1_20191126171014443.jpg2_20191126171016314.jpg3_201911261710178ce.jpgポンパレという通販サイトが、半年に1回ほどの頻度で、太っ腹な期間限定イベントをやっている。500円相当の商品券(マックカードやクオカード)を100円で販売するというものだ(毎回、販売期間は1週間くらい)。基本、購入は1人1枚しかできないのだが、オレは裏技を使い、毎回、大量にブツを購入している。金券ショップに持ち込めば500円のクオカードは最低400円以上で買い取ってもらえるので、1枚につき300円超の儲け。マジでウハウハだ。
ではその裏技を紹介しよう。このキャンペーンは、まずサイトに会員登録をし、そこで発行されたユーザーIDを使って商品券を1枚のみ注文できる仕組みだ。
 会員登録すべき情報は
・名前
・住所
・支払い用のクレジットカード番号
・メールアドレス
 と、一見、複数登録は不可能のように思えるが、実際はメアドさえ変えれば、名前や住所、クレカ番号は同一でもIDを複数作ることができる。ひとりの人間が、PCメールを使って一つ、携帯メールを使ってもう一つというふうに。2つIDがあれば商品券も2枚買えるわけだ。
では100個メアドがあれば?オレがよく使うのは「10Minute Mail」だ。ここ、アクセスすると瞬時に、自由に使えるアドレスが表示され、アクセスし直すとまた別のアドレスが発行されるという、無限にメアドを作れるサイトなので、100個でも200個でもどんと来いだ。
そんなわけでオレ、前回のポンパレキャンペーンでは、25万円分のクォカードを5万円で購入した。金券屋に持ち込めばいい利益が上がることだろう。
隠れすぎたラム肉ジンギスカンの名店
地方の美味しい名店は地元のタクシードライバーに訊くのが最も手っ取り早いものですが、そんな地元タクシードライバーすらも存在を知らない隠れすぎたジンギスカンの名店が千葉県の片田舎に存
在するという怪奇情報がこのたび有志より寄せられました。
 ネットで検索すると確かに成田空港付近の山の中に存在するらしく、どの駅から向かっても店までの距離が4キロ弱というこれ以上ない不便な立地。
しかも予約必須とハードルは高く、早速電話をしてみるとワンコールで初老男性が受話器を取りました。訊くと週6日営業ではありますがなんと19時には閉店するとのことなので、しょうがないから
16時に予約を入れて店の詳しい場所を訊こうとすると「それを今から説明するんだよ!」といきなり
一喝されました。幸先不安になりながらも「とにかく遅刻しないように」と最後に強く念を押されて
予約は無事完了。肌寒さを感じる深秋の平日午後、早速現地へと足を延ばしました。
都内から電車を70分ほど乗り継いで某私鉄駅で下車。4キロ弱を歩こうかとも考えましたが、時間
厳守の約束が頭をよぎりタクシーに乗車し、運転手に店名を伝えてみるもやはり存じ上げないらしく住所をカーナビに入力してもらいます。
 夕方前にもかかわらず、既に薄暗い林道を15分ほどクネクネ突き進んでいくとカーナビが突然「目
的地周辺です」と明るい声で教えてくれたのですが、周囲は雑木林があるだけで店らしき建物は一つ
もありません。「こんなところに店なんかありませんよ」と前を向い
たまま呟いた運転手もどうやらこちらのことをタクシー強盗だと思ってるのか声が少し震えています。
 窓の外を入念に観察してみるとちょうど真上を別の県道が走っていることに気付き、そちらへ向かってもらいました。するとその道路脇に一軒のプレハブ小屋がポツンと佇んでいます。ここで降ろしてもらうように頼むも「いや、ここ、飲食店ではないですよ?」と運転手。「それがどうやら飲食店らしいんです」とやんわり説明するも「いや、絶対に違います」と引き下がる気配はありません。首でも吊るのかと思われたのかもしれません。釣り銭を貰う時も「ここ、違うと思うけどなぁ」と最後までぼやいていました。
 確かに外観はただのプレハブ小屋にしか見えず、人がいるかも不明だし、ジンギスカン屋を連想させる看板なども皆無。恐る恐る店の引き戸をゆっくり開けてみると店内は教室ほどもある広い大部屋が一つ。床はなぜかすべて砂が敷き詰められており、右奥には厨房、中央にはテーブルがいくつか設置してあり、左側にはマネキンやストーブ、ペットボトルが無造作に放置されて、どこか異様な雰囲気です。
厨房の中には老夫婦がおり「ちょっとアンタ、少し遅れてきたから火をつけ直してるからね」と遅
刻したことを婆にやんわり指摘されました。
 手前のテーブルに座るように指示されて、ラム肉と野菜を盛り合わせた皿とジンギスカン鍋を婆がテーブルに運んできてくれて焼き方のレクチャーを受けます。
 ふと見ると隣のテーブルには椅子が10ほど並んでおり、そこにも既にラム肉と野菜が用意されてい
ましたが、客はゼロ。一体どういうことなのか、婆に尋ねてみると「あとで団体が来る」とのこと。
こんな山奥の小屋にこれから10 人以上も本当に来店するのか甚だ疑問ではありましたが、これ以上聞いてはいけない気がしたのでとりあえずビールを注文。
 ラム肉は量こそやや少ないものの値段の割には美味く、ビールを飲みながら楽しんでいると婆が再
びテーブルに近づいてきて「これね、主人のね、若い時の写真。スポーツマンだったのよ」と、なぜか店主の若い頃の筋肉隆々の写真を4、5枚テーブルに並べて見せてくれました。
 店内はテレビもラジオもなく手持ち無沙汰だったことも相まって、結果その店主がバーベルを持ち上げている写真などを見ながらジンギスカンを食する羽目になりました。
 途中飲みすぎたせいか小便がしたくなり、トイレの場所を婆に訊くと「マネキンの横にある非常口
の向こう」という肝試しのような設定です。怯えながらも非常口の扉をゆっくりと押すと真っ暗闇の
中に古い小便器が3つ。あまりの怖さに小便が一滴も出ず、小屋に戻るとジンギスカンの煙で部屋中
が真っ白に覆われていました。
ふと窓の外を見ると既に日が沈み空は真っ暗です。急いでジンギスカンを流し込み、会計。隣のテーブルの団体客は結局最後まで現れず、ぼんやりとした不安を胸に抱えたまま店をあとにしました。
 帰りはそこから1キロほど歩いてようやくタクシーを捕まえることに成功し、運転手にジンギスカ
ン屋の話をするも初耳とのこと。幻でも見てたのかとさらなる不安に襲われながらタクシーは峠をく
だって行ったのでした。