SnapCrab_NoName_2018-1-1_17-49-53_No-00.png
皆さんももうお気づきのことだろう。エンコー嬢や風俗嬢に、現在の、あるいは以前の職業を尋ねると、この答えが返ってくる比率が圧倒的に高いことを。
「介護ですね〜」
そう、そうなのだ。あの仕事はほんっとに安い給料でこき使われるため、つい手軽な副業に手を染めてしまうのである。仕事柄、男性との肌の接触にさして抵抗がないという理由もあろう。ここにある仮説が誕生した。てことはつまり、現役の介護士ちゃんたちだってカネで買えてしまうのではないか?なにせ彼女ら、慢性的に金がない24時間365日ワリキリ予備軍なのだから。初対面の女性の職業が瞬時にわかる場所といえばお見合いパーティしかない。さっそく平日昼間開催のパーティに足を運んだ。介護職の女性は大半がシフト制であるため、この時間帯でも遭遇できる可能性は高いだろう。狙いは間違っていなかった。女性参加者およそ15人の中、1人の女性のプロフィールカードに「介護職」とあったのだ。賭博黙示録カイジに出てくる坂崎の娘・美心に似たツインテール黒髪の24才だ。ちょいぽちゃだけどおっぱいは大きいし、買えるなら買うでしょう。
 フリータイムでは彼女だけにフォーカスを当ててアタックだ。
「介護職なんだって?」
「はい、いま夜勤明けなんでけっこうハイなんですよ」 
「じゃあ、ついさっきまで仕事してたってこと? ごはんつくったり、服脱がせたりとか?」
「そうそう、そうです!」
「おじいちゃんのお世話とか、大変そうだね〜」
「そうですね、筋肉痛になるし、いろいろ運ぶんで腕が太くなっちゃったし」
 美心ちゃんは笑いながら二の腕を触った。
「ぶっちゃけ、給料も低いんでしょ?」
「そうですね…」
 明るい笑顔が、少しだけ曇った。やっぱり金ないんだな。
「そういう話きいてるとなんか援助してあげたくなっちゃうよ」
「いえいえ」
「ちょっと待って、いま手持ちでいくらあるか数えるから」
「ちょっと! それ生々しいですって!」
 あたりをキョロキョロし、手で目を覆い隠す美心ちゃん。が、隙間から札束を確認しているのがわかる。
「じゃあさ、1万5千円あげるからエッチしようよ。ほんとすぐに終わるから」「え?それマジで言ってんですか?」
 表情が固まってしまった。さすがにパーティの場で援助交渉は浮きすぎか?
「じゃあわかった。とりあえずお金は出すから一緒にカラオケとかいかない?」
「えーおごりとか悪いですしいいですよ、申し訳ないです」
「ホント無理しなくていいから。だってこのあと予定ないんでしょ?」
「ないですけど…本当にいいんですか?」
 よし! いきましょう!
 無事カップルが成立し、すぐさま近くのカラオケボックスに入った。
 ソファに腰をおろした美心ちゃんが言う。
「先に歌いますか? 私、男の人の歌ばっかり歌うんですけどいいですか?」
 ちがうちがう。ここに来たのはキミを買うためだからね。
「あのさ、さっきの話なんだけど、1万5千円くらいはマジで出せるからさ」
「いやいや、ホントにそういう問題じゃなくてありえないですって!」
「じゃあ、2万は?」
 黙って首を横に振っている。これはマジで無理みたいなリアクションだな。どうしよう。
「ぜったいムリってかんじ?」
「ぜったいムリ、てかありえないですって」
「わかった、じゃあおっぱいだけでいいから触らせて!」
「ムリですってば」
「いやいや、お小遣いあげるからさ」
 財布から5千円札を取り出して、美心ちゃんの手に押しつける。
「え、本気で言ってるんですか?」
「本気ホンキ。じゃあ触るね」
 …モミモミモミ。ほうほう、やはり予想通りの柔らかさだ。
「おっきいね。何カップ?」
「うーん、EとかFとか…」
 聞き終わらぬうちに服をたくしあげ、ブラをずらす。小梅のような乳首が現れた。
「ヤバい、興奮してきちゃったよ」
 顔を近づけて乳首に吸い付いたところで、突き放された。
「ほんとやめてください!それ以上はマジでダメです!マジで変態!」
うーん、この言われようは納得できないな。5千円もあげてるのに。とはいえなにせ相手は一般女性である。5千円での乳揉み成功はやはり相手が貧困な介護士だったからこそと確信をいだく俺だった。翌日は夕方開催のパーティに足を運んだ。20数人ほどの参加女性のなかに「介護」と書いたプロフィールカードはまたも1人。元SKE48の松本梨奈ちゃん、通称マツリナちゃんをちょいぽちゃにしたカンジの26才だ。フリータイムで突撃!
「介護って、具体的には訪問ヘルパーみたいなことやってるの?」
「いえ、私は施設に入ってやってます」
「給料低いって聞くけど、やっぱそうなの?」
「あ、わかります? もう、めっちゃ低いですよ〜!」
 ニコニコしながら答えてるけど、その笑顔の裏にある苦悩、わかります。ここは正義の味方が援助しますよ。
「やっぱそうなんだ! あ、いま一人暮らしなの?」(プロフィールカードを見ながら)
「そうなんですよ、家賃とごはんでだいたいなくなっちゃうんですよね〜」
 そりゃあワリキリのひとつでもしないと家計が苦しいでしょうに。さっさと切り出そうか。
「そういう話聞くとさ、俺でもなにかできることないかなって思ったんだけどね」
「はい」
「だってごはんと家賃だけで給料なくなっちゃ切ないじゃん?服とかも買いたいでしょ?」
「それはそうですね〜」
「じゃあたとえばだよ? たとえばいま俺と1万5千円でエッチしようって言ったらどうする?」
「えっ…」
 やばい、笑顔が消えた。あんなにニコニコしてたのに。
「いやいや、ほんとに払うよ」
「いやいや、それはないですよ〜!」
 でもまだわずかだが笑っている。グイグイ攻めていこう。
「違う、ちゃんと聞いて。ほんとに払うから、ちゃんと考えてみてよ」
「…やりません」
 一瞬、迷いの表情が見えたが首をタテには振ってくれない。やはりこの場での交渉は厳しいか。外で決着をつけよう。
「すみません、このあと仕事があるので…」
 うっ、ばっさりフラれてしまった。
「じゃあ連絡先渡しとくから、なにかあったら絶対連絡してね」
 と、悪あがきでラインのIDを渡して、はい終了!!
 …と思ったら、なんと翌日午後に彼女から連絡が入ったのだ。
〝昨日は仕事で帰っちゃってすみません。もしよければこれから会えませんか…?〞
 これって、つまりそういうこと? だって昨日はエンコーの話しかしてないわけだし。
 その夜19時に新宿で待ち合わせ、ラブホ街のほうへ歩き出す。
食事とか不要なんだよな? ストレートでいいんだよね?
「っていうかお金どうする? 今もう払っちゃおっか?」
「え、まだここではいいですよ」
 キタ┃! やっぱり買えた!
 歩みを早めて歌舞伎町のホテルに直行し、部屋に入ったところで落ち着いて尋ねてみる。
「こういうのって経験あるの?」
「それ言うんですか?」
 ベッドの上で寝転がったマツリナちゃんがすっと右手を出し、人差し指を一本立てた。
「あ、一回ワリキリしちゃったんだ?」
「あ、そうじゃなくて」
「え? 経験人数一人ってこと?」
 こくりと黙ってうなずくマツリナちゃん。ほとんど処女と変わんないじゃん! そんな子がエンコーしちゃダメでしょ!
 剛毛&終始マグロという、準バージンらしい体を2時間ほど堪能して1万5千円。安いですよこれは。なんとなくコツをつかんだような気がする。一見逆効果にも思えるが、生々しく金の話をするほど、先方の心はグラグラと揺らぐらしい。躊躇せずに札を差し出すのが成功の秘訣だ。またも平日昼間開催のパーティに向かった。十数人の参加者の中で、見つけた介護士ちゃんは一人。お笑いコンビ・パイレーツ浅田似のちょいぽちゃの女の子だ。介護のコにぽちゃが多いのはストレスで食べ過ぎるせいだろうか。
フリータイム、迷うことなく彼女のもとへ突撃だ。向かい合わせわせに座ると、白いブラウスのなかに重量感ある巨乳が確認できる。
「さっきはどうも。今日はお仕事お休み?」
「はい、今日は休みです」
「いつぶりの休みなの?」
「昼の休みは一週間ぶりくらいですかね」
「そっか。介護って夜勤もあるもんね」
「そうですね。早朝出勤とか残業もありますし」
「めっちゃ忙しいじゃん! それでけっこう稼げてる?」
「いやー全然ですよ。かなり貧乏です」
「どんくらいお金ないの? 外食とかあんまりしない?」
「あ〜。この仕事してからたぶんほとんどしてないです」
 なんて可哀想なんだ。可哀想すぎるから援助してあげよう。
「わかった。俺が助けるよ。1時間一緒にいてエッチしてくれたら、マジで1万5千円払うよ」
「ちょっと! あははは!」
すかさず財布から1万5千円を取り出す。
「たとえばだよ? 1万5千円稼ぐってなると、いまの仕事だと2日ぐらい働かなきゃだよね。それが1時間で稼げるんだよ?」
「それはそうですけど、そうい
う問題じゃなくないですか〜」
 声が小さくなったが、迷いの
表情と受け止められなくもない。
「ちょっと手貸して」
 差し出された手に、お金を握らせる。
「とりあえず一緒にデートしよ。1時間だけでいいからさ。今日休みならこのあと時間あるでしょ?」
「ありますけど…」
「だって、次いつこうやって遊べるかわかんないよ? ていうか、もうお金もらってるから決定ね!」
「え〜!」
 パーティ上でのカップルにはならなかったが、当たり前のように2人でビルを出た。
「じゃあ、どっかホテルとかでいい?」
「ほんとに行くんですか?」
「だってお金払っちゃったもん」
なんて強引な戦法かとも思うが、理屈は間違っていないはず。手をつないでぐいぐいラブホへと歩いて行く。
ホテルの目前で「えーえー」と抵抗されたが、かといってお金を返しますとは言ってこない。門をくぐったところで彼女の力はすっと抜けた。
    ★
最後にプレイ後の会話を。
「お金、助かったでしょ?」
「嬉しいですけど、ほんとにもらっちゃっていいんですか?」
「じゃあタダでいい?」
「それは…」
 やっぱりエンコーじゃなければイヤだよね。
「もしお金ないときまた言ってよ。なんとかしてあげるから」
「ほんとですか? ありがとうございます!」
 ああ、これをきっかけに彼女がヘンな人生を歩んでしまわないか心配!