0068_2019042617015985a.jpg 0069_201904261702006bc.jpg 0070_201904261702026db.jpg 0071_20190426170204a78.jpg 0072_2019042617020704d.jpg 0073_20190426170209863.jpg喜ぶべきか悲しむべきか。大型のチェーン店は雑誌広告、ティッシュ配りなどで大量宣伝することにより、知名度が上がり、コールも安定化する。しかし、外食産業を例にとるまでもなくサービスが均一化されると、どこへ行っても同じマニュアル、同じ味で飽きてしまう。ハンバーガーは飽きた。たまにはラーメンを食べたいと思うときだってあるのだ。
そういう意味で、独立系の駅弁テレクラには、ごちや混ぜコールの面白さがあった。
2年ほど前に閉店してしまったが、西武池袋線のひばりケ丘にあった店がそうだった。小さなマンションの一戸を改造したテレクラで、ベニア板で仕切った個室にはドアの代わりに汚れたカーテン。ギシギシいう古びた回転椅子。暖房は石油ストーブ。暗い蛍光灯。床にはゴキブリ。古いカレンダーの裏面を束ねたメモ用紙。俺が知るかぎり日本で2番目に汚いテレクラだった。後に淫行で逮捕されることになる「グロリアの狼」氏はここの常連だった。女と会えた確率では他店にひけをとらない。会った女、やった女。そのほとんどが近所の女たちで、ホテル入場禁止年代の女とは町外れのカラオケでハメた。
援交、冷やかしもどんどん繋ぐ。そのおかげでニセアポも見破れるようになったし、値切りのテクニ
ックも勉強できた。客同志の情報交換も盛んで、仲良くなった大工見習いの男からは2人の人妻を紹介してもらったこともある。俺がお返しに露出狂のデブ女を紹介すると、大いに喜ばれた。こういう手作りの味も捨てがたいものだ。家を出るとき確認した文字放送の関東レーダー画面から予想すると午後には雨は弱くなる。それに期待しながらコールを待つ。この日のために店側では前日から約3万枚のティッシュを用意、朝9時から駅周辺で配っていると聞いた。
コールもボチボチ。友だちからドタキャンくらって駅からかけてきた学生、バイトをすっぽかして遊び相手を探しているフリーター。こんなときに限ってオイシイコールがくるものだ。
だが、今日のターゲットは人妻。他の部屋に回す。案の定、外出したその客は戻ってこない。クソッ。ラッキーなヤツめ。
人妻の1本目がきた。話し方からいって常連か。「どこにお住まい?」と聞くと「その言葉であなたはチャンスをなくすのよ」と高ビーな返事が戻ってきた。「歳にしては大人じゃないわね」
「女を知らないんじゃない」
一言一言ムカつく女で、取材でなかったらとっくに切っているところだ。
これは取材です、と女にことわりディレクターと交替。テレクラにかける心理、夫にバレたときの
対応など落ち着いてインタビューしている。さすがプロ。終えると
「おいしい話はほとんど聞けました」と報告があった。よし、これからはフリーだ。
両足をひろげ催促する女の口にペニスを入れ、右手で性器をかき
回す。と、今度は「2本入れて」と注文。俺は女の肛門に薬指を突っ込んだ。
「これ、これ、いい」大声をだす君子。
「元気なチンチン。入れてえ!」
まだ早いぞ。挿入は、ここを紙めてからと俺は尻を突き出した。と、女が顔を動かしながら俺のを吸う。すかさずゴムをはめソファの上で結合した。
射精後ペニスを拭いているところへ携帯が鳴った。ディレクターからだ。
「いま接客が終わったのですぐ戻ります」
一方的に話をして切ると、君子は「忙しいのね」と不満そうに言った後、入り口にある自動会計機に札を入れた。しめしめ、今日の出費は往復の電車賃480円だけで済んだ。まあまあの女だし、きれいな空気も吸えたし、おまけにマッサージ付き。言うことはない。