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渋谷ハチ公口近くの某レンタルビデオショップは、国内最大の在庫量を誇る大型店だ。渋谷区で飲み屋を営むオレは、週末の午前中に、そこで借りたAVを返してはまた新しいAVを借りるのが習慣になっている。とある週末。いつものように1週間前に借りたAV4本を鞄に入れ、開店直後の10時半ごろ店へ入った。4Fのアダルトコーナーに直行し、借りたビデオを返却。最新作が並ぶ棚を軽くチェックしてから、マニアフェチ系ビデオコーナーに向かう。
 国内最大級のレンタルビデオでも、休日のこの時間帯のAVコーナーに客はほとんどいない。ましてやフェチ系コーナーはいつも独占状態だ。棚の前にしゃがみこんで吟味していると、不意にポワ〜ンといい匂いが。オレの真横に長身で細身の女が立っていたのだ。とっさに横にズレて女との間に少し距離を取る。丈の長いスプリングコートの膝下から白い生足が覗いている。歳は20代半ばぐらいだろうか。ショートカットでクリッとした目の、昔の薬師丸ひろ子似だ。しかしなんで女一人で?女は棚のAVに視線を向けながら、再びそろそろと近づいてくる。そして次の瞬間、女はオレの顔をスケベったらしい目で見つめて、コートの中身をチラりと見せた。うわ! スッポンポンだ!AVか何かの撮影だと思ったが、周りを見てもそんな気配はない。と、女が携帯電話をしきりに耳に当てていることに気付いた。男に電話で指示されてるのか? M奴隷として調教されてるとか?きっとそうだ。声をかけてやれ。
「それ、プレイ中?」
「…フフ」
「場所、移動しよっか?」
「はい」
 この後、女は公園のトイレで美味そうにチンポをしゃぶってくれた。ずっと“ご主人様”と電話をつないだままで。話はここで終わらない。変態女に遭遇した2カ月後、週末の午前中に同じAVレンタルのフロアでフェチビデオを物色していると、あのときの女がまたオレの横に立っていたのだ。同じ香水の匂いがしたのですぐにわかった。
「この前はどうも」「あ〜こんにちは」
最初は彼女もこちらに気付いてなかったが、顔を見て思い出したようだ。
「今日も相手探しにきたの?」
「フフフ」
 女はあのときと同じように、携帯電話を耳にあてたまま、長めのコートの胸元を開いて裸を見せてくれた。
「よかったら、またオレとどうですか?」
「いいですよ。行きましょうか」
今度はホテルに直行だ。移動の途中で少し質問してみた。
「いつもあそこのAVコーナーで男捜ししてるの?」
「そうですね。やっぱり変態さんが多いので」
「なんでオレを選んでくれたの?」
「うーん、優しそうで変態そうだったから、かな」
 安ホテルに入ると、彼女が予想外のセリフを口にした。
「実は、お尻も使ってもらいたいのでしてもらいたいんですけど」
 女が鞄から取り出し、オレに見せる。
「ああ、アナル…」
 オレは自他共に認める変態だが、アナルにはさほど興味がない。せっかくいい匂いの香水を付けてるのに、臭いなんて嗅ぎたくないなあ…。そんな気持ちが表情に出てしまったのかもしれない。女は少し残念そうに「無理しないでくださいね」と言い鞄にしまった。
 結局、フェラとセックスだけをしてプレイを終えた。