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『ルックスに多少自信のある女性』とある業者が、こんな文言で堂々と女性を募集している。フーゾクではない。フーゾクならブスでも勤まる。ルックスが必要な仕事、そう、デート商法だ。仕事内容は、まず路上で「アンケートに答えてください」などと声をかけて男性と仲良くなるところから始まり、まるで恋人のように電話やメールを重ねてデートにこぎつける。
 そしてデートで宝石の販売会など(もちろん身内)に連れて行き、「将来のために買っておいてもいいと思わない?」と高額な商品を押しつけ、クーリングオフ期間が過ぎたらオトコの前から消える。この繰り返しだ。ちなみに給料は、売れた商品の20%ほど。彼女らがイケると踏んだらどんどん高いモノを推してくるのはそのためだ。
「家電買い付け」と聞いたら、まるで冷蔵庫や洗濯機などを持ち運ぶバイトみたいな印象を受けるが、実態はまったく違う。仕事の流れは以下だ。まず身分証明書を持って新宿や池袋などに来るように言われる。担当者から「パソコンを買ってきて」と指定機種・金額の書かれたメモと現金、家電量販店のポイントカードを渡され、店に向かう。そして指定された5万円程度のパソコンを、多くの店でやってる『フレッツ光に同時加入で3万円割引』みたいなキャンペーンを通して購入する。プロバイダ契約を交わせば本来5万円のパソコンが2万円に、もしくは3万ポイントがキャッシュバックされるアレだ。身分証が必要なのはこの契約のためである。
 同じ要領で複数の量販店を回るのだが、プロバイダはその都度変えなければならない。同じ名義でいくつもネット回線の契約ができないためだ。担当者のもとに戻り、購入したパソコンとポイントカードを渡すことで、パソコン一台につき5千円の報酬がもらえる。一日に3、4軒回って2万程度の収入だ。パソコンそのものが手元に残らない以上、当然、プロバイダに解約の連絡を入れるわけだが、ここで問題が生じる。まずはプロバイダの違約金だ。ああいった契約はたいてい半年以上使うことが条件になっており、即座の解約では5千円ほどの違約金が請求される。さらに量販店からも督促がくる。「割引した条件から外れた」と3万円丸々の返還を求められるのだ(ポイントは見逃されることが多い)。つまりは一時的に現金は手にできるが、後々面倒を被るお仕事なのである。
 なお依頼人のほうは、ノーリスクで手に入れたパソコンの転売や、またはたんまり貯まったポイントで家電を買って転売することで利益を得ている。
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