこに「村」がくつつくのか。
「ナカヤマさん、マントルは知ってるでしょ」「ええ、わかりますよ」
「その村は全部マントルなんです」一瞬、耳を疑った。「村全部が?」「そうですよ」
聞けば、こっちのマンションあっちのマンション、とにかくどの部屋に行っても女を買えるという。いわば村民全員が娼婦のようなものか。さすが中国、スケールがでかい。
駅からタクシーで幹線道路を西へ20分。マントル村(とは、どこにも書いていないが)の入り口には、大きな門が建っていた。この国特有の「城門」の名残なのかと思いきや、スチュワートの話によれば、ここはある一族が支配しているため内部には警察権力すら及ばず、門も単なる遺物ではなく、砦としての役割を果たしているのだそうだ。とても信じられないが、確かに門の下には守衛らしき男たちが。強い視線で呪みつけられながら、僕たちは村の中に足を踏み入れた。すぐ目の前には、大小様々のマンションがズラ」リと並ぶ。50棟は余裕であるだろう。1棟を仮に20部屋として…1千人もの女のコがいるのか、ここには。まさに村だ。ただ、「どの部屋でも買える」という特殊な状況だとはいえ、客がいきなり各部屋を訪れることはできない。どの棟も入り口部分がロックされているため、客引きのオバハンに開けてもらうしかないのだ。目敏く1人のオバハンを見つけて声をかけたスチュワートは、何やら話し込んだ後、僕をあるマンションへと誘導した。
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狭く暗い階段をゆっくりと上り、最上階のドアを開けると、真ん中の居間で20ま剛後のコが5人ほどくつろいでいた。麻雀卓囲みながら、ちらほらとテレビドラマなんぞを眺めている様子は、リラックスそのもの。とても体を売っているコたちには見えない。
「どのコにしますか」
迷うところだ。このコもいいし、あのコもいい。しかも他の部屋を覗いていいとまで言われれば、すぐには決断できない。
「サンピーでもいいよ」まったく、いろんな言葉を知っている男だ。
「1人2千円だから、2人でも4千円ですよ」いきなり3Pもどうかと思ったが、1人2千円と聞いて方針を変更。僕はタイプの違う2人を指名して、隣のベッドルームへと移動した。
「●△×」「ロ●〇」2人とも中国語なので何をしゃべっているのかさっぱりわからず、僕はニイハオニイハオと愛想を振りまきながら、とりあえず服を脱いだ。汗でシャツが重い。トイレと一緒になった汚いシャワー室で体を洗った後、3人並んでベッドイン。両脇に陣取った2人が笑いながら僕を攻撃し始めた。1人がチンチンをなめる間、もう1人が乳首を責める。トントンと2人の背中を叩けば、さっと交替してペロペロチューチュー。うーん、どっちもお上手ですな。タマらずー人に挿入すれば、残った1人は背後に回ってお尻の穴をワサワサほじってくる。役割分担が明確で、身のこなしもバツグン。雑技団のような娘さんたちである。僕は続けざまに2回も発射してしまった。グッタリとして居問に戻ると、テレビに飽きたギャル軍団が麻雀に誘ってくる。心地よい気だるさの中、いっちょ相手してやるかとテーブルに。
しかしこの麻雀、1牌ツモって1牌捨てるところは日本ルールと同じだが、「役」という慨念があるのかないのか。誰もがとにかくポンポンと鳴きまくって、早上がりを狙うのだ。しかも全員の捨て牌が真ん中にゴチャ混ぜになってるから、筋だなんだ言ってる場合じゃない。「ポンー」「ポンー」さっきまで僕に抱かれていた2人が背中越しに応援してくれるも、どうにも要領のつかめない僕は結局1200円ほど負けてしまっていた。
マントル村から乗ったタクシーの中で、スチュワートが
「センパツ通りも行きますか」「センパツ?」「髪を洗っところ。床屋」「ああ、床屋ねえ」
中国における「床屋」がチョンの間を意味することは知っていた。
「いいですねえ。行ってみますか」
駅より東その路地は、赤と青のぐるぐる回る例のマークが10メートルほどの間隔でズラリと並んでおり、まさに洗髪通りと呼ぶにふさわしい景観だった。2人して通りを歩く。ガラス張りの店内には床屋椅子が2、3並んでいるが、どこにも客の姿は見えない。あの椅子、床屋としての体裁を保つためのもので、要はソープランドにおける簡易サウナのようなものなんだろう。どの店も作りは同じ。スチュワートにも特に馴染みの店はないようなので、ルックスのみを基準に僕は1人の女性を指名し、彼女の属する店内へ入った。形式的な洗髪もなくいきなり通された、店の奥のさらに奥にある一室は、小さな豆電球がーつ幻されただけの地下室のような場所だった。何も見えない。こんなところでヤルのもど、っかと思いながら僕は全裸になった。女は服を着たまま、コンドームを装着して手コキを始める。なんだこのヤル気のなさは。「〇▼×〇ー」
早口の中国語でときおり何か言ってくる女。理解できずに無視していると、手の動きを止めた彼女が部屋を出て行き、代わって1人のオバハンが中に入ってきた。な、なんじゃ。
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「×▼〇●ー・」仕草から金を要求しているらしきことはわかるが、ど~つして今ここで。さっばりわからずに、表で待っていたスチュワートに助けを求める。と、すぐに現れた彼は、凄い剣幕でオバハンをののしり始めた。「ロ〇▼×ー・」「〇●▼×ー■」力づくで僕を外に引っ張り出し、表の椅子を思いきり蹴飛ばして怒鳴りまくるスチュワート。おびえた目で僕たち2人を見る、洗髪通りの女たち。
「あいつら、ベッド利用代1千円出せって言ってるんですよー」
怒り収まらぬ様子で彼は言う。どうやら床屋にはボッタクリが存在するらしい。
ツアー2日目は、同じ深センの中でも「特別区ではない地域」に遠征することになった。特別区でない地域とは、つまり中国本土と条件が同じ。経済が発展していないため、女の値段はさらに安くなるのだそ、っだ。これ以上安くしてもらう必要もないのだが、ここまで来たらぜひとも行ってほしいというスチュワートには逆らえない。ツアーの主催者は彼なのだから。30分ほどタクシーに乗って着いたのは、「特殊雑貨屋」の集まる一帯だった。砂糖や油や文房具などを扱っ雑貨屋が軒を連ねた、いわば小さな商店街なのだが、これが全店「特殊」、つまり女の買える店なのだ。ほこりっぽい通りの両側に並ぶ店では、どこもボールペンゃ消しゴムが薄曇りのショーケース内に雑然と並び、横で若い女が店番をしている。何も知らない者なら、ショーケースの中でなく椅子に座った方が商品なのだとは夢にも思わないだろう。
「ここにしましょうか」店に足を踏み入れ、ソファに座る。ごくわずかの品揃えしかないくせに、店内には客用の長いソファ。竿える。僕たちが中に入ると同時に、どこからともなく若い女のコたちが集まってきた。10代にしか見えないガキンチョばっかりだ。「どれがいですか」人を物のような指示代名詞で呼ぶのは、スチュワートの癖だ。真っ昼問の商店内で女を見定めるとは、こっ恥ずかしいというか何というか。
こんな場所であんまり衆目を集めるのもよろしくない。僕は、中でもいちばん可愛いい、黒のキャミソールを着た細身の女のコを指さした。ソファから立ち上がり、さて頑張るかと、店の奥へ。と思いきや、店主のオバちゃんとキャミソールちゃんは、外に出てずんずん歩いていく。どうもヤル場所は別にあるらしい。
2人が入っていったのは、サビれまくったアパートだった。中に少し広めの部屋があり、小汚いベツドがーつ。山小屋のような簡素さだ。味気ないセックスはものの3分ほどで終了した。やはり特別区をはずれると競争原理が働かず、サービスもおざなりになるのだろうか。なにせ彼女は、ゴムフェラさえ拒否するのだ。
雑貨屋ストリートを離れた僕たちは、再び特別区内へ戻るべく、大通りへと向かった。しかしどういうわけかスチュワートは最短距離をとらず、自転車すら通れないような細い裏道へと入っていく。至るところで工事が行われているせいで、実に歩きにくい。しかもこれ、どう考えても遠回りだろう。頻繁にすれ違う肉体派の労働者たち。じつとしているだけでも汗が吹き出すこの気候、さすがにみんな上半身裸だ。レンガを積み上げ、土を掘りと、ご苦労様である。と、どういうわけかオバちゃんたちが辻々の椅子に座って、何をするでもなくその様子を眺めている。現場監督、のわけがない。じゃあ何だ。隣でスチュワート
「買えますよ」「え…」「300円で買えますよ」
彼が「買える」と言えば、それは女のこと。そう、300円とは、椅子に座ったオバチャンの値段を指しているのだ。まさか、こんな悪路までツアーコースに含まれていたとはー彼女ら、肉体労働者のお相手をするためにわざわざ現場近くに腰を下ろし男たちの下半身が癖くのを待っているのだそうだ。つまりこの辺りでは「ちょっと一服するか」的なノリでさくっとオバちゃんが買われているのだ。「口直しに買っていきますか、ナカヤマさん」
雑貨屋で満足できなかったことを見抜いたか、スチュワートがいう、しかし、それじゃ口直しの意味が違うだろう。「買わないよ」「いいって買いましょうよ」
ふざけて話す2人の姿を、椅子に座ったオバチャンたちは眺めていた。
夜になってようやく特別区内に舞い戻った2人が駅周辺を散歩していると、高級ホテルの前に1人の美女が立っているのを見かけた。娼婦らしい。雑貨屋、工事現場と、安っぽい女性ばかりを見てきた今日は、このあたりで締めくくりたいところである。
「あれはどう?」「1万円以上しますよ」「でも、お金はあるから」「ダメですよ」
どうしてもウンと言ってくれないスチュワート。高い金で楽しむなら香港でもできるんだからと、高級娼婦には目もくれず、暗闇へと向かう。
「この公園にフェラチオしてくれる女がいますよ」
「あそこでゴミを食べてる女。あれもたぶんヤレますよ」
街灯もない夜の公園には得体の知れぬ人影がうごめき、一種の妖気のよ、つなものが漂っている。いくらなんでもこんなところまでコースにするなよな。ゴミを食う女とどうセックスしろってんだ。急激な発展を遂げたこの町が、その過程で様々な問題や矛盾を噴出しただろうことは想像に難くない。金儲けのレールに乗れずホームレスと化した者が、闇のさらに闇で男の性欲を充たして小金を得ようとしている現状もわからないではない。が、たとえ10円だろうと、そんな連中相手にヌくのはキッイ。キッ過ぎる。ど、つしてもマトモなところでヌキたいと主張する僕に、彼は渋々1軒の店を紹介した。
「手コキサウナです」
手コキごときでどうして満足できようかと、入店した僕だったが、これが他の売春宿とは違うクリーンな雰囲気で、実に気持ちよく射精してしまうことに。何が気持ちいいかなんて、わからないものだ。
★丸2日の滞在で4種5発。40度はありそうなとんでもない暑さの中で、ここまで頑張れたのも、すべてスチュワートの案内あってこそだろう。別れ際、彼は言った。
「こんなに回った人、初めてです。でも・・己時間があれば「特殊海水浴場」や「特殊病院」も回れたのだが」
と、残念な様子だ。なにやら他にもソソる業種が残されているらしい。ありがとう、スチュワート。しかしそれは次回の楽しみにしておこう。もう、体がもたんよ。

ノゾキの達人と行くカーセックス見学ツアー

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東海地方のある都市に1人の裏モノ読者がいる。名前をAさんとしておこう。彼はノゾキを趣味にしている人物で、主なターゲットはカーセックスだ。「地元にカーセックスが見えるポイントがたくさんあるんですが、興味あります?」
点在する数十に及ぶノゾキスポットを把握しているので、見たいときにいつでも案内してくれるというのだ。
新幹線を降りると、作業着姿のAさんが出迎えてくれた。
「こんにちは。遠くまでお疲れさまでした」
ごく普通の中年男性としかいいようのない雰囲気である。彼は会社の経営者だが、ほとんどの業務を人に任せているため時間と収入に余裕があり、夜になると毎日のように車で外に出て趣味に時間を費やしているんだそうな。大層など身分である。さっそく、Aさんの運転する車に乗りこみ、カーセックスが見られるポイントを昼間のうちに下見することになった。ハンドルを切りながら彼が言う。
「基本的には、車が入れて暗くて人が来ないとこならどこでもスポットにはなるんだけど、やっばり明るいときに遺留品を探すと効率がいいんです」
「遺留品というと?」
「使い終わったティッシュですね」
カーセックスをしたカップルたちは、車の中にイカ臭いティッシュを置きたくないため外に捨てるのが通常で、そのティッシュがあるかないかを大きな判断基準にしているのだ。
しかもAさん、地面に落ちたティッシュを見れば、口をふいたのか鼻をかんだのか、精子をぬぐったのかもおおよそわかるという。
「オマンコやチンポを拭いたティッシュは粘度が高いので加減が独特なんです。特にオマンコを拭いた後はグリグリと握って小さくする。女の子は絶対小さくして捨てるんです。パッと見、どっちかわからないときは、拾って開いて確認しますからね」
凄まじい執念だ。会社の経営者として成功したのもうなずける。いや、関係ないか。日中ドライブで案内されたポイントは、大きく以下5つのジャンルに分かれていた。
1…近くに発光体がある駐車場カーセックスは車内灯を消して行われるので、遠くからその様子はわかりにくい。しかし近くにビルや看板など夜に光るものがあれば見えやすいとい8う理屈だ。たしかにそうだおろうが疑問が・・・。ちなみにここはティッシュのかたまりが散乱していた。
2…遮蔽物のある駐車場
遮蔽物とは要するに、車を寄せられるカベのことだ。マンションやビルなど、高さのあるものなら何だっていいそうだ。今回は、マイクロバスもその遮蔽物に含まれている。
3…行き止まりの農道
人気のない農道でカーセックスしたくなるのは当たり前である。ただし覗く側から言わせれば、行き止まりになっていることが重要だという。なぜだろう?地面には女ものの下着が散乱していた。
「汚れて捨てていくんですよ」
4…林に面した駐車場
地方にならどこにでもある、小山を切り開いて作られた森林公園系のパーキングだ。駐車スペースの横はうっそうとした林が茂っている。ここがポイントとなっている理由はわかる気がする。
5……防波堤そばの空き地
海の近くという意味では、砂浜に下りられるムーディーなスペースもいっぱいあるのだが、A氏が強く推すのは、雰囲気もクソもないアスファルトの防波堤そばだ。はて…?。
「もう少し待ってもいいですね。男がズボンを脱ぐまで待ちましょ」
Aさんはのんびり言うが、なかなか男は脱ごうとしない、どちらかといえば攻め一辺倒だ。
「あ、もう大丈夫ですよ。後部座席に移動しました。しゃがみながら近づいてください」
まずはターゲット車のフロントへ。さきほどの学習を生かし、男の背中がどちらなのかを確認
する.背中は右、つまりバス側だ。せまいスペースに入り込み、そっと中を見る。なんと、クンニの真っ最中だ。長いクンニが続く。早く次に進めよ。ったく、あっ、ヤバイ!
いきなり男がこっち見やがった。いつのまにか車体に触れてしまっていたのだろう。反射的に草むらにダッシュして身をかがめると、1分ほどで車は駐車場から出ていってしまった。ああ、俺のせいでクンニ止まりか。2人とも欲求不満だろな。
「こういう真っ暗で誰も来ないとこは、プレイが激しいんですよ。パイプ使ったり、外に出て立ちバックしたり。そういうのが見たい人は、こういう場所で何時間でも待つんです」
第4ジャンル、林に面した駐車場でAさんが言う。激しいの、ボクもぜひ見たいです。
「そうですか。でも私たちが中に停めるとカップルが来ないから、もっと遠くに行きますね」
まったく別の駐車場に車を置き、そこからは徒歩…いや、正確には山歩きだった。山道を突っ切って、さきほどの駐車場に向かうというのだ。携帯電話の光をライト代わりにしながら、背の高さほどの草むらを掻きわけて進むと、土手の上に出た。
「あ、一台停まってますよ。ほら」
「ホントだ」
眼下にボンャリ小さい車が見える。とはいえストレートに接近はできないので、林に沿って大きく迂回する。真っ暗な森の中を突き進む。トゲやら枝やらがぶつかって生傷だらけだ。真上から見たターゲット車にはエンジンが付いていて、計器のランプが車内を薄っすらと照らしていた。
「こっち向きに停まってるので、ギリギリまで近付いて運転席の人間を確認しましょう」
木につかまりながら土手を降り、かなりの近さまで到達した。カップルのシルエットが見える。
「まだ始めてないですね。ちょうどいいタイミングかも」
Aさんの読みどおり、それから5分も経たないうちに、男が助手席に覆いかぶさった。もう近付いても大丈夫だろう。土手をゆっくり降りて、ボンネットの前に出た。中はまだ前戯の最中で、男が乳首を吸っている。
「そのうち本番しちゃうでしよ」
「ですよね」
がっっんがっつんが始まったのは、その30分後だった。
いいもの見せてもらいました。
一般的に海沿いにカップル車が集まりやすいのはわかる。しかしなぜ防波堤が重要なのか。
「ヤシらは車があるところにはやってこないから、私たちは離れた場所で待たなきゃいけない。となると歩いて近づくのが厄介でしよ。その点、防波堤は何百メートルでも歩けるし」
なるほど、防波堤は獲物に近づくための整備道路の役割を果たしているのか。
「ただ海に落ちたらシャレにならないんで気をつけてくださいね」
スポットから100メートルほど離れた小道に車を停めて、カップルの到着を待つ。周囲は真っ暗なのでほかの車が来ればライトの光ですぐにわかる。ターゲットが現れたのは深夜0時過ぎだ。
「来ましたよ!ほら、あそこに入っていきましたね」
しばらく待った後、Aさんに付いて防波堤の上を目的地に向かう。林の中の行軍にくらくりや楽チンもいいとこだ。停まっていたのは小さな車だった。車までの距離はおよそ20メートル。かなり近い距離だが、中の様子はわからない。ゆっくり前進してどうにか車のフロントに出た。女の後姿が見える。これは、おっパブ体勢か。
「騎乗位ですね」
Aさんが苦い顔をする。いいじゃないか女の動きがイヤらしくて。
「あつあっ」と女の声がかすかに聞こえてくるのも、なんともエロい。しかし10秒ほどでAさんは引き返した。
「あの体勢は男がすぐに頭を上げるからバレやすいんですよ」
騎乗位のときは粘らない。最後まで勉強になった。

激安海外旅行ツアーが安い理由、この目と足で確かめる

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旅行代理店や駅に置かれたチラシを見るたび、不思議に思っていた。なぜ2、3万円台で海外に行けるのか?ハワイやグアムなどのリゾートを筆頭に、北京や台湾、韓国あたりなら2万円を切るツアーも少なくない。常識では考えられない激安価格だ。何かしらのカラクリがあるに違いない。いざ現地に着いたはいいが、ホテルはボロボロ、事あるごとに追加料金とか。海外激安旅行の正体、この目と足で確かめてやる!
【人気の午前便で行く、ソウル3日間 2万4800円〜】
大阪市内の旅行代理店でチラシを見つけた。もちろんホテル付き。なんで、こんなに安いの?
窓口で尋ねたところ、海外旅行の代金は、基本的に客の需要によって上下するため、夏休みや連休以外の日曜から水曜までの出発日なら、かなり安くなるのだという。
9月21日出発は、3連休の前日だから需要も最大。9月の下旬は中間決算の前なので、年間で最も安い時期なんだとか。故に9月30日が最も安いわけだ。よし、決まり。
「こちらのツアーですと、オプショナルツアーが無料でお付けできますよ。タダですので、お付けした方が絶対にお得だと思いますよ!」
やけにしつこく勧めるあたり怪しいが、そこまで言うなら申し込もう。と、納得したところで思わぬ問題が。
「ご旅行は、何人様で?」
「ん? 俺1人だけど」
「申し訳ないんですが、この金額は、お2人様からの料金になっておりまして。お1人ですと、単純に2倍かかってしまうんですよ」
って、1人でも2人でも、総費用は同じってこと? いきなりダマされたような気分だが、仕方ない。ヒマな友人でも誘うか。まずは、出発前に日程表を確認しておきたい。
《1日目》9月30 日
●関西国際空港発 9時40分
☆現地係員がご案内します。
《2日目》
10月1日
●ソウル滞在
☆3大人気免税店巡り後、自由行動。夜プランへ。
《3日目》10月2日●ソウル発 14時15分 
☆朝、係員が参ります。途中、お土産屋に案内いたします。 ほとんど買い物で終わるんじゃないかと思わせるスケジュールだ。しかも、朝6時には家を出ないと出発に間に合わない。不安…。
 行きの飛行機は、予想以上に快適だった。およそ1時間40 分のフライト中は、映画を楽しみながら機内食のちらし寿司に舌鼓。韓国人スッチーも、全員が美人で気分がいい。ところが、仁川国際空港に着くと、すぐにソウル市内の東和免税店に送り込まれた。5万円のブランドもののバッグや1本7千円のアイスワインなど何の興味もない。ていうか、朝9時半の出発は、ここに寄らせるためか?
 ムリヤリ買わされる気配もないので、10分もたたない内に外をぶらつく。ちなみに、免税店では60分の時間が取られていた。午後3時、宿泊先のホテルへ。外観も室内も立派な4ツ星クラスだが、天井がやけに低く、窓の外には温泉マークの建物(連れ込み宿)がズラリ。歌舞伎町のラブホ街のようなロケーションだ。翌日の朝までは自由時間。ホテルから歩いて行ける南大門市場と明洞市場で買い物を楽しみ、サムギョプサルを食す。実に幸福な気分だ。
問題は2日目である。朝9時の集合にガイドの女が遅刻。しかも、旅行会社のワゴン車で最初に向かった先が、なんと昨日行ったばかりの東和免税店。なんで同じ店に!?
 例によって外で時間をつぶした後は、小汚いビルの地下にある怪しい水晶屋へ。なんで韓国くんだりまで来て、水晶を買わにゃならんのだ。
「次は新羅免税店へ行きます」
ガイドの号令で、都合3度目の免税店へ。このあたりからガイドの機嫌がどんどん悪くなっていく。俺たちが何か聞いても、まともな答が何一つ返ってこないのだ。
「あの建物はなんですか?」
「わかりません!」
「あの駅名は?」
「知りません!」
終始この調子。最終的には、韓国語で何かを叫んだ後は、次の目的地まで携帯電話を耳から離さなくなった。何をそんなにイラついてんだ?疑問は、新羅免税店に到着する直前に判明する。
「買い物しないなら、30分後にここに来てください!」
我々が何も買わないのが気にくわないようだ。そんなの知るか!
「あと一軒、民芸品を見に行きます。それから解散!」
ガイド、完全に切れちゃってます。
 午前
11時30分。裕昌民芸品に到着。キムチや韓国海苔など、ありがちな土産物屋だ。
「買わないなら、早く出てきてください!」
もはや、集合時間も指定しないガイド。イラつきが頂点に達しているらしい。後で知ったことだが、どうやら我々が店で金を使うと、彼女にリベートが入るそうだ。予定を30分繰り上げ、バスは南海炭焼なる焼肉屋へ。ここで、オプショナルツアーを選んだ客だけに権利がある人気ランチを食べられるらしい。メニュー表の写真を見て納得いった。美味そうなカルビやロースが並んでいる。こんなほうびがあるなら、ガイドの態度もガマンしよう。
 
10分後、運ばれてきた料理を見て目を疑った。ナムルが乱雑に乗ったヌルめの石焼ピビンバのみ。これを食うために、4時間近くも店を回させられたのか?
この後、3時間の自由時間を経て旅は後半戦の「ウォーカーヒルカジノ」へ。午後4時半、集合場所のカジノは、ルーレットやポーカーなどがズラリと並ぶ本格的な店だった。特に縛りはなく、無料でビールを飲み、適当にゲームをするだけ。ギャンブル好きにはたまらないだろう。
10時半。バスが南大門屋台に到着。ツアーの中身は、屋台めぐりとは名ばかりの、ガイドが各グループごとにお勧めの店を紹介してくれるというものだった。が、出てきた料理は、想像を超える辛さだった。砂肝だけは何とか口にできたが、他はとても食えない。結局、ほぼ手付かずで店を出るしかな
かった。最終日。あとは14時15分の飛行機で日本へ戻るだけ。と思いきや、空港へ向かう途中でガイドが叫んだ。
「キムチのお店に行きます!」
最後の最後まで、土産物屋へ強制連行させる気らしい。マジで勘弁してくれ。いやいや中に入ると、女性店員が近づいてきた。
「こんにちは、わたしはキムです。今から美味しいキムチを紹介します」
流暢な日本語で数種類のキムチを取り出し、「コレ食べてください。コレも食べてください」と勧めてくる。
「おいしいでしょ?保存料入ってませんよ。国内産です」
まんまテレビショッピングだが、俺たちが買う気無しとわかるや、彼女は笑顔を鬼のような形相に変え、その場を去っていった。これだけタイトなプログラムでは、旅行というより、修行に近い。 
だが、俺は帰国後、ようやく気づく。オプションを断っておけば、普通に旅を楽しめたのではないか。無料と言われ、思わず申し込んだ俺が世間知らずなだけだったのではないか。 
よーく、勉強になりました。
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