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これまで女にモテたことなどないのだろう、店で女の子たちにチヤホヤされ、400万の借金を背負っていた。聞けば、父親が私立高校の学長とかでモノ凄い豪邸に住んでいるらしい。オレはすぐにサカイに接近したサラ金アドバイザー名乗って月々の金利を高めに計算して書き出して見せるのは、いつものとおりだ。
毎月、こんなにムダな金を使ってたなんてやりくりするの難しいけど、もっと遊びたいだろう。
「モテるよねえ」
自覚のないサカイは「えへへ」と笑っている。
「親御さんに相談して、その上で手元に200,300残るようにしたらどう。フィリピン遊ぶのは面白いよ.今度、案内してやろうか」
これで決まった。詐欺まがいのことをするわけだから、リスク代を含めてオレにも分け前をほしいというと、何も言わずうなずくサカイ。言いなりである。ニセの借用害を持って親を訪ねるのも慣れたモノ。両親を前に、サカイに800万の金を貸したのだと泣いてみせた。
すると子が子なら親も親で、オレの言葉を疑いもしない。
「ご迷惑おかけしてすみません。どうぞ、これからも面倒見てやってください」
頭をこすりつける父親。オレが「頭をあげてください」と差し出した手に「ありがとうございます」とすがってきた。
こりや、800じゃ安すぎたなと、父親と一緒に行った金融屋でもう一芝居打つ。
「困りました。保証人が必要らしいんです。誰かいますか」
当然、800万の連帯保証人になってくれる人間などすぐには見つからない。
「わかりました。私の知り合いにちょうど800万借りたいと言ってる人間がいますから、相保証ということでどうですか」
もちろん、ウソ八百である。オレが800万借りて、父親に連帯保証人になってもらう。
サカイのとこは土地が担保だから保証人など元から必要ないのだ。