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面接官氏がしつこく尋ねてくるのには理由がある・高所作業ではゴンドラだけでなく、時にはロープ1本でぶら下がらなければならぬことだって少なくない。つまり、窓ガラス清掃はソートー危険な仕事であり、ハンパな覚悟では、とても務まらぬというワケだ。
が、キッチリ「やれます!」と意思表示すれば、後はトントン拍子。その日のうちに採用の電話があり、翌日から現場へ入ることと相成った。ところで、新人研修なんかはいつやるんですかね?最低限、安全講習くらいはあるんでしよ。
『そんな面倒なモン、あるわけないじゃん」
電話口で、面接官氏があっけらかんと宣った。
『仕事は実地で覚えるのが一番だから。キミもその方が手っ取り早くてイイだろ?』
こんな会社に入って大丈夫なのでしょうか、僕ちん。2日後の現場は、下町のとある商業ビルだった・作業員は3人・私は例によって地上監視係を任されていた。
スタッフの1人が突然体調不良を訴え出したのは、昼休みが終わった直後のことだ。何度もトイレに行ってはゲロを吐き、とても仕事にならない。
間もなく、彼は早退してしまった。
「参ったなぁ・ここは今日中に終わらせないとヤバイんだよなぁ」