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タグ:手口

  • 2018/10/13その他

         ホテル側の言い分は真っ向対立。シェラトンほどの企業が、正式な誓約書を手書きで残すはずもなく、脅され仕方なく書かされたもの。即座に保健所の調査も入り何の結果も出ておらず、そもそもノロウイルスが検出されたこと自体ホテルと関係あるかどうか疑問だとしている。何とも不可解なトラブルではないか。確かに飲食店で中毒になったと騒ぎ、保健所に通報されたくなければ金を出せと脅すのは典型的...

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  • 2018/10/04突撃リポート

         人通りは決して多くない。さっそくバーのキャッチ連中がいると噂の一画へ向かうと…いた。コンビニ前にそれっぽいオバハンたちがたむろしている。こちらに気付いた2人組が、近寄ってきた。「オニイさん、飲み行かないですか?」日本語が片言だ。「オネエさんどこの人?」出た、怪しい怪しい。なんだか悪そうな顔してるし。値踏みするようにジロジロ見てやると、1人はどこかへ立ち去っていった。「...

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  • 2018/08/25副業・お小遣い稼ぎ・お金の話

             大学を卒業して就職したはいいものの、給料の大半は学生時代からハマってるパチスロで消えていった。幸い、実家住まいなので食う寝るには困らないが、遊ぶ金が圧倒的に足りない。ついにはサラ金で20万円を借りるまでになっていた。その金も2週間ともたずに消えるのだから、よっぽどのスロット狂だ。些細なことで上司とケンカした勢いで仕事を辞めてからは、ニッチもサッチ...

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食中毒を偽装して高級ホテルを脅す詐欺の手口

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ホテル側の言い分は真っ向対立。シェラトンほどの企業が、正式な誓約書を手書きで残すはずもなく、脅され仕方なく書かされたもの。即座に保健所の調査も入り何の結果も出ておらず、そもそもノロウイルスが検出されたこと自体ホテルと関係あるかどうか疑問だとしている。
何とも不可解なトラブルではないか。確かに飲食店で中毒になったと騒ぎ、保健所に通報されたくなければ金を出せと脅すのは典型的な詐欺の手口だ。ホテル側の主張もわからないではない。
説明会の傍らで食中毒を偽装しては詐欺を働くネットワーカーたち。

東京・上野の中国人ボッタクリバーの恐るべき手口

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人通りは決して多くない。さっそくバーのキャッチ連中がいると噂の一画へ向かうと…いた。コンビニ前にそれっぽいオバハンたちがたむろしている。こちらに気付いた2人組が、近寄ってきた。
「オニイさん、飲み行かないですか?」
日本語が片言だ。
「オネエさんどこの人?」
出た、怪しい怪しい。なんだか悪そうな顔してるし。値踏みするようにジロジロ見てやると、1人はどこかへ立ち去っていった。
「で、いくらなの?」
「4千円。朝までいていいです。行かないですか?」
「ほんとに?」
「本当に4千円だけ。安いですよ。」
やけに安心を強調するな。逆に不安だ。やっぱボッタクリだな。
「お店どこなの」
場所を訊ねると、女は路地のほうを指さし、オレの腕を組んで歩きだした。路地には小汚いバーピルが並んでいた。エレベータを待っているとき、女がつぶやいた。
「私の友達、オニイさんのこと警察と思って逃げちゃったよ。あなた、そんな感じじゃないのに」
あんたら、警察を避けなきゃいけないようなことしてるわけね。それをぺラペラ喋るって、オレをナメすぎだよね。そこへふと、どこからともなく年輩のオバサンが現れ、あっちの言葉で女に喋りかけた。どうやら、このオバハンが店のママらしい。一番悪いヤシかもしれんな。ママが腕をからめてきた。
「一人ですか?」
「…そうすね」わざとへラヘラしてやると、カモだと思ったか、ママはニタニタしはじめた。そのときだった。突然ママがオレの口に、謎の粒を突っ込んてきた。
「な、何ですか!」
「トウモロコシ。おいしいでしよ?」
ママは、どこに隠し持っていたのか、紫色のトウモロコシを取り出すと、その粒をむしって自ら食べてみせた。大丈夫だから早く飲み込みなさいとでも言わんばかりに。客は一人もいない。
「さっきまで他にもお客さんいたんだけどね。帰っちゃったのよ心配しないで」
そんなふうに取り繕われると余計に怪しい。ママがオレの横に座り、続いてもう2人がテーブルを囲んだ。
「おニイさん、焼酎とウィスキーどっちにする?」
焼酎を頼むと、ジンロが出てきた。女が慣れた手つきで水割りを作る。とにかく連中の動きに注意しなくては。どこでクスリを盛ってくるかわからんしな。でもさすがに最初の一杯目からクスリを入れてくることもないか。オレはちょっとためらったあと、意を決して酒を飲んだ。ヘンな味はしなかった。まだ大丈夫と思っていいのだろうか。おっと、女がグラスの汗を拭いている。何か入れようとしてないだろうな。
水割り三杯目。まだ眠気はないが、連中の様子がだいぶおかしくなってきた。5千円でおっぱいを触らせてあげる、3万でラブホに行ってもいいと、猛烈にアピールしてくるのだ。ママがオレのチンコをつつきながらつぶやく。
「カード持ってるでしよ!あとで下ろせばいいじゃないの」
「……そうですね」
「そうでしよ!オニイさんエッチ好きでしよ。ほら、こんなに大きくなってる」
バカ言うな。オレのちんこはピクリともしてないよ。こりやあ、どう考えてもカタギの店がやることじゃないな。そして4杯目に突入した矢先、恐れていた事態が。トイレに行きたくなったのだ。グラスから目を離すと何をされるかわからない。でも、ションベンも我慢できん。漏れちゃいそう。チクショー!トイレから戻ると、女たちは無表情で待っていた。仕込んだかどうかまでは読み切れない。

レンタカーの車上荒らしの手口

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サラ金ミステリーショッパー覆面調査詐欺の手口

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大学を卒業して就職したはいいものの、給料の大半は学生時代からハマってるパチスロで消えていった。幸い、実家住まいなので食う寝るには困らないが、遊ぶ金が圧倒的に足りない。ついにはサラ金で20万円を借りるまでになっていた。その金も2週間ともたずに消えるのだから、よっぽどのスロット狂だ。些細なことで上司とケンカした勢いで仕事を辞めてからは、ニッチもサッチもいかなくなった。スロットをしたいが、母親から毎日カネをせびるのもさすがに難しい。そんなある日、退職してからひと月ほど経ったころだったか。夕食を食いながらテレビを見ていたら、バラエティ番組のラクチンバイト紹介みたいなコーナーがやっていた。
〈最新バイト! 覆面調査、通称〝ミステリーショッパー〞なる仕事が流行っています!〉
ん?なんだそりゃ。覆面調査とは、一般客のフリをして飲食店などに出向き、店員の接客態度、身だしなみ、料理の味や店内の雰囲気などの項目をチェックする仕事らしい。依頼者は店のオーナーやチェーンの本社なのだとか。なるほど。事前に「こういうチェックをする」と伝えずにこっそりやるからこそ、その店の素の接客がわかるってことか。人間、カネがないときもアイデアだけは出るものだ。この番組のおかげですごいことを思いついてしまった。
『サラ金の無人契約機でお金を借りる手続きをしながら、オペレーターの接客態度を覆面調査するバイト』
こんなの、あっても不思議じゃないんじゃないか? やりたがるヤツもいるんじゃ…。オレが企てた〝ミステリーショッパー詐欺〞の計画はこうだ。
1 オレの設定は『サラ金の実態を調査する立場』の人間
2 偽の『サラ金の無人契約機のオペレーターの接客態度を覆面調査するバイト』を誰かにやらせる
3 無事に契約が成立したら借りた金とカード、契約書の一式を預かる
4 形式的な調査報告を受ける
5 バイト君に「このカネはこちらで責任もって返還しておきます。手続きしたデータも消去しますのでご安心ください」と伝える
6 バイト代を2、3万手渡し、以降は連絡を取らないつまり他人に借金させてカネをぶんどろうというわけだ。問題は誰にやらせるかだが、友達や知り合いに頼むわけにはいかない。なんせ立派な詐欺だし。出会い系サイトで探すのはどうだろうか。学生時代、出会い系で知り合った年上の女のヒモみたいなことをしていた時期があった。出会い系の女ってのはバカで簡単に騙せそうだし、いいかもしれない。さっそく出会い系サイトで友達やメル友、エンコー相手を募集してる女に片っぱしからメールを送ってみた。
〝突然のメール失礼いたします。消費者金融を監督する事業を行っている、株式会社×××のタカダ(偽名)と申します。私どもが行っている覆面調査のアルバイトのご案内をしたくメールさせていただきました。高額謝礼を考えておりますので、ご興味があれば一度お返事いただければと思います〞
さてどうか。アホな女、連絡してこい!目論見は外れていなかった。立て続けに女から返信が届いたのだ。
〝やりたいです!どんな感じですか?〞
〝謝礼を教えてください〞
それぞれに「詳細を伝えたいので電話番号を教えてください」と返事をする。最初につながったのは
23才の介護士だった。
「はじめまして株式会社×××のタカダです。今回のミステリーショッパーは、消費者金融のオペレーターの接客態度をチェックするものです」
「それってお金を借りる会社のことですよね?」
「そうです。最近オペレーターの対応が悪いなどとクレームが入っておりまして、弊社のほうでそれをチェックすることになったんですね。ちなみに消費者金融をご利用されたことはございますか?」
「いえ、ないです」
サラ金の利用について聞くのは、覆面調査をやらせたときにちゃんとカネを借りられるかどうかを知りたいからだ。借金まみれの女だったら計画はご破算になる。彼女は実家住まいで介護士の仕事をマジメに数年続けているらしく、借金もなし。これなら問題ないだろう。実際に借金してもらうこと、終わったら契約書類やカネをこちらで預かり適切に処理することなどを説明し、なんとなくわかってもらえたようだ。
「ではぜひお願いします。お給料は当日、仕事が完了した時点で3万円お支払いします。借りたお金は弊社でお預かりし、チェックが終わったところで消費者金融に返還しますのでご安心下さいね」
バイト代って言ってもコイツが借りたカネから渡すんだけどな。細かい日時などを決定して電話を切ろうとしたところで彼女から質問が入った。
「あの、なんで出会い系でバイトを探してるんですか?」
え?
「あのー、そうですね。やっぱり、街でお声かけとかもしてたんですけど、どうにも怪しいみたいで話を聞いてもらえなかったんですよ。ここだとメールでご案内できますし、本当に興味を持ってくれた方にお話できるので、利用させてもらってるんですよね」
「そうなんですね。わかりました」
ふう。焦った。いよいよ初シゴトの日。念のため、マイカーではなくレンタカーで待ち合わせのコンビニに向かう。いちおう会社員設定なのでスーツ姿だ。先に到着して待つこと10分。やってきたのはずんぐりむっくり太った女だった。
「本日はお越しいただいてありがとうございます。それでは向かいましょう」
彼女、人と話すのが得意じゃないのか、視線を合わせないまま車に乗りこんでくる。間もなくして無人契約機の前に到着。そうだ、いちおう流れをおさらいしておかないと。
「今回はちゃんと最後まで、つまりお金を借りるところまでやっていただかないとバイトが成立しないのでご注意ください。申し込みは50万円でお願いしますね」
所得証明書が不要の金額だ。
「はい」
「あくまで普通のお客さんとしてオペレーターと話をしてください。申込書を記入するところでは、年収を50万円ぐらい多めにしておいてください」
「なんでですか?」
「万が一審査に通らなかった場合にバイトの謝礼をお支払いできなくなってしまいますので。念のためということで」
彼女が契約機のブースに入っていく。オレは近くのコンビニに移動し、彼女からの電話を待った。
10分、20分と時間が経ち、立ち読みしてる漫画雑誌の内容が頭に入ってこなくなった。こんなに時間かかるもんだっけ。まさかバレたか?40 分すぎたところでようやく電話が。
「あの、終わりましたけど」
よし!急いで迎えにいく。彼女の手には何枚かの書類と、封筒がある。
「ではお預かりしますね。問題なかったですか?」
「はい、50万円借りられました」
封筒には分厚い札束が入っている。…マジで成功しちゃったよ。あくまで名目は覆面調査なので、接客の報告をしてもらうとしよう。あらかじめ用意したA4の紙を渡し、車内で記入してもらう。
〝オペレーターの言葉遣いはどうでしたか?☆5つから選んで、その理由をお聞かせください〞
〝説明でわかりにくい点、もしくは丁寧に説明された点を教えてください〞
すっかり信用し、悩みながらも書き込んでいく彼女。まったくおめでたい女だ。
書き終わったところでバイト代だ。先ほど目を離した隙に封筒からカネは取り出してある。そいつを自分の財布から出したように手渡した。
「では3万円です。今回は本当にありがとうございました」
「ありがとうございます」
「借入のデータは1週間ほどで消させていただきます。お金もキチンと処理しますので、何も心配しないでくださいね」
彼女は3万円を大事そうに財布にしまっ
た。なんでこんなバイトを信じてしまうんだろう。たかが1時間ほどで3万ももらえるなんて怪しいに決まってるのに。残り47万を持ったオレは、まっすぐスロットへ向かった。当たりなんて引けなくても、懐にはいくらでも余裕がある。よし、明日からまた詐欺ってやるぞ。翌日、また別の女の子と待ち合わせたはずが、彼女はやってこなかった。時間になっても連絡がこない。慌てて電話をかける。「もしもし?」
「…ああ、寝てました〜」
「…これから来れます?」
「あー、やっぱメンドクサイからいいや〜。バイバイ」
ガチャリ。ったくよー。彼女は出会い系でしょっちゅうエンコー募集をかけている女だった(プロフで確認できる)。カネに困ってるだろうと思って覆面調査を持ちかけたのだが、なんてルーズなんだ。以降、ワリキリ女を使うのはやめにした。ターゲットはピュア系のみだ。そもそもエンコー女なんて借金をしてることも多々あるし、サラ金からカネを借りられる保証がない。
二回目の仕事のパートナーはこれまた介護士だった。27才で独り暮らし。年収は300万ちょっとらしい。そしてここでオレはさらにカネをぶんどるべく、あらかじめ一つの約束をさせた。
「3件の消費者金融に足を運んでもらって、そこで覆面調査をしていただきます。謝礼は3万円です。よろしいでしょうか?」
「わかりました」そう、せっかくなのでサラ金のハシゴをさせようと思ったのだ。ネットで調べた知識だが、借金したデータ(氏名年齢住所、金額など)が信用情報機関に反映されるまでには、申し込みから2時間ほどかかるそうだ。つまりその2時間の間なら、A社で借りたことがB社やC社にはわからない。それぞれから50万円借りれたらウハウハだ。実際やってみればとんとん拍子に契約が進んだ。1件目で50万円、2件目で30万円(年収の基準が満たなかったらしい)、3件目で再び50万円。ここまででおよそ2時間。バッチリ成功だ。オレの実入りはバイト代を差し引いた127万円。考えてもみてほしい。たった2時間でこれだけのカネが手に入るのだ。金銭感覚が狂わないほうがオカシイ。焼肉を食い、スロットで閉店まで遊んで、そこからはキャバクラだ。そうだ、友達も呼んで盛大にやろう。デリヘルもいっとこうか。一晩で90万円が消えた。だけどいいのだ。明日も、明後日も、うなるように金は入ってくるのだから。
 その後も定期的にシゴトを続けた。ハシゴさせることで一人あたり80万〜150万円。もちろん毎日、豪遊だ。最初にやってから1カ月が経とうとしたころ、大事なことを思い出した。借りさせたカネを返済しないと、女に督促が行っちゃうじゃねーか!最初の介護士から預かったカードを持ってコンビニATMへ。今月の返済は1万5千円らしい。カネなら充分余ってるし、とりあえず返しておくか。こうやってキチンと返済しておけば本人(女)に連絡がいくことはない。おかげで、バイトした女から不審がられたり、後で電話がかかってくることは一度もなかった。こちらから再び連絡を取ったことは何度かある。女が可愛かったときだ。なにせ相手は、もともと出会い系の女。ヤルには手
っ取り早い。
「先日はありがとうございました。実はこの前は仕事だったので言えなかったのですが、すごいカワイイなって思って…良かったら食事でも行きませんか?」
地元で一番高級な焼肉に連れて行き、セックスに持ち込む。そんなことができるのもカネのおかげだ。カネ、カネ、カネ。この万能の紙が毎日、何十枚、ときには100枚以上も手に入るなんて、オレは天才か。ときには再アポからシゴトに繋がることもあった。セックスした後に女が言うのだ。
「あのさー、またあのバイトできないかな?」
短時間で3万円の旨みが忘れられないのだろう。うーん、どうしよう。そうだ、枠を増やすってのはどうかな?サラ金ってのは返済をある程度続けていれば借りられる金額の枠が増えるものだ。20万までだったのが50万までいけたり。それを狙おう。利息分だけは毎月オレが返済しているのだから、なんとかなるかも。彼女を連れて無人契約機へ。
「枠が増やせるかの相談をする覆面調査だから、オペレーターの指示に従ってね。増えたらその分をおろしたところで成功だから」
「わかったー」
20分後、彼女がとぼとぼ戻ってきた。
「なんかダメだって」
しかたない。あともうちょっと回ってみるか。2件目もダメだったが、3件目でようやくオンナが笑顔で戻ってきた。
「20万円借りれたよ!」
よっしゃ、イイ子だ!彼女には2万円を渡し、残りは自分の懐に。さすがにこれ以上馴れ合うのはヤバイだろうし、今後は連絡しないほうがいいな。1年近く同じことを続けてきたが、いよいよ出会い系のコマ(=バイトしてくれる女)がなくなってきた。なんせ田舎だけあって、書き込みをしてる顔ぶれはいつも決まってるのだ。そこで、不本意ながらオトコも使うことにした。男は女よりも社会的感覚を持っていて騙しにくいだろうとハナから避けていたのだが、四の五の言ってられない。とにかくコマを集めなければパンクしてしまう。毎月の利息だけは返済しなければいけないのだから。
女のフリをしてメールし、食いついてきたヤツに『では詳しいことは私の上司から連絡させます』と伝え、オレから電話をかけた。
「〜というわけなのですが調査をお願いできますでしょうか?」「いいですけど、大丈夫なんですかね? 個人情報とか」
「はい、それはもう責任を持って処理させていただきますので」
待ち合わせて無人契約機へ。男はサラリーマン風情の若い兄ちゃんで、終始無言の不気味なヤツだ。
30分後、男から連絡が入ったので迎えにいく。おっ、封筒持ってるじゃん。成功したんだな。
だがその封筒が何か薄い。…10万円?あれ、契約した枠は50万円だろ。
「えっと、どうして全額下ろしてくれなかったんですか?」
「うーん、よく考えたら怪しいなと思って、いちおう10万だけにしときました」
げっ、なんだコイツ。なんとか取り繕って一式を受け取り、待ち合わせの場所まで送る。車内は無言のままだ。気持ち悪いなぁ。到着したところでヤツが口を開いた。
「ホントに大丈夫なんですよね?」
「何がですか?」
「いや個人情報とか。お願いしますよ」
「はい、もちろんです」
…ふー。いちおうセーフかな。男ってめんどくせー。探すの大変だけど、やっぱバイトは女だけにしようか。このバイトをやりたいと言う女の属性はなぜか偏っている。7割近くが介護関係の仕事に就いているのだ。他にも工場勤務とかファミレスバイトなんかもいるにはいるけど、どうしてこうも介護関係ばっかりなのか。そもそも出会い系サイトをやってる女に介護関係が多いのだろうか。あるいは世間知らずで、人を信用しやすい職種なのか。世間知らずといえば、あるとき、募集文面にこんなことを書いてる女を発見した。
〝男性とお付き合いしたことは一度もありません。こんな私でよかったらお友達になってください〞
なになに、28才で処女かよ。あらら、こいつも老人介護なんだ。バイト要請メールへの返事が来た。すぐ電話をかける。
「こんにちは。このたびは返信をいただきましてありがとうございます」
「あ、はい、はい、こちらこそ、メールをいただいて、あの、ありがとうございます」
コミュ障というかなんというか。こりゃあマジで処女だろうな。
「ちなみに消費者金融をご利用になったことはございますか?」
「いえ、ありません、いちおう貯金は10年近くしてるんですけど、それでも、その、大丈夫なのでしょうか?」
ん?貯金?そんな情報を軽く口走ってるけどいいのか。金額を聞いたら150万ほど溜め込んでいるらしい。…うん。これは利用価値がありそうだ。後日待ち合わせに来たのは一重まぶたのぽちゃぽちゃ女だった。
「では今日はよろしくお願いしますね」
「あ、はい、お願いします!」
車のドアを開け、彼女の肩に手を回し、乗るように促す。カラダがびくっと震えた。
「すごく素敵な人でびっくりしました。これじゃ仕事にならないなぁ、なんて。アハハ」
「え、いや、そんな」
そのまま立て続けに3件ハシゴさせ、計130万円をゲットした。今日はここで終わらないぞー。
クルマに乗せて送っていく途中で声をかける。
「あの、良かったらまた会ってもらえないかな?実はアナタのことを素敵だと思ってしまって…仕事中のくせにスイマセン」
「……」
「来週とか会えたりしませんか?」
「…あ、はい、お願いします」
よしよし。いいぞ。彼女とは翌週食事をし、カラオケで手をつないだ。そのまた翌週、映画館デートをしてカラオケでハグ。そしてまた翌週も、その次も。しばらくデートを重ねたところで深刻な顔を作った。
「あのさ、オレの仕事あるじゃない? ちょっと失敗しちゃってね。消費者金融のお金をなくしちゃったんだ」
「え…」
「最低なことは重々承知してる。でも頼めるのはキミしかいないんだ。20万ほど貸してくれないかな?すぐに返すし…」
「…いいよ」
そのまま銀行でカネをおろしてもらい、札束を受け取った。彼女からすればオレは彼氏みたいな存在なのだろう。その後もなんだかんだとカネを借り、合計40万を受け取ったところでドロンだ。
逮捕は突然だった。デリヘルを呼んでラブホに泊まり、翌朝、車で帰宅しようとラブホを出た瞬間、警察車両3台に囲まれた。
「田澤!わかるよな!」
後から聞いた話によれば警察は2カ月前から内偵に入っていたらしい。あの、今までたった一人しか使わなかった男バイトが、やはりなにかオカシイと警察に駆け込み、オレの電話番号、レンタカーの利用履歴などから身元が割れたようだ。詐欺で懲役2年6ヶ月。およそ1年の間に計40人弱から、総額4千万円ほどを騙し取った点が悪質とされ、執行猶予はつかなかった。出所した今は、地元で清掃の仕事をしている。ついつい出会い系サイトにアクセスしたくなるウズウズを抑えるのは、思いのほか大変だ。
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