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50ccの原動機付き自転車、通称原付バイクは、公道ではかなり肩身が狭い。法定速度はわずか時速30キロだし、3車線交差点で右折するときは、手間のかかる二段階右折をしなくてはならない。ただし、エンジンの排気量が51cc以上あれば、それらの制約から解き放たれる。バイクのパーツ屋でボアアップキットを装着し、60ccや70ccなどに改造し、役所に申請すればいいのだ。が、キット代と改造代を合わせると数万円ほどかかるため、改造したフリをして、未改造のまま51cc以上のナンバーを付けて、公道を走っている連中がいる(普通二輪免許で)。改造申請は各自治体の役所の窓口に提出する改造申請書で行うが、このとき改造キットのパンフレットを役所の窓口に提出すれば、無改造のバイクでもナンバーを発行してくれるのだ。これは立派な偽証登録で公文書原本不実記載にあたるが、公道で取り締まる警察がいちいち小型バイクの排気量を確認したりはしないので、この手法が横行しているようだ。
エンジンの排気量が251cc以上のバイクは、車と同じく車検を通さなければならない。仮に400ccのバイクなら、程度にもよるが、税金や保険を入れて6万~10万円程度の費用がかかる。更新は2年ごとなで負担は大きい。しかし、世の中には400ccのバイクを乗りまわしているにもかかわらず、車検をスルーしてる連中がいる。その方法は、車検の必要のない250ccバイクに400ccのエンジンを積み替えるというもの。そもそも250ccと400ccのバイクは車体やフレームの大きさが似ていて、エンジンの積み替えが構造的にやりやすい車種が多い。それらの車体とエンジンが見つかれば、比較的簡単に積み換えができるのだ。本来なら、その手の改造車両は陸運局に改造申請を出し、車検を取って乗るべきもの。しかし、エンジンをすげ替えただけなので見た目だけでは発覚しにくく、未申請のまま乗り続けてしまう。ナンバーも同じままなので、警官でもよほどバイクに詳しい人間じゃないかぎり見破ることはできないようだ。
この時期、湖や海水浴場でよく見かける水上バイクの無免許運転が問題になっている。操縦に必要な特殊小型船舶免許は、教習所で取得するのが一般的で、費用も6~8万ほどかかる。そのため、無免許のま水上バイクを購入し、そのまま運転する輩が後を絶たないらしい。もちろん無免許の人間が水上バイクの所有者から借りて運転するケースも多い。実際にこのパターンによる無免許運転が一番多く、事故も増えている。海上や湖を取り締まる海上保安庁や警察の船より水上バイクの方がはるかに早いため、川などに逃げ込まれれば追いつけず、対策はなかなか難しいようだ。ちなみに、もしも無免許で海上保安官に捕まった場合は30万円以下の罰金。免許のない人間に貸した場合は所有者が6ヶ月以下の懲役又は100万円以下の罰金という非常に重い刑罰が待っている。