マルチ - 【公式】裏モノJAPAN☆出会い裏技・セフレの作り方
2018/08/13

イマドキの学生がハマるマルチはなにを扱っている?

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ブロマガって何?
2018/08/12

マルチや宗教の勧誘を盗み聞きしてみた

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チェーン喫茶店・ルノアール。あそこの店では、必ずといっていいほどある種の光景を目撃する。テーブルを挟んで座るマシンガントークの片割れと、うんうんうなずくもう一方。明らかに何かを説得されている様子だ。彼ら彼女らはいったい何のお話をしているのだろうか。薄々察しはつくけれど。新宿のルノアールに足を運んだところ、奥のテーブル席に妙な組み合わせの男性2人を発見した。1人はイケメン30代。もう1人はメガネにTシャツよれよれで、イケメンの話に「はい」「わかります」とうなずきながら、手元のノートになにか書き記している。いかにもな光景だ。30分ほどでメガネ君が立ち上がった。イケメンを残して1人で店を出るようだ。急いで追いかけて声をかける。
「すいません、今ルノアールから出てきましたよね? どんな話だったか教えてもらえませんか?」
仕事を紹介してもらってるというか。セミナーですね。最初はフェイスブックでメールが届いたんです。「一緒に仕事しませんか?」って。あの人のチームに参加すれば稼ぎになるって言われたので。今日会ったのが3回目なんですけど、やっぱりすごいマインドが高い人なんですよね。自分1人で仕事を見つけて積極的に動いてお金にして、僕みたいな人間に仕事の仕方を教えてくれる講師もやってらっしゃるんです。仕事の流れとか心持ちを教えてもらうセミナーの案内を受けたんで、5万円払って今受けてます。でもセミナーが終わってからサプリとかを販売すれば元がとれるっていうので、いいかなと思って。今やってたのがセミナーですよ。いつもこのルノアールでああやって30分から1時間、話を聞くんで
す。全部で8回あるみたいです。セミナーが終わって何をやるのかはまだ説明の途中なんですけど、サプリや仕事術のテキストの販売がメインですね。セミナーの内容ですか? たとえば「仕事はプラスからじゃなくてマイナスからスタートすること」とかですね。自分の周りにある娯楽をできる限りなくして、ハングリーな精神状態になってから仕事をはじめたほうが、結果的に仕事の効率もあがって収入に直結するとか。友人付き合いは密に取るべきで、週に1回は電話帳全員に電話して雑談したほうがいいと言うんで、先週からやりはじめました。たとえばパチンコ屋のバイトでも台を開けずに玉を取り出せる人はいないじゃないですか? あれと同じで、成功には必ずプロセスがあるので、できることからしっかりやって行けばいいと教わりましたね。明らかにマルチである。『マインド』にせよ、よくわからないパチンコ屋のくだりにせよ、明らかな受け売りの言葉を使うあたり、このメガネ君はマルチ世界にどっぷり浸かり始めているらしい。ご愁傷様です。
店に戻ったところ、マスク兄さんと、うつむきながら話を聞く大学生風のコンビを発見した。マスク氏の声がいきなり大きくなった。
「地震が来る前からすでに警告出されてたからね。すごくない?」
テンションがあがったのか身振り手振りを添えて話すマスク氏。大学生クンはただうなずいている
だけで、とても会話が成立しているようには見えない。1時間ほどして2人は席を立ち、店の前で別れた。すかさず大学生クンに近づく。「何の話をしてたんですか?」
 さっき近くで声をかけられて、
「ゲームとかやってます?」みたいに言われて。僕ゲーム好きなんで話をしてたんですけど、せっかくだから喫茶店に入ろうってことになったんです。お店に入ったらすぐに「生きてる中で何かにすがってますか」って聞かれました。だから親とか学校の先生は信頼してますって答えたら、素晴らしい心がけだって褒められて。その人の信頼してるものはナントカ会?とかっていうモノらしいんですけど、引きこもりだったのが毎日祈ってたら友達がめっちゃ増えたって言ってました。昔から家でゲームばっかりしてて高校を中退したらしいんですけど、人と話すのが怖くて仕事とかもできなかったらしくて。で、友達に誘われてその会に入ったら人生がうまくいくようになったみたいなコト言ってましたね。引きこもりなのに友達から誘われるって、よくわかんないですね。それで、今度はボクの友人も連れて話を聞きにくればって言われました。集会所みたいなところに集まって先生の話を聞くらしいんですけど。ちょっとその日は予定があるので行くかどうかはまだわからないです。宗教勧誘である。第一声で何にすがってるのか聞くだなんて、マスク兄さん、まだ勧誘に慣れていないようだ。この彼、予定さえなければ先生の話を聞きに行きそうな点、ちょっとヌケている感は否めない。そもそも道端で声をかけられてホイホイついていくぐらいだから仕方ないか。新宿の別の店舗に出向いた。普通のカップルや学生連中にまぎれて、若い兄さん二人が顔をつき合わせて何か話をしている。奥に座るチャライ男がクチに手を当てて話をし、対面の兄ちゃんが「え? マジですか?」と大げさに驚いている。と、チャラ男を残して兄ちゃんが店を出ていった。後を追い声をかける。
「すいません、ちょっといいですか?」
「イヤ、そういうのイイんで」
「ルノアールで話してましたよね?なんの話だったのか取材してまして」
「え? 取材?」
駅の近くで声をかけられて、「意識の高い人の話を聞きませんか?」って。なんかネット関係の仕事で成功してる人って言うんで、ついついていったんです。ネット関係の仕事ってのがオレはよくわからないんで話を聞いてたんですけど、結局声をかけてきた人がそのままずっと話をしてくれて。なんかその人は成功して、そういう仲間と一緒にバリ旅行に行ったとか言ってて。ショウザイ?商材は人によって違う、みたいな感じで。でもその旅行の写真みたいのを見せてきて、ああ、結構すごい人なんだなって思いました。ネットで何かを売るっていう話らしいんですけど、その人の仲間はホームレスから一流のビジネスマンになったらしくて。アフィリエイトとか、そんなのも一緒にやってめっちゃ成功したらしいです。で、「オレでもできますかね?」って質問をして。そしたら何だったっけな、たしか最初はとにかく沢山の人に会って、名刺交換することからはじまるって言われてちょっとメンドクサイなって。「スキームはしっかりしてるし、僕らが逐一フォローは入れるから一緒に頑張ろう」って手を握ってきたんですよね。あとは仕事を進める上で重要な話、みたいな感じでした。まず目を見て人と会話するとか、とにかく初対面の人とは必ず握手をするとか。そうするとその人は自分から離れづらくなるとか、そんな感じでした。これもどうやらマルチくさい。「意識の高い人の話を」と誘われてルノアールについていってしまうとは、面倒クササさえなければ彼も入会していたことだろう。再びルノアールへ。しばらく観察していたら、不自然な男女を発見した。ピアスだらけの男と、ものすごく大人しい雰囲気の女性のコンビで、男が一方的に話しかけており、女性はときおりうなずくだけなのだ。 20分後、二人が席を立った。女性が1人になったところで声をかける。いったい何の話でしたか?え、なんですか? はい…そう、何か良くわからないものを勧められてたんですけど…。前からツイッターでやりとりしてた人なんですけど、たまたま新宿にいるからお茶しようって誘われたんですよ。でも行かなきゃ良かったかもしれないですね…。喫茶店に入ってすぐ、「すごい肌キレイですね」とか言われて、なんか怪しいなぁとは思ってたんですけど…。肌キレイとか、爪がイイ形してるとか、髪の毛がキレイとか、とにかく色々ホメてきて、そんな、怪しいじゃないですか。この人なんだろうって思ってて。なんか美容グッズの販売の仕事してるらしくて、やたら勧めてくるんですよ。顔に蒸気をあてる美顔器が20万ですよ? もうびっくりして声が出なくて。なんか「アナタの肌はキレイだけど、肌は年々どうしても劣化してしまう」みたいな感じで。「劣化を防ぐには蒸気しかないですよ」とかはじまって、ケータイでその商品を見せられました。やんわりお断りしてたんですけど、次は髪の毛のアイロンみたいなのも始まって。それも12万もするんです。結局あそこで2時間もそんな話されて、疲れましたよ。最終的に3万の爪きりを勧められたんですけどね。それはちょっとイイ物だから考えちゃいましたけど、お金がないのでお断りしました。ツイッターでルノアールに誘導するパターンというのは初めて聞いた。3万円の爪切りならつい買ってしまいそうになっているあたり、この営業方法もムダではないようだ。
2018/04/17

化粧品のマルチ営業OLをナンパで即SEX

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昼下がり、喫茶店でゆっくりしていたところ、隣の席で女性2人が会話していました。
「キレイになりましょう」「幸せになりましょう!」「夢を実現しましょう!」。そんな台詞を聞けば誰だって気づきます。そう、これは化粧品のマルチ営業の場面です。勧誘されていた女性が先に帰ったところで、すかさず話しかけました。
「お姉さん、さっき化粧水の話をしてましたよね? 最近肌が荒れちゃったのでなにかおすすめってありますか? 男なんですけど(笑)」化粧品マルチは、男性販売員の獲得にも躍起になっているので、彼女は水を得た魚のように話し始めました。「男性の方でも使われる化粧水があって・・・」から始まる20分強の説明を、とにかく興味深そうにうなずいて話に耳を傾けます。こうした態度をとっていると、必ずこう誘われます。
「もしよければなんですけど、このあと時間ってありますか?」連中は主要繁華街にいくつか「サロン」と呼ばれる拠点を持っており、ここにマルチの「師匠」が待っていて、さらに退屈な話
を聞かされることになります。というわけでサロンに移動して彼女の師匠、彼女、私の3人でマルチのビジネスモデルの説明を受けました。説明が終わり、会場を出たところでようやく彼女と2人に。この瞬間が一番の狙い目です。
「いっぱい聞いたけどまだよくわかんないかも。よかったらもう少しだけ話を聞かせてもらってもいい?」
ボクが興味を持っているのでムゲに扱うわけにはいかない。当然、相手は乗ってきます。そこでこの一言。
「ありがとう。でも、このあとアポがあるから○○(ホテル街)に行かなきゃいけないんです。移動してからそこで聞かせてもらってもいい?」
カモを逃したくない彼女はまんまとホテル街についてきました。自然に居酒屋に入ったところで、ここからは攻守交替。このマルチに入ったきっかけを聞きます。狙いは、過去の不幸話を引き出すことにあります。そもそも化粧品のマルチ女は「美容」と「幸せ」を志向しているので、過去はモテなく、そして不幸だったんです。だからこんな質問を投げます。
「前はどんな風に辛かったの?」
彼女はこれまでの辛さを話し始めました。元々イジメられっ子でどうのこうのと。
「・・・だから、がんばってキレイな女の子になって幸せになりたいんです!」
すっかり気が抜け、なんでも話してしまっているのは、師匠がその場にいないからに他なりません。そこにはむき出しの弱い女性が一人いるだけ。お酒も当然すすみますよね。一通り話を聞いたところで、自然とセックスに関する質問をします。
「じゃあぜんぜんドキドキするようなことしてないの?」
「うん、してない」
「いろいろ我慢してるんだね」
「そうかも…」
 ストレスをなんとかしたい、という方向に持っていったところで勝負の一言。
「じゃあ、このあとちょっと休んでこうか」
店を出てからホテルまでは一直線でした。
2018/04/06

ついつい入会しそうになるマルチの成功者たちのパーティーに潜入してみた

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1コ下の弟から相談電話がかかってきた。
「兄ちゃん、このまえ、大学時代の先輩から数年ぶりに電話があって、飲みにいったんだけどさ」
弟を飲みに誘い出した先輩は、その席で唐突に質問を始めたそうだ。もし10万あったらどうする?
ふーん、じゃあ100万なら? 1千万なら? あれをしますね、これをしますねと弟が妄想を語ったところで、先輩は言ったらしい。いまお前が語ったような夢が実現する話があるんだよ、と。
「鍋とか浄水機のいい商品を、人に勧める仕事なんだって。その商品は普通には売ってないから、み
んな欲しがってるんだって」
アホか、この弟は。それマルチじゃん。いい歳して何に興味持ってんだよ。
「それ、ララウェイ(仮名)とかって言ってなかったか?」
「うん、それそれ」
「バカ。そんなもんに手出すなよ。借金抱えるぞ」
「だけど、その先輩が言うんだよ。実際に成功した人のパーティがあるから見に来たらいいって」
 ふーん、成功した人ねぇ。そりゃまあ、一部にはいるのかもな。で、そのパーティでわざとらしく金満ぶりを見せつけて勧誘しようって魂胆か。なんだか下劣そうで楽しそうじゃないの。
「わかった。兄ちゃんが代わりに見てきてやる。お前は行くな。誘惑に弱いからな」
会場ではララウェイの話はしないで
「兄が興味を持ってる」と弟から連絡を入れさせると、すんなり代打参加が認めてもらえた。成功者の集いは月に何度も行われているそうで、オレが潜入するのは次の会だ。当日の夜9時半、まずはその先輩と某駅前の喫茶店で待ち合わせした。
「はじめまして。小田(仮名)です」どこにでもいそうな青年だが、やけに明るい。週末にフットサルをやってそうな雰囲気というか。生活充実してますよ感、いわゆる〝リア充〞臭がプンプンだ。小田は会社員で、ララウェイ歴は約2年という。
「会場は近くのマンションなんすけど、行く前にちょっと説明していいすか」
彼はララウェイの仕組みについて説明を始めた。ノートに「権利収入」や「マージン」といった単語を書き並べていく。オレは適当にウンウン相づちを打つだけだった。
「お兄さん理解早いすね。そういう人が伸びるんですよ」
伸びねーよ。てか入んないし。
「あ、もうこんな時間か」
小田が大げさな素振りで腕時計を見た。あらあら、ロレックスじゃないの。ララウェイやればこんなの買えるってアピールか。
「今日は時間がないから説明はここまでね。日を改めて話をさせて下さいよ」
「…わかりました」「じゃあ、会場行こうか」
立ち上がろうとした小田が、何かを思い出したように再びケツを降ろす。
「そうそう、一つ約束なんだけど、会場ではララウェイの話をしないでほしいんだよ」
「は?」
「……この集まりってララウェイの本部とは関係ないもんなの。主催の人が個人的にやってるパーティだから…」
なんだか奥歯にモノの挟まった言い方だな。
喫茶店から歩くこと数分、目的のマンションに到着した。何とかタワーなんて名のついた高層マンションだ。エレベータで二十ウン階へ。部屋のドアを開けると、賑やかな声が聞こえてきた。すでに始まっているようだ。オレたちを見て、カツマーを一回り小さくしたような40絡みの女が近づいてきた。サングラスを頭に乗せ、シャツの襟を立てている。なんだかなぁ。
「会費2千円です」
 会費取るんだ。ふーん、金あり余ってるわけじゃないのね。会場には若い連中がいっぱい集まっていた。リビングルームは座る場所がないほど混雑してる。男女およそ40人。うち、女が7割か。
 一面ガラス張りの向こうには夜景が映え、ソファやラグもセンスがいい。テーブルのパスタも旨そうだし。ん?何だあの子!? 上はビキニ下は短パンの格好をした女たちがいた。シャンパンやワインをお盆に乗せ、みんなに配っている。エロい。いかにも豪奢なパーティって感じだ。
 小田が知り合いを見つけてどこかへ行ってしまったので、オレは一人取り残されてしまった。
 そこへカツマーが寄ってくる。
「どうですか? けっこう楽しいでしょ?」
「…そうですね」
「うちはああいうイベントもやってるんですよ」
指さしたテレビ画面にはクラブイベントの映像が流れていた。私たち、こんなに充実した暮らししてんのよ、と言いたいのか。
「あ、そうだ」
彼女が何かを思い出したように、おいでおいでと手招きした。連れて行かれたのはキッチンだ。男女
がせっせと煮炊きしている。
「あ、まだか。パスタが茹であがるころだと思ったんだけど」
パスタを茹でてるあの鍋、ネットで見たことがある。ララウェイ製の鍋だ。実力を見よってか。
「おーい、仙頭さん」
小田の声がした。あいつ、オレをほったらかして何してんだよ。見れば、彼は女の子たちに囲まれて座っていた。
「仙頭さん、楽しんでる?」
嫌味な言い方である。オレが一人なのをわかってるくせに。ああ、ララウェイに入ればオレもその輪
に加われるのに…って、ヤバイヤバイ、まんま乗せられてるじゃん。小田とカツマー以外は、誰もし
ゃべりかけてくれない。ビキニのネーちゃんも笑顔を向けてくるだけだし。
 どうやらこのパーティ、がんがん勧誘するための場ではなく、〝成功者〞のゴージャスぶりを頭にインプットさせることが目的と見た。後日そのイメージを武器に誘ってくるのだろう。入会すればあなたもあの一員ですよと。部屋の隅で、一人でポツンとしている男を見つけた。オレと同じ境遇か。
「一人ですか?」
「あ、はい。人に誘われて来たんですけど。ぼく2回目なんですよ」
2回目かよ。引き込まれかけてんじゃん。小田との約束を無視してララウェイの話題を振ってみる。
「入会とか考えてるんですか?」
「いいかもと思ってますね。こんなマンション住めたらいいですよね」
こりゃ、あと一押しで一丁あがりだな。近くにもう一人、ポツン男がいた。ぼけっと場の様子を眺めている。
「一人なの?」
「はい」
「ララウェイやってるの?」
「もうちょっと話を聞いてからやろうかって考えてるんですけどね」
どいつもこいつも揺さぶられてやがるな。宴もたけなわの夜11時ごろ、ポロシャツ姿の男が声をかけてきた。やけに落ち着いた雰囲気を放っている。
「どうもー。うちに興味があるって聞いたから、軽く話しとこうと思って」
 来た。ついに勧誘か。
「例えばあの人、サングラスを頭にしてる女性いるでしょ」
 カツマーのことだ。
「本職も持ってる人なんだけど、うちで月40くらいかな。その横の子はまだ22才だけど、月20くらい稼いでるし」
あいつはこいつはと、順番に数字をあげていく。金額はだいたい20万くらいだ。法外ではないけどサイドビジネスとしてはおいしいと思える、絶妙な数字だ。
「あの向こうの彼なんて、去年まで商社で働いてたんだけど、今はうちだけで食べてる。月30くらい
稼いでるよ」
「…そうなんですか」
「うちはそんな感じで儲かってるから。仙頭さんも絶対稼げると思うし」
上手い話術じゃないが、単純な直球も威力がある。もし退屈な毎日を送り、自由な金もままならず、
仲間とわいわいやる機会もない男なら、コロッといってしまうかもしれない。さっきのポツン君たちのように。時間が遅くなるにつれ、少しづつ人が引いてきた。窓際のイスが空いたので、携帯をイジってる女の隣に座る。
「ここいいすか」
「どうぞ」
同年代っぽいな。連れてこられた人かな?
「よく来るんですか?」
彼女は携帯をイジる手をとめた。
「しょっちゅうですね」
筋金入りのララウェイ会員か。「ぼくは今日初めてきたんですけど、いろいろ雰囲気がわかってよかったです」
ララウェイよりの発言が良かったのか、女の表情が明るくなった。
「それは良かったですね」
「今日ここにいた人で、どれくら
いがやってるんですか?」
「3分の1くらいじゃないですか。
女の子なんかは、近所に住んでる普通の子が多いですよ」
つまりは賑やかしだ。楽しんでます空気を演出するためのお飾りだ。あんな若い子らがみんな〝成功者〞のはずないもんな。ララウェイの話をするなと釘を刺されたのも、彼女らを引かせないためだったのか。
「オネーさん、お仕事は何をしてるんですか?」
「私はまあ、自営業みたいなもん。ギリギリ食べれてるくらいだけど」
「どんな感じの仕事ですか?」
「昼ごろおきて、あとはずっとミクシイやってる感じ。いろんな人の日記にコメント書き込むの。1日中やってるよ」
ミクシィの書き込みなんかがカネを産むわけない。てことは、要するにこの女は…。愛用者ならご存じのように、ミクシィではときどき、妙な女(であることが多い)からメールが届く。サイドビジネスがどうたらこうたらいうやつだ。この女が食えてるってことは引っかかるヤツも多いってことか。会話が途切れるや、彼女はまた携帯をイジり始めた。画面はミクシィだった。お仕事熱心なようで。
「というわけだから、お前なんかが参加したら上手く言いくるめられるよ」
 弟は腑に落ちない様子だ。
「でも成功したら女に囲まれるんだろ。ミクシィだけで食えるんだろ」
こういうバカは失敗者のパーティにでも連れてってやるのが一番か。みんな段ボール箱(在庫)の山を抱えてやってくるぞ。