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  • 2018/08/21突撃リポート

             11年前、35才の夏、運送会社を辞めたばかりのオレは、地元からほど近い冷凍倉庫でバイトすることにした。この冷凍倉庫は物流会社が持っているもので、アイスや冷凍食品、加工食品などを一挙に集めてそこから各店舗に配送するためのいわば中継地点のような場所だ。面接後すぐに採用になった。仕事内容は、冷凍倉庫のなかでの商品仕分けだ。初日朝、現場に到着したら社員さん...

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  • 2018/05/24援助交際・愛人・パパ活どんな女がやってくる

             平日の朝、吉祥寺駅から徒歩3分のネットカフェ「M」に到着した。複数の飲食店や携帯ショップ、パチスロ店などが入った雑居ビル内のワンフロアだ。表の看板には「レディス限定100円、ビューティアイテム無料」など女性向けの宣伝文句が目立つ。店の方針として女性をターゲットに選んでいるのかもしれない。エントランスのカウンターで入会手続きを済ませ、24時間2700円...

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ブラック企業の現場ルポ・冷凍倉庫での商品仕分けと言う仕事

201505216.jpg 201505217.jpg 201505218.jpg 201505219.jpg 201505220.jpg 201505221.jpg 201505222.jpg 201505223.jpg 201505224.jpg 201505225.jpg11年前、35才の夏、運送会社を辞めたばかりのオレは、地元からほど近い冷凍倉庫でバイトすることにした。この冷凍倉庫は物流会社が持っているもので、アイスや冷凍食品、加工食品などを一挙に集めてそこから各店舗に配送するためのいわば中継地点のような場所だ。面接後すぐに採用になった。仕事内容は、冷凍倉庫のなかでの商品仕分けだ。
初日朝、現場に到着したら社員さんから大げさな服を渡された。
「じゃあこれ作業着ね」
 雪山で使えそうなフードつきのコートとモコモコのズボン、そしてスキー仕様の手袋だ。まあ冷凍倉庫って言うぐらいだしこれぐらい厚着したほうがいいんだろう。Tシャツ短パンの上からそれらを着込み、倉庫に入る。衝撃はいきなりやってきた。鼻先に激痛が走り、少し遅れて全身に寒気が襲ってくる。思わず「うわっ!」と声をあげてしまった。マジかよ、こんなに寒いの?社員さんについていく形で歩き出すも、前方から寒気がぶつかってくるせいで、一気に下っ腹が痛くなってきた。
「じゃあまずは仕分けね。ここの段ボールの中身を出してチェックしてくれる?」
指示に従って段ボールに手を伸ばし、箱一杯に詰められたアイスクリームをいくつかのカゴに入れていく。単純作業のせいか、それともやっぱり異常な寒さのせいなのかわからないが、だんだんと目が開かなくなってくる。1時間もしないうちに休憩時間がやってきた。倉庫を出た瞬間に今度は異常な暑さを感じる。社員さんに尋ねてみた。
「あの部屋って何度ぐらいなんですか?」「マイナス25度」
と聞いてもピンとこなかった。後で調べれば、自宅の冷凍庫がだいたいマイナス15度〜20度ぐらい。日本国内の自然界でその気温を体感することはまずなく、冬の札幌の夜の気温でだいたいマイナス10度前後らしい。
「だから45分やったら15分休憩入れる決まりなんだよ。そうしないと凍えちゃうでしょ?アハハ」
…たしかに。よくわかんないけど顔の筋肉が動かしづらくて口を開けるのもぎこちないし、指もカチコチのままで感覚がない。この作業を8回繰り返し、日当9千円。割がいいのか悪いのか…。
倉庫は24時間稼働してるが我々の仕事は、日勤・夕勤・夜勤の三交代制だ。それぞれ7、8名ずつで対応し、オレは朝9時から夕方6時までの日勤に入ることになった。数日間働き、おおよその流れがわかってきた。この会社にある倉庫は2つ。〝チルド〞と呼ばれるマイナス5℃程度のものと、オレが働く〝フローズン〞だ。フローズンの中にもランクがあり、この会社にはマイナス25度のF1級しかないが、よそにはさらに低温のF2F3などもあるらしい。
出勤すればタイムカードを押し、着替えて入室。するとすぐに顔に痛みが訪れる。防寒服を着てフードを被ってるが顔はモロ出しだからだ。遅れること数十秒で全身に寒気がやってくる。ちょっと手を動かすだけで冷たい針が刺さるような感覚がずっと続く。仕事内容は、かいつまんで言えば、手作
業による段ボール箱の荷下ろしにすぎないのだが、入室まもなくで、物を持つことが困難になってくる。5キロほどの段ボール箱が何倍もの重さに感じられるのだ。寒さで筋肉がヘンになってるんだろう。
20分ほど経つとどういうわけか異常な眠気が襲ってくる。そして作業中に一応は汗をかいてるらしく、それが冷えてさらに寒気が止まらなくなる悪循環。本当に気を失いそうになる。吐き気がやってくるのもこのころだ。理屈はわからないけど腹の底から上ってきてゲーっと吐いてしまう。そのため現場にはそれ用のゴミ箱が用意されている。入室して30分で、まぶたの動きが鈍くなる。目から涙が止まらず、それが凍って氷柱状になったりもする。
 カラダが硬直してきたところで例の15分休憩がやってくる。休憩室ではすぐにカラダに熱を帯びてきて、汗をかくほどだ。こんなことを1日8回(昼休憩を抜いて)やって終了。たまたま夏に仕事を開始したこともあり、外気は夜でも30℃近く。倉庫との差は60℃になる。おかげで体調はむちゃくちゃになった。すぐに風邪をひき、鼻水が倉庫内でカチコチになって息苦しくなる。それをはがそうとすると皮が剥けて血が出てくるし、唇もカサカサして少し触るだけで血が流れてくる。オレだけの話じゃなく、一緒に働く作業員みんながそうだ。誰もが唇カサカサ、鼻の穴は切り傷だらけの痛々しい顔になっている。こんな現場なのに作業員には女子も数人いるのだからタフというかなんというか。春になり正社員採用されることになった。なぜか。理由は単純に「続いてる」からだろう。
 この仕事を始めてから、逃げ出した人間を何人見てきたことか。バイト初日のヤツが冷凍倉庫に入って10分後に消えているなんてことはザラだ。バックレるのはなにもバイトだけではない。その春、新卒入社組の5人が研修にやってきた。最初は現場(冷凍倉庫)で仕事を覚え、後に管理業務にまわるらしい。彼らにとっての初日。いきなり冷凍倉庫に投入され、全員が大きな声をあげた。
「サムっ!!」
「正気かよ!」
「キャー!!」
初日の午後、昼飯中に現場リーダーが声をあげた。
「あれ、○○と××は?」
新卒2名の姿が見えない。慌てて電話したようだが結局連絡はつかなかった。なんと、研修初日の午前で逃げ出したのだ。残った3人のうち、さらに2人が1週間以内に退職希望の旨を伝えて去っていき、最後の1人も1カ月続かずにやめていった。最後の彼は休憩中にこんなことを言っていた。
「人間の働くとこじゃないっすよね。病気とか大丈夫っすか? マジで検査してもらったほうがいいですよ。池田さん、なんか顔コケてません?」
…たしかに、頬に黒ずんでる部分がある。安田大サーカスのヒロみたいな感じだ。入社前はなかったものだけど…。こんな調子だからウチの会社は年中、求人募集をかけている。入ってくる人間で半年続くのは1人、2人ぐらいの世界だ。冷凍作業員になって1年ほどが経ったころ、久々に高校時代の友人と飲みにいくことになった。待ち合わせの駅前で友人が口を大きく開けて固まっている。
「……池田?大丈夫かよ」
「は?なにが?」
「オマエ痩せすぎじゃね?」
たしかに体重はガッツリ落ちていた。入社当時は75キロでぽっちゃりしていたのに、そのころは60キロを切っていた。はたして冷凍倉庫のせいなのか。寒い中で動くためにカラダがカロリーを消費してるってことなのかもしれない。ちなみに現在のオレの体重は42キロしかない。身長は175。やっぱり寒さのせいかも。ツレ全員が揃って居酒屋に入ってからも、話題の中心はオレの容姿についてだ。
「顔の色ヤバくない?」
「なにが?」
「なんか紫色じゃん。その仕事ってなんかマズイんじゃないの?」
「んなことねーだろ。普通にメシとか食ってるし」
強がってみたものの、「顔色が紫」と聞いて内心ドキドキしていた。自分では気づかなかったけどそうなのか?翌日、仕事場で他の作業員の顔を確認してみる。たしかに赤黒いというか紫に近い色だ。
「あの、オレらって顔が紫色になってるんすかね?」
「あ? あー、良く言われるしそうかもな。でもさ、スキー場とか行っても赤くなったりするじゃん。それと一緒なんじゃねーの?」
いや、それは雪ヤケだから違うと思うけど…。オレなりに調べてみたが、紫になるのはおそらく凍傷の症状のひとつと思われる。現場ではマスクなどしていないため、それが顔にあらわれるのだろう。
入社して5年ぐらい経ったある日、大事件が起こった。お盆のある日。この時期ウチの会社では物量がガクンと減り、深夜勤務がなくなる。この日は夜8時ぐらいになってオレを含めた全員が倉庫から出て退勤していった。しかし、誰もいないと思われた倉庫に残っていた人間がいたのだ。閉じ込められることがないよう細心の注意が払われているというのに。
「5人入って、5人出てきた」みたいなチェックこそしていないが、入退出はタイムカードで把握できるようになっている。万が一閉じ込められたとしてもドアは内外どちらからでも開けられるし、壁に設置された自動ロック制御のシステムも双方向から動かせる。さらに警備員が1時間に1回の見回りをする徹底ぶりだ。この日も作業員や事務の人間は帰宅していたが、警備員だけは通常どおり業務を行っていた。でも閉じ込められたのだ。入社したての20代後半の兄ちゃんが。これは非常に偶発的な事故だった。
まず、彼はオレたち作業員が撤収するずいぶん前から倉庫奥の資材置き場で動けなくなっていた。腹痛と手足のしびれにより倒れこんでいたわけだ。場所柄そこに人が来ることは少ないために誰も気づかなかった。だんだん意識が朦朧とする中でいちおう大声を出したらしい。だけどそんなのは聞こえるはずもない。全員フードを被って仕事しているから倉庫内ではなかなか声が届かないのだ。
午後10時ごろ、つまり倉庫内に一人きりで残されて2時間後、彼は見回りの警備員によって発見された。すぐに救急車が呼ばれ、全身が硬直して冷凍マグロのようになった彼は搬送された。こういった事故は5年に1回ぐらいは起こってしまうものらしい。幸い彼は死に至らなかったものの、呼吸器系に障害が残ってしまったそうだ。カラダの変化はみるみる加速していった。その最たるものが指だ。
きっと凍傷なのだろう。毎日指の感覚はなく、仕事が終わって帰りの電車に乗り、40分ほどで地元駅に到着するころ、ようやく治るほどだ。それにくわえて慢性的に動きが鈍くなったように思う。文字を書こうとペンを動かすとき、思ったような運びかたが出来なくなった。字がヘタになったなぁと実感したのはケータイの機種変手続きのときだ。受付のお姉ちゃんが言うのだ。
「すいません、審査が通らない可能性があるので、もう少しキレイに書いてもらえますか?」
自分の名前ですらこうなので他の文字なんてもっとヒドイ。ケータイと言えばメールを打つのもひと
苦労だ。「あ」を押すつもりが「ま」になってしまったり、フリック入力(指をなめらかに動かす文字入力方式)なんてとてもじゃないが出来っこない。だけど自分はまだいいほうだ。凍傷になって指を切る人もときどきいるし、バイト初日で手の指すべてが青紫になって凍傷と診断されたヤツだっていた。年を取ったせいもあるだろうが、作業中に膝とヒジが割れるように痛いのもしょっちゅうだ。こんな状況でもときには笑えるようなコトもある。3年ぐらい前、大学生カップル同士で来たバイトがいた。二人はいつも仲良さそうにしていた。休憩中は手を繋いでるし、ときどきチュっとやってるのも見たことがある。「こんなとこでヤルなよ」と呆れていたものだ。そんなある日、倉庫内がいきなりバタバタしはじめた。作業員たちが走って出て行き、しばらくして救急隊員が入ってきたのだ。なんだなんだ?隊員によって担架に乗せられていたのは例のカップルだった。唇がくっついたまま泣きじゃくっている。どうやら冷凍倉庫内でキスしていたところ、瞬間的に凍ってはなれなくなってしまったらしい。この一件をきっかけに『倉庫内キス禁止令』が出されたときは笑ってしまった。それにしても、こんな過酷な現場に女性がいることは、オレにとっては驚きでしかない。
ある女性作業員に相談されたことがある。
「あの、すごく言いづらいんだけど聞いてもらえませんか?」
「どうしたの?」
「この会社に入ってからね、生理がオカシクなったの。今じゃ3カ月も来てなくて…どうしよう」
彼女は24才で結婚している。半年前からウチで働きはじめたのだが、生理不順にはじまり、ついにそれ自体が来なくなったそうだ。「ワタシは絶対ここのせいだと思ってます。だって他に原因は思い当たらないし…」
「病院に行ってみたほうがいいんじゃない?」
「行きました。でもわからないって。ストレスとかそんな可能性もあるとか言われて。でも絶対この仕事のせいです」
そんなのオレに言われてもわからない。だけどきっとそうなのだろうなぁとは思う。あの寒さが女性の体に悪影響を与えないとは思えないのだ。
ウチの倉庫で働く社員は自分を含めて10人程度。それとパートや派遣バイトを合わせて25人ほどが現場作業だ。さらに、事務方も6人働いている。オレが言うのもなんだけど、冷凍作業員は皆、うつろな眼をしている。頭がボーっとするせいか、休憩や昼食時も会話をほとんどしない。食堂なんて静かなもんだ。まあそこが気楽と言えば気楽なのだが、それを事務方が小馬鹿にしてくるのが耐えられない。ある日、伝票通りの仕分けが出来ておらず、当事者のオレは事務のおばちゃんに呼び出された。
「なんで間違えるの。アナタここ長いんでしょ?」
「すいません」
「今まであまり言ってこなかったけど、ちょこちょこあるわよ。どういうつもり?」
ただただ平身低頭謝るオレに、この婆は言った。
「寒いとこにいるから頭ヘンになっちゃったんじゃないの?」
「え?」
「とにかく気をつけてよね。アナタたちの尻拭いをするのはこっちなんだから」
同じ会社に勤める人間なのに……。冷凍作業員は頭がオカシイってか?さすがにこうもはっきり言われることは少ないが、奴らがオレたちを見下してることは明らかだ。たとえば伝票の修正をお願いしに行くと、
「うわ、現場の人はこっち(事務スペース)来ないでよぉ。うちらまで寒くなっちゃうから」
社内ですれ違うときには、
「大丈夫か?生きてるか?凍っちまってないか?」
帰宅時に出口で会ったときなんかも、
「ああ寒いなぁ。あ、キミは暑いか。あんなところにいたらどこ行っても暑くて大変だよな。サウナ要らずってか。ギャハハ」自分らは特権階級とでも思っているのだろうか。オレらが極限状態で働いてるからメシを食えてるんだぞと言ってやりたいところだけど、そんなムダなことをやって何かが変わることもないだろう。なんとか11年続けてきたオレだが、なにか妙な診断をされるのが怖くて病院に行ったことはない。
最近では簡単な計算が出来なくなった気がするし、物覚えも悪くなった。職質されたときに自分の名前が思い出せなくて悩んだこともある。冷凍倉庫のせいだという確証はないけれど、もちろん、そうじゃないとも言い切れない。

家出の女性の集まる漫画喫茶突撃ルポ

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「こんにちは。雑誌社の者なんですが、いまこちらで寝泊まりしてる方のお話をうかがってまして。そういう経験ってあります?」
「あ〜、もう半年ぐらいここで暮らしてますよ」
「長いですね。少しお話聞かせてもらえませんか?」
「え〜と…」
「すぐ終わります。謝礼も2千円ほどお支払いします」
「え〜、ホントですか? いいんですか?」
謝礼の話をしたら急に笑顔になった。やはりお金に困ってるんだろうか。
 店内のフリースペースに移動して話を聞いた。
 彼女Aさん、年齢は「30ウン才です」とのこと。中年女性と言って差し支えないだろう。
「なんでまたネカフェで暮らすことになったんですか?」
「ああ、部屋借りてても意味ないなと思って、住んでたアパート解約したんです」「意味がない?」
「あの、仕事が…テレアポっていうか、そういう仕事してて、そこにそのまま泊まれたりするので」
 突然小声になって言い淀むAさん。どうしたんだ?
「あの〜、ツーショットダイヤルってわかります?」
「わかりますよ。ひょっとして、お仕事ってツーショットのサクラですか?」
「アハハ、そうですそうです! 普段は個室でインカムつけて男の人と話すだけなんだけど、そのまま個室に泊まったりするんで。帰らないことが多いと家賃もったいないじゃないですか」この人、そんな軽い動機でホームレスになったのか。随分思い切ったことをするもんだ。当然、現在は結婚もしてなければ彼氏もいない。ツーショットの男とエロ話をしながら日銭を稼ぐ日々を続けているらしい。
「ツーショットの男性と会ったりしないんですか?」
「ないですねえ」
「援助交際とかは?」
「ないですないです」
「でもツーショットやってたらそういう話になるでしょう?」
「でも会話を全部会社の人に聞かれてるんで。そもそも毎日そういうエロい話ばっかりしてると男の人とどうこうしたいって気持ちもなくなりますよ」
 物欲もなければ性欲もないと言い切る彼女。なのでここでネット動画やテレビを観ながらのんびり過ごす生活が気楽で楽しいんだそうだ。今使っている個室の中を見せてもらったが、半年も暮らしているとは思えないほど荷物が少なかった。というか小さなバッグ1つしかない。
「荷物それだけですか?」
「着替えとかの荷物は会社(ツーショット)の部屋に置けるので、いつも財布だけ持ってここに来てるんですよ」
オフィスは恵比寿にあるらしい。ならばどうしてわざわざここのネットカフェを選んだのだろうか。
「ここってとにかく女性が安いんですよ。24時間いても1800円でしょ。歌舞伎町とかだと倍しますからね。あとシャンプーもタダで使えるし」
「料金が決め手なんですか」
「そうですねえ。色々調べたけど、都内で一番安いんじゃないかな」
たとえ職場から遠かろうと、都内一の安さは捨てがたいわけか。ならばやはりどうしても気になるのが、お金への執着心だが。
「もし3千円お支払いすれば、手でしてもらったりできませんか?」
「え? アハハハ! 本気ですか? 今?ここで?」
「僕の部屋でいいですよ」
「ああ、それじゃあ」
 やっぱりしてくれるんだ。お昼を過ぎたころから、場内でポツリポツリとそれっぽい女性を見かけるようになった。皆さん一様にボサボサ髪で化粧ッ気がなく、ヨレた部屋着姿で歩いている。中年というより初老に近い女性までいるようだ。が、話しかけた瞬間、「イヤイヤ…」と小走りで去られたり、うつむいたまま個室に逃げ込まれたりと、なかなか話を聞かせてくれる人がいない。黒いロングTシャツにジャージパンツの、細身の短髪女性を発見した。男性誌コーナーで新聞やSAPIOなどを手にしていたので、最初は男かと思ったが、近づいてみるとどうやら女だ。ぱっと見、歳は30代半ばぐらいに見える。
「すみません、実はいまネカフェで暮らしてる方のお話を伺ってまして…」
「そうなんですか。私、いまそういう状況ですけど」
ハキハキ答えてくれた彼女は、ネカフェ暮らしを始めてまだ3週間というBさんだ。歳は42才。彼女が案内してくれたわずか1畳半程度の個室には、大量の荷物が運び込まれていた。テーブルに飲みかけのペットボトルや化粧道具が並び、長い期間ここで生活していたことがわかる。
「なんでまたここで暮らすことになったんですか?」
「わたし、刑務所から出てきたばかりなんですよ。で、部屋が借りられないのでここに」
 刑務所に入った理由は窃盗の累犯らしい。
「累犯ってことは何度か入ってるんですか?」
「そうですね。今回で3回目です。3年満期で出所して。先月の頭に出て来たばかりなんで、まだ部屋も借りられないから、ひとまず生活保護を受けてる状況です」
「なんでそんなに盗みを繰り返したんですかね」
「うーん、まあ、お金がないってのもありますけど、どうしても我慢できなくてって感じでしたね」
Bさんには母親と親戚の叔母、2人の身内がいるそうだが、母親が重い病気になり、その看病を叔母が1人で引き受けてくれている。そんな状況で何度も万引きを繰り返し刑務所にまで入ってしまっただけに、これ以上頼ることはできないそうだ。頼れる身内がいないうえ、住所も携帯もないので仕事
が見つからない。もちろん部屋も貸してもらえない。結局、ネカフェ暮らしするしかないという結論に達したらしい。生活保護でもらえる現金約12万円のうち、5万4千円がネカフェ代として消えるが、食事はスーパーのタイムセールで弁当や総菜を買って食べて、なんとかまともな生活は送っているそうだ。
「ここにいると時間の感覚がおかしくなるので、日中は外に出るようにして図書館に行ったり、フリマで買い物したりしてます。今日はたまたま早くて、さっき図書館から帰って来たところです」
「ここの店を選んだのは安いからですか?」
「そうですね。ここ、女性がすっごく安いんですよ」
「生活するうえで不満はないですか?」
「まあ、言えばキリがないので。とりあえず暖かいところで寝られますから」
では、そろそろここで、例のお願いもしてみよう。
「3千円お支払いするので、ちょっと手でしてもらえないかって言われたらどうします?」
「えっと…。どういうことですか?」
「ですから、手でココを…」
「あ〜〜。はいはい。いいですよ」
「いいんですか?」
「はい」
女性が貧困に陥ると、やはりこういうことになるようだ。パチスロがあるからなかなか出られない雑誌コーナーで館内用のスリッパを履いた170センチ近い巨漢の中年女性を見つけた。いかにも難民ぽい。
「すみません、ちょっとお話よろしいでしょうか」
「はい?」
 取材に応じてくれたのは、年齢ヒミツ(見た感じは40代半ば)のCさんだ。
「そういう話なら、もう1人、知り合いもここにいるので、その子も呼びましょうか?」
とのことなので、急きょ、2人の女性から話を伺うことになった。現れたのは、かぎりなくCさんに似た体型のDさん(同じく40 代半ば)だ。
「2人ともこちらで暮らしてるんですよね」
「そうですね」
「お2人はどういうご関係なんですか?」
「職場で知り合ったお友達です」
「ちなみに、何系のお仕事なんですか?」
「え〜と、アハハ。ツーショットダイヤルってわかります?」
「えっ!?さっきお話した別の方もツーショットのサクラやってるって言ってましたよ。恵比寿に会社があるって」
「え〜っ、ホントですか? 私達は新宿の会社ですけど」
なんと、またしてもツーショットのサクラ女だった。しかも2人組。何なんだこのネカフェは。2人が出会ったのは2年前に遡る。Cさんは元々東京郊外のアパートに男と一緒に住んでいたらしい。
「男っていうかヒモみたいな感じですよ、働いてなかったし。その人が色々とイヤになって、田舎で暮らそうと思って。家も出て東京も出て、しばらくやってたんだけど、なかなか田舎だと仕事もないので、結局こっちに戻ってきたって感じです」彼女は、都内に戻ると同時にツーショットで仕事を見つけ、そのまま会社の個室に泊まり続けていたが、そこで知り合ったDさんの勧めで、このネカフェにねぐらを変更したらしい。一方のDさんは、今も契約している賃貸アパートがあるにもかかわらず、そこを他人に又貸ししているそうな。どういうことだ?
「私、ツーショットの前は闇金で働いてたんですよ。そこで知り合った女友達と一緒に住んでたんだけど、今は彼女が1人で住んでるんです。家賃はその子が払ってる」
「なんで一緒に住まないんですか?」
「遠いしね。私パチスロが好きで、ここのビルって地下にパチスロがあるでしょ?」
「え? 下にパチスロがあるからここに住んでるんですか?」
「まあ、安いってのもあるけど、パチスロがあるからなかなか出られない」
へぇ、そんな理由でネカフェ暮らしを始めちゃうんだ。パチスロはCさんもお好きなようで、昼間2人でツーショットの仕事に行き、それが終わると一緒にパチスロを打ちにここへ来て、夜は上の階のネカフェで寝るという生活を繰り返してるらしい。
「さっきまで2人で行ってたんですよ。今日はちょっと負けちゃったかな」
「フフ。私は少し勝った勝った」
お2人とも、なんだか楽しそうですね。ちなみに手コキは「ムリ」の一言で断られました。トイレで男性店員さんと連れションする形になったので話を聞いてみた。
「ここ寝泊まりしてる女性が多いって聞いたんですけど、実際は何人ぐらいいるんですか?」「ああそうですね、正確に数えたことはないんですけども、15人近くはいると思いますよ」
席数150程度の規模で15人もいればかなりのものだ。この時間を過ぎると店内を歩く中年女性たちの姿は完全に消え失せ、若い学生風やカップルなどがチラホラと往来するようになった。年配者は寝る時間も早いのかも。白髪交じりの50代と思しきおばさんが、ドリンクコーナーでお茶を入れていた。
「こんばんは。こちらで寝泊まりしてる方のお話をうかがってまして。そういう経験って…」
「寝泊まりしてますよ」
一切目を合わせずに答えてくれた。なんか恐いんですけど。
「どうしてここで暮らすことになったのか、よかったら教えてもらえませんか?」
「どうしてって…、ここしか住めるところがないから」
「お部屋を借りたりとかは?」
「だって、まとまったアレが必要でしょ?」
要するに、お金の問題でここで暮らさざるを得なくなったんだろう。
「ここはいつぐらいから寝泊まりされてるんですか?」
「半年ぐらい前じゃないかな」
彼女、Dさんのお歳は55才。ここに至るまでの経緯を尋ねてみたが、どうにも要領を得ない答えばかりが返ってくる。
「アタシはほら、若いころはサロンで働いてたんだけどもさ。今はそんなとこで稼げないもんだから」
サロンって何だろう? ひょっとしてピンサロのことかな。
「あの、サロンというのは、ピンクサロンのことですか?」
「……サロンですよ」
「あの男性の横に付いて色々と…」
「そうですよ。もうこの歳だと働けるとこないですから」
彼女は結婚はしておらず、彼氏のような男もいない。両親や兄妹は何年も前に亡くしているそうだ。
「それで、今の収入は、お仕事は何もされてないんですか」
「何もしてないこともないんだろうけども…。あのちょっと、すみません」
 話の途中でくるりと横を向いてスタスタ歩き出し、自分の部屋へ入ってしまった。寒さで目が冷めた。あやうく風邪を引きそうになったので、フロントからタオルを借りてシャワーを浴びる。まったく疲れが取れてない。いくら料金が安いとはいえ、毎日おっさん客のイビキが響き渡るあんな狭い個室で寝泊まりしていたら、すぐに身体の調子がおかしくなりそうだ。まだ若ければいい。人生やり直しもできるだろう。でも中年になったあのおばちゃんたちに、未来はあるのだろうか。
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