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風俗ライターの道に飛び込んではや8年。最初のころこそ、役得を期待し方々取材に駆けずり回ったが、オイシイ思いを味わったことなど極わずか。その大半は、つまらなくキツーイお仕事であった。そんなストレスも手伝って、本誌先月号では友人に頼み新人風俗嬢への講習を買って出たオレである。が、結果からいえば、決して本心かり楽しめることはなかった。面接に来たコを好き放題やってしまうのはとこか気が引けるし、一方で目的である講習をこなさなければならない。
正直、実に気疲れするのだ。しかし、この体験を通じてオレは新たなる欲望達成プランを思いついた。前回、不完全燃焼に終わった最大の理由は、そこが他人の店だったかりに他ならない。オレがオーナーなら、誰に気兼ねすることなく、女のコを好きに料理できるのではないだろうか。いや、何も自らヘルス経営に乗り出そうなんて話じゃない。女性向け求人誌に「モデル募集」の広告を載せ、応募してきたコを講習と称し喰っちまおうという算段だ。むろん、モデルといってもファッション誌のグラビアに載るようなコじゃなく、狙いは最初から金目当てのAVやH系雑誌の脱ぎ専門である。
仕事柄、AVメー力ーやエ口系出版社に知り合いは多く、仕事を紹介できるルートも持ち合わせているオレだ。ヤリ逃げ云々で、トラブルになるようなこともないだろう。
ゴールデンウィーク明3週連続で求人を募る
さっそく、知り合いに広告代理店を紹介してもらい、喫茶店で詳細を聞いてみる。
「まず、掲載料金を教えてほしいんだけど」「はい、ではこれを参考にしていただければ」
「えーっと……えー」代理店の営業マンが差し出す料金表を見て、思わずアイスコーヒーを噴き出しそうになった。
風俗をはじめとした高額バイトが中心の女性向け求人誌は現在、「ていんくる」「ビスチェ」「めるてい」などが出ているのだが、そのいずれも、いちばん小さな枠で最低6万円かかるのだ。
「ま、一応それは定価、といいますか規定の料金なので、ある程度の値引きはさせていただきます。例えば・・」
値段表を見て凍り付くオレに、営業マンが「ていんくる」「ビスチェ」「めるてい」の3誌まとめて8万でどうか、と提案してきた。
「もうちょっと何とかなんない?」「いゃあ、私どもとしても、これが精一杯でして」
3誌で8万ならギリギリ払える金額ではあるが、それでも大きな出費だ。これで、反響がなかったら、それこそ目も当てられないだろう。
「いかがいたしましょうか」「この値段、限界なんだよね」「はい、申し訳ありませんが」「……わかった。じゃあこれでお願いしますよ」
言ってしまった。バ力なことに万金を払おうとしてるんじゃないかという気がしないでもないが、広告を出さないことには始まらない。ま、使える女かやって来たら、エッチした後、どこかの雑誌に紹介し、それなりの報酬をいただけばいいのだ。死んでも、損はせんぞ。
「ありがとうこざいます。では消費税込みで8万4千円になります」
「ところで、それぞれいつの号に出るの?」
「そうですね。今日が4月18日ですから、すぐに広告の原稿を用意してもらったとして」
手帳をめくりながら、担当者が言うことには、いちばん早い「ビスチェ」で5月の第2週、翌週に「ていんくる」、そのまた翌週の「めるてい」に掲載が間に合うだろうとのことだ。なるほど。時期としてはいいタイミングかもしれない。ゴールデンウィークで遊びまくり金が無くなった、その翌週から3週連続で掲載される口ーテーション。小遣い稼ぎに応募してくる女のコはかなりいるのではなかろうか。オレは期待に胸を膨らませ、広告に載せるコピーを作成、代理店にファックスで送った後、発売日を心待ちにした。
5月2週。いょいょ発売日がやってきた。応募は基本的に自宅の電話で受け付け、不在時には携帯にかけてくれるよう万全の体制を組んである。
「かかってこい」
しかし、オレの気合いをあざ笑うかのように、応募のコールは一向に鳴らない。1日、2日、5日と時間だけが虚しく過ぎていき、その間、かかってきたのは他の代理店からの営業コールのみ。予想もしない現実である。しかし、これもいまいちマイナーだから反響がないに違いない。翌週には「ていんくる」が控えている。あせることはない。と、ムリヤリ前向きに考えつつ、迎えた「ていんくる」発売日、昼過ぎになって、やっとこさー本目の電話がかかってきた。
「あの、ていんくるを見たんですけど」
「はいはい、モデル募集の件ですね。いま、お歳は?」
「25なんですけど、大丈夫ですか」
「ああ、もう全然OKですよ。じゃあ、とりあえず面接に来てもらえますか」
もうウキウキ気分である。相手は応募する側、こちらは募集する側。立場は圧倒的にオレの方が強い。面接は渋谷あたりの喫茶店でやって、その後、円山町のホテルに行けばいいだろう。くー、たまらん。
「で、何時ころ来れるかな」
「それが・・どうしても家から出られない事情がありまして…できれば私のマンションで面接をお願いできないでしょうか」「えっー」
絶句した。自宅で面接をやれとはどういうこっちゃ。単に厚かましい女なのか、それとも恐い物知らずか。いや、何かのワナかもしれない。いずれにしろ、普通の女じゃなさそうだ。
「自宅から出られないというのはどんな事情が?」
「…すいません。そちらにお伺いしないとダメですか」
「いや、ま、そういつわけでもないんだけど」
断っちまおうか。どんな理由があるのか知らないか、電詰で話しただけの見知らぬ男を自宅に呼ぶなんて、常識じゃ考えられない。しかし、表向きの目的はあくまで面接。相手の自宅の番号も押さえてあるし、いきなり恐いオニーサンが登場、なんてこともないだろう。ヤバイ雰囲気を感じれば、そのまま帰ってくればいいのだ。よし、行ってみよう。
午後5時。道に迷いつつ、彼女に教えられた住所を尋ねてみると、果たしてそこは西麻布の15階建てマンションであった。こんな高級そうな場所に住んでいる女がなぜ?ますます不信感が増す。オートロック式の玄関に設置されたフロントパネルで部屋番号をプッシュ。と、「どうぞ」という声と共にドアが開いた。彼女の部屋は8階である。
「お待ちしてました」顔を覗かせた女を見て驚いた。想像を遥かに越えた美人なのである。おまけに招き入れられた部屋も広く、調度品は高級そうなものばかり。いったい何者なんだ。売れっこソープ嬢か、はたまた金持ちに囲われた愛人か。いずれにせよ、堅気の25才ができる暮らしじゃない。「私、国際線のスチュワーデスをしてたんですよ」女(麗子と名乗った)が、オレの心を察したかのように自己紹介を始めた。なるほど、スッチーか。
それで美貌の理由はわかった。が、たとえスッチーとはいえ、ここまでな暮らしはできんだろう。「あっ、マンションの家賃は彼氏が負担してくれてますから…」「へー」
やっぱりパトロンがいるようだ。聞けば、外出できない理由もそのパトロンにあるらしく、ー日のス女ソュールを厳しく管理されているという。
「けど、あなたみたいな人がなんで応募してみようと思ったの?」「私じゃダメですか」
「いや、そういうわけじゃないけど」
どうも不可解だ。こんな恵まれた暮らしがあるのに、なぜHモデルをやってみたいのか。それに、ことばどおりパトロンに拘束されてるなら、仕事なんかできないんじゃなかろうか。いや、深く詮索しまい。どんな事情があるにせよ、オレの目的はあくまでこの女をいただいてしまうこと。ややこしい話になる前にさっさとヤッて、さっさと帰るとしよう。
「じゃあ撮りますから」「はい」
もちろん最初は服を着たポートレートだ。
「じゃ、ちょっとスカートをめくって見て…そうそう。次は上を脱いでみようか」
オレの厚かましい注文に不審がる素振りもせず、素直に従う麗子。この様子じゃ話は早そうだ。
「じゃ下着をとってみようか」「えっ、あの…下もですか?」「うん、もちろん」
少し躊躇を見せた彼女を無視し、パンティを剥ぎ取る。と、ヘアーがキレイに刈り揃えられている。愛人のための気配りなのか。
愛人に調教された肉体は、わずか20分ほどの間に二度も絶頂を迎える感度の良さ。C力ップの胸もほどよく熟れてまったくもって申し分がない。ベッドとシャワールームで合計2回、麗子の肉壷を堪能した後、マンションを出た。
そういや、肝心の仕事の話はほとんどしていない。こんなテキトーでいいのか。
ある日など、ー時間ばかりワケのわからぬ会話を続けたこともあった。とりあえず
「面接に来てください」と伝え、彼女も「わかりました」と電話を切ったものの、結局それっきりだ。やはり通じていなかったのだろうか。そう、コールはあっても面接にこぎ着けるまでか大変なのだ。
「では明日のこの時間にまた連絡してください」
なんて言ったら、まず二度とかかってこない。AV女優やHグラビアのモデルなどとんでもないと考え直すのか、それとも他の業者に連絡して採用されたか。いずれにせよ、電話が来たその日に面接までいけないと、目はなさそうだ。麗子に会ってー週間後、2人目の面接希望者が現れた。今度は自称20才の学生だ。しかし、このコがどうにも堅物で
「宣材写真を撮りにホテルへ」と誘っても、それだけは嫌だと完全拒否。ヤラれちゃうのがわかってるからなんだろうが、そこまで嫌がりなくてもね、え。結局、彼女とはビルの影でポートレートを撮影するのが精一杯だった。
その後はまた、単なる冷やかしや「後でかけます」といった、口クでもない電詰ばかり。中でも閉口したのは朝7時にかけてきて、有無を言わせず、オレを質間責めにしたこの女だ。
「あのー雑誌の仕事って書いてあったんですけどー、どんな雑誌ですかー」
「まあ色んな雑誌がありますね」「ファッション誌ですか」
「ま、そういうのもあることはありますけど・・」
「テレビの仕事はないんですか、あたしテレビの仕事にすこく興味があって出たいんです。」
「はあ…そうですか。当社ではテレビはちょっと・・」
「じゃあラジオは?ラジオの仕事くらいはありますよね、ねっ」
「ていんくる」の求人を見て、テレビやファッション誌のモデルを希望するとは、大きな勘違いをしていらっしゃるのだろう。が、この手の女はムゲに扱うと、後でどんな報復をされるかわかったもんじゃない。
「申し訳ありませんが」
オレは丁重に謝り、受話器を置くしかなかった。
最後の最後に26才のOLと、渋谷の喫茶店で会った。ルックスは中の上といったレベルで、しゃべり方も実に丁寧。悪くない。
「志望された動機をお話しいただけませんか」
「はい。今まで普通の仕事しかしたことがないんですけど、この辺で思い切ってみようかなあって」「失礼ですが、今はどんなお仕事を」
「…社名は言えないんですが、受付をやってます」
「そうですか。ただ、最初に断っておきますけど、うちは脱ぎが専門のお仕事になりますよ」
「ええ、ああいっ雑誌に広告が出てた以上は私もそれは覚悟しています」
実によくわかってる。そうことなら、さっさと済ませましょ。
「じゃあ写真を撮りますので、近くまでいいですか、時間、大丈夫だよね」「あ…はい」
店を出て、そのまますんなり道玄坂のホテルへ。部屋に入り、シャッターを切りながら徐々に服を脱がしていくと、最後に透き通るように白い肉体が現れた。バストはA力ップぐらいしかなさでっだ。「絡んだ感じが見たいから」
と適当なことを言いつつ、ベットに倒し、熱いキスに続き股間に指をはわせる。と、そこはすでにとろけるような湿地帯。そうか、キミもその気か。ならばイカせてもらう。
「あっ、やっぱりダメー」「えっ」
「私、やっばりできません」おいおいおーいーここまで来て何を言ってんのかなあ。
「AVの仕事はこういうことやらないとダメなんだよ。その辺、わかってる?」
「でも、私、やっぱり無理です。本当にゴメンナサイ」
半ベソを掻いて謝られては、オレとしてはそれ以上強くは出られない。
くそー、あとー歩だったのに
これってお金にならないんですよね
「めるてい」が出てからー週間がたった。が、反応は冷ややか。もうこれで終了なんだろうか。ここまで面接希望の電話が5件、面接3件、Hまでいけたのかー件。8万4千円もの大金を投入してこの成果では、とてもじゃないが元が取れたとは言い難い。件の元スッチーはポートレートを見たエ口系出版社が興味を示したので、本当にモデルとして使えるかもしれないのだが。それも即現金が入ってくるわけではない。
8万4千円。オレのーカ月の生活費が…。あきらめかけたころ、その電詰はやってきた。
「あの、モデル募集の広告見たんですけど・・」「はいはい」
「あんまりスタイルは良くないんですけど、大丈夫でしょうか」
ボッチャリってことか。この期に及んで賛沢は言わんよ。OK、OK。まったくのノープロブレムですよ。面接はいつもの渋谷の喫茶店。洋子20才、フリータとは紺のパー力ーに白のミニスカートという出で立ちで現れた。今までのコがスーツやジャケットなどを着て来たのを考えるとあまりにもラフな格好だ。
顔はタレントの中山エミリ似でまあまあ可愛い。スタイルも想像していたほどデブってはいない。ただし身長だけは150センチとかなり低めだ。
「とりあえず今お金がないから、手っ取り早く稼ぎたいなと思って、Avとか出るとすごい稼げるじゃないですか」うっ、露骨なまでに金目当てだ。
店を出て、当然ながら足はホテルへと向かう。
「じゃ撮るから、服を脱いでくれるかな」
「これって…お金にならないんですよね」
「いや、この写真が後々お金になるんだよ。そのためにもちゃんとHな写真を撮っておかないとね」「はあ・・」洋子とのセックスはいまいち盛り上がらなかった。が、20才のコとタダマンをキメられたと思えば納得できないこともない。結局、8万4千円を投資して、ヤレた女が2人だけ。まだまだ元は取れてない気がする。こうなりゃ杢丸で、元スッチーを売り出すかな