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グラピアページに「力メラーマンとモデルの出会いの場」とも言うべきサイトが紹介されていた。『記事によると、力メラマンになりきってモデル志望のオンナをハメ撮れるらしいが、謝礼の2-3万がいかにもバ力バ力しい。もっとウマい具合にいかんのかっ。オレは考えた。
男性モデルが女性カメラマンを募集するコーナーも設けられている。ここに、女性力メラマン募集と銘打ち、自称・有名モデル(オレ)の自画像をアップ。届いたメールから力メラマンをチョイスし、ホテルにチェックインしたらイケる
10月某日、オレは焼酎の「大五郎」を飲みながらキーボードを叩いていた。
ヌードを撮ってくれる女性力メラマン、いませんか
あっゲイ雑誌の専属モデルをやっていたので撮られ馴れています。
Tバック、ヒモパン、象さんパンツ、衣装はあります。
あとは、バイト仲間に撮ってもらった股間写真をアップすればいい。下着は、勝負パンツの黒ラインストーンTバックだ。もともと肉体美には自信があるオレだ。小3の頃のアダ名は「浅間山の岩石」。〈ヌード撮影、初めてなんですがお願いしたいです。芸術的な写真を目指しています☆池一袋のホテル希望/石田〉
翌日、女性力メラマン「石田」にメールを送ると、色気もへったくれもない返事が戻ってきた。
〈明日だったら大丈夫です。池袋の北口でいかがですかっ一眼レフとデジカメで撮りたいです〉
ま、あんまり期待しないでおこうっと。
午後6時、約束の池袋に「石田」は時間どおりにやってきた。胸も膨らんでるし、喉仏もない。よかった、正真正銘のオンナじゃん。「よろしくです」頭を垂れる姿は、内田有紀の若い頃に似て、まずまずイケる。寿司で例えるなら中トロ、いや、インド産マグロの赤身ってとこか。「ワタシ、大学の写真科の学生なんですよ。男の人の身体を撮ってこいって言われて」ラブホテルに移動し、彼女が巨大な三脚とライトを組み立てる。手元の震えを見る限り、かなり緊張しているようだ。しめしめ。挨拶代わりに全裸になってやるか。ほら、どうだ「きゃっー」彼女の顔が、みるみる紅潮していくのがわかった。「マズかったスか」「い、いえ。まずは腰に手を当ててください。険しい顔でレンズを見てください」
「キミ、写真がわかってない、ときには自分が被写体になねえ。肉体を撮るときはね、撮られることも重要なのだよ」まずはその肉体を味わいベッドに転がった。
一眼レフに手をかけた。「カシャ、力シャ。ああ、いい表情だ。オレも気持ちがいいよ」
「あああ。あん、あん。っていつか、なんでアタシが撮られてるの」★あれから2カ月、オレは今も女性力メラマンを募集し続けている。二匹目のドジョウはまだいない。