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長い髪が自慢の俺だが、その髪がアダになる日が来ようとは思ってもいなかった。寝坊で遅刻したその日、すでに編集会議はスタートしていた。
「やっぱ長い髪じゃないと変化が出ないよな」
「そりゃそうだ。短髪ならボウズとかになっちゃうもん」
「となると誰だ?」
皆がいっせいに俺の顔を見た。いったい何の話をしてるの?
「決定、じゃあタネイチでいこう。終了!」
佐藤の一声で会議は終了した。あの、遅刻した身で言うのもなんですが、何を勝手に決定したのでしょうか。タネイチどこへいくんでしょう。佐藤がアゴで指し示したホワイトボードには〝床屋〞と書いてあった。
まさか…。さびれた床屋に飛び込み、「男前にしてくれ」とだけ注文するシリーズ企画だ。過去、先輩の平林が2度挑戦し、ぴんから兄弟とハマの番長に化けている。あれってあの人の担当なんじゃ…。
「お前のほうが髪長いし、いいんじゃないの? どっかド田舎の床屋にでも行ってきなよ」
はぁ、なぜよりによって今日、いきなり目覚まし時計が壊れるんだろう。
こんなことになろうとは。いっそバッサリ切ってくれたほうが良かったかも。お願いが裏目に出たか。
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