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1988年、サラリーマンの父と専業主婦の母のあいだに生まれた野中あんりは、平凡ながらも温かい家庭ですくすくと育った。
「生まれたときは3500g くらいあって、両親はビックリしたらしいです。性格はおてんばで、お人形遊びとか大嫌い。外で男のコに混じって遊ぶような子供でしたね」
小学校にあがると、ますます活発になり、小6では初恋も体験する。そのまま公立中学に進むことも考えたが、最終的には名門進学校を受験した。
「興味を持ったら、多少ムチャでも飛び込んじゃうんです。中学受験も自分の将来のためじゃなくて、中学受験ってどんなもんなのか体験したかったから。まあ合格したんですけどね」
そんな彼女の初体験は高3の冬。相手は同じクラスのちょっと不良っぽい男のコだった。相手に告られ、付き合って2カ月目にコトを済ませた。
「最初は全然好きじゃなかったんですけど、自分がずっと真面目だったぶん、彼のちょっぴり悪い部分に惹かれたというか。展開が早いなあと思いつつも、彼の強引さに負けちゃった」
大学進学後に恋は破局を迎えるも、すぐに同じ大学の同級生と交際が始まる。しかしそれも長くは続かなかった。
「結婚を考えたこともあったけど、ある意味、彼が真面目過ぎたんですよ。自分が品行方正に育ってきたから、逆のものを求めてたのかも」
それから2年。在学期間中に繁華街の路上を歩いているとき、AVのスカウトに声をかけられる。悩みに悩んだ挙げ句、彼女は業界に飛び込むことを決意した。
「理由は、自分でもよくわかりません。ただ、どこかダークな世界に惹かれてたんですよね。AV業界ってどんな世界なんだろうって。例えるなら、裏社会を見学する感覚に近いかな」
2007年に単体デビューを果たした彼女は、正統派ロリAV女優として活躍する。もっとも、AV業界は想像していた世界とはずいぶん違っていたようだ。
「スタッフ全員で真面目に作品作りをしているんですよ。だから私も遊び感覚じゃなく本気で頑張らなきゃ失礼だと思い改めて、気がついたら3年経ってたって感じ。今はこのお仕事に夢中です」