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そして連続飲酒が始まった。中島らも氏の著作を読んで、自分がアルコール中毒であるのはわかっていた。僕がずっと酒を飲み続けているのも『連続飲酒発作』だと理解はしていた。止める気になれば簡単に止められると思った僕はある日、友人と映画を見に行った帰り、試しに1合だけ酒を飲むことにした。このまま永久に酒と別れるのは辛くてたまらなかったからだ。しかし1合飲むと、もう少しと思い、それが2合になりで、その晩も酔いつぶれてしまった。翌日は久しぶりの二日酔いだった。マズイと思うより、懐かしい気持ちがした。それをやり過ごすと、初めてアル中専門の治療が始まる。基本的には、アルコール中毒そのものについて勉強をする「勉強会」あとはふつうの精神病患者と一緒に陶芸をやった。改めて酒について考えてみると、なんか昔の懐かしい想い出だ。好きだったけど別れた彼女のようなもので、時折ふと思い出したりするけれども、今さらあんまり考えても仕方がないことなのだ。「本当にまったく飲まなくても平気か?」と聞かれれば、ときどき飲めた方がいいなあとも思う。しかし、やめている期間が長ければ長いほど、再び飲酒したときの飲み方の激しさは凄いものだと聞いているし、実際に見てもいる。それを考えるとあきらめの気持ちが先に立つ。