SnapCrab_NoName_2018-7-12_11-45-0_No-00.png 
デリヘルに勤めようと思い立ったのは1年前、18才のときです。コンビニでコキ使われるのに飽き飽
きし、てっとり早くお金を稼ぎたかったのです。見た目は、まあ、良く言って森三中の黒沢といったところでしょうか。大してカワイイわけでもないかわりに、ブスでもない。ナンパとかはされない、地味めのタイプです。ただ私には他人と違う点がありました。これまで付き合った男性は、中学時代に自分から告白したクラスメイトの男の子だけで、エッチの経験はBどまり。要するに処女です。幸い、デリヘルは本番NGなのでお客さんに破られる心配はありませんが、フェラだってマトモにしたことがない私にフーゾクが務まるのか。不安だらけの業界入りでした。入店から間もなく、最初の客から指名がありました。場所は事務所近くのラブホテル。ごくノーマルな60分コースです。事前に講習などもなかったので、緊張は高まるばかり。うまくできるといいんだけど。ラブホのドアの向こうから出てきたのは…ちょっとキモイ中年男性でした。やっぱ、こういう人が相手なんだ。
「あの、入ってもいいですか?」
「う、うん、どうぞ」
導かれるまま、部屋に入り、店に携帯で連絡。料金の1万5千円を受け取って、2人してお風呂に入ってから、いざプレイとなりました。まずはキスをし、胸をなめあげます。と、反応は上々。気持ちよさそうに目を閉じてます。このくらいならラクショーかも。と思っていたら、心配していたことが起きました。男性が私のアソコに指を入れてきたのです。それも1本だけじゃなく2本目までグイグイと。処女のせいか、私はあまり濡れません。指入れなんて他人はおろか自分でもしたことがありません。こんなので処女膜を破られたら一生後悔する!思わず、私は男性の手をつかみました。
「ごめん、私、したことないから、指は1本だけにして」
「は? 処女ってこと?」
「そう。だから、すいません」
驚いたような表情を見せる男性。デリヘル嬢が処女だなんて、とても信じられないのでしょう。
「…本当に?」
「本当。だからごめんね」
「……」
男性は半信半疑といった様子ですが、どうにか納得してくれ、最終的にフェラでフィニッシュしてくれました。このやり方が通用したのも、最初の数人まででした。処女だというと、逆に本番したがる男性が多いのです。女の私にはいまいちぴんと来ないですが、男性は処女に対して、想像以上に貴重価値を見出すようです。中には、こんなことを言い出す人も少なくありませんでした。
「5万出すから、ヤラせてよ。お願い」
そんなにもらえるならヤラせちゃおうかしら。…いやいや、やっぱお金で処女を売るのはダメでしょ。だって、一生の思い出だもん。ある段階から、私は処女だと告げるのをやめることにしました。バージンを守るにはむしろ逆のキャラでいたほうが利口だと気づいたのです。アソコに指を入れられそうになったら、「いろんな男性に触られすぎて膣の中が傷だらけなの。1本だけにして」と断り、本番したがる客には 「いつもは追加で10万円もらってるんで…」と高慢な女になりきる。この芝居がまんまとハマり、なんとか私は純潔を守りつづけました。さっさとプライベートで破ってもらえばこんな作戦はいらないのに、こんな仕事をしてるせいであいかわらず出会いはなく、私は処女のくせにフェラだけは上手くなっていったのでした。そんなある日、事件がおきました。何の気なにしホテルに行ったところ、超のつくイケメンが待っていたのです。年齢は20代後半。水嶋ヒロをがっちりさせたような感じです。こんな人が風俗に遊びに来るなんて!私は思いました。この人になら捧げてもいい。ずっと処女の後ろめたさを持ちつづけるより、イケメンに破ってもらったほうがどれほどマシか。いい思い出にもなるし。
「お客さん、エッチします?」
「え?」
「ちゃんとゴムつけてね」
やっぱ痛いのかな、血とか出るのかな。あんまり痛がったら引いちゃうかな…。すっかりその気になっていたところに、彼が困ったような顔を浮かべました。
「いやー、オレ、ゴム本番より生フェラのほうが気持ちいいから」というわけで、いまだに私はバージンのままデリヘル嬢をやってます。さっさと出会い系かなにかで相手見つけようかな。