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オレはAV、工□本、妄想などを駆使し、ほぼ毎日のように大量の精子をティッシュの中に葬り去ってきた。射精にかける情熱は、生身の女体の味を知り、20代が終わりに近づいた現在でも、少しも衰えることはない。どころか、ますます活発になる一方だ。朝晩2回の毒抜きは欠かせぬ日課だし、町中でいいオンナを見かければ、自然、足はビデオボックスへ向く。マラソンやバレーのTV中継をオ
カズにするのも、大阪府知事の映像でパンツをズリ下げるのも、すべてひとえに《意外とオカズに使えちゃったりして》という探求心ゆえの行動である。熱心なのはズリネタ探しだけではない。高度な射精感を味わうべく、めぼしいオナニーグッズにも一通り手を出した。ローター、オナホール、エネマグラ…。最近では、既製品だけでは満足できず、水溶の片栗粉を使った自家製オナホールにハマリまくっている有様だ。あのヒヤヒヤ具合とピタピタ感、思い出すだけでカウパー液出まくりである。
とまあ、かように日々、最高の快楽を追い求めているオレなのだが、実はいま現在、新たに注目している自慰スタイルがある。
オナ見せ。裏モノ読者なら一度くらい耳にしたことがあるだろう。女の子に見られながらシコシコやっちゃおうという、差恥プレイの一種だ。何でもこれ、本来は人目を忍ぶべき行為をあえて晒すこ
とで、自虐的興奮が生まれ、射精時の快感を何倍にも増幅。得も言われぬ快楽を享受できるらしいのだ。嘘か誠か、人によっては、究極のオナニーと呼ぶ者さえいるという。巷にはオナ見せを楽しめる風俗店オナクラがたくさんあり、連日、大勢の客で賑わっていることは以前よりオレも知っていた。
それでもこれまで試してみなかったのは、オナ見せは、SM愛好家や本誌連載陣の末森健氏のような変態の方々だけにしか楽しめぬ、特別なプレイのような気がしていたからだ。マゾっ気のない者には
関係ない話だと、端から無視を決め込んでいたのである。だが、今にして思えば、それはトンでもない勘違いだったようだ。何事も、まずは低レベルな段階から始めた方がよい。まして、これまで誰にも己のシコる姿を見せたことがないのである。いきなりオナクラに出向いても、堂々と精子を放出できる可能性は低い。そこでオレは、秋葉原の手コキ付きビデオボックスへ向かうことにした。理由は2つ。一つは『オナニー観賞コース』が無料オプションで選べる点、もう一つはこの店、個室内がやたら狭いため、手コキ嬢と密着状態になれるからだ。相手との距離が近いほど、オナ見せの恥ずかしさも半減するに違いない。
「オナニーバーX」ネットで絶好の場所を見つけた。HPの説明によれば、ココは、見せたがりの輩が集い、裸のまま、店内を自由自在に闇歩できる店らしい。店の女の子を連れ、個室でじっくりシコるもよし、バースペースで酒をチビチビやりつつ、同志と語らうもよし。もちろん、その場でシコっても構わない。なんか、凄そう…。
「いらっしゃいませ。お客さま、ここは初めて?」
翌日、夕方。恐る恐るXのトビラを開けると、見るからに品のよいオバチャマがカウンターに座っていた。改めて店のシステムの説明を受け、料金の1万3千円(ドリンク飲み放題)を支払う。ああ、ドキドキするなぁ。
と、そのとき、カウンター近くのエロビデオコーナーの陰で、生白い尻が見えた。…尻?
「ああ、見つかったかあ」
呆然と仔むオレの前に、照れ笑いを浮かべた中年男性が現れた。全裸。しかも、股間は完全無欠のビンビン状態だ。え、誰?何者?
「サイトウさん、この人初めてなんだからおどかしちゃだめよ」
オバチャマは、ヤレヤレといった顔つきで男に手を振り、すぐこちらに振り向いた。
「ビックリした?あの人、うちの常連さんなのよ。たっぷりお遊びください」ひとまず、指定された個室へ移動。中で待っていた女のCちゃんに促され、服を脱ぎ捨てる。ちなみに、Xでは客1人につき、担当女性が1人付く。オナニーの際、店内を移動する際、常に行動をともにするらしい。もちろん、彼女たちが服を脱ぐことはない。あくまで、オナニーを見てもらうだけの存在である。
「どうします?一応、この中でオナニーしてもいいんだけど、バーで何か飲みます?」
Cちゃんがソファから立ち上がった。小顔にスラリとした手足。前回のオナクラといい、このXといい、オナ見せ業界の女のコはハイレベル揃いだのう。
「よっしや、バーに行ってみようか。オレ、ノド乾いちゃった」薄暗いバースペースには、客らしき男が3人、各自離れた席に腰掛けていた。2人は全裸、もう1人は下半身のみ裸。みなビール片手にシコっている。なんというか、実にイカ臭い光景である。見とれている場合ではない。手近の席を確保するや、オレも剥き出しの股間に手を伸ばし、目の前のCちゃんに神経を集中させた。もはや、他人の前で右手を動かすことに一寸のためらいもない。すでにチンコも半勃ちだ。が、興奮しているのかと問われれば、どうだろう。計4人の男が黙々とオナニーに耽っているこの現場はシュール。
うん、イマイチ。
いったんシコシコを中止し、ビールを煽っていたオレの耳に、聞き覚えのある声が飛び込んできた。振り向けば、先ほど入り口で見かけたサイトウである。ヤシは股間をさすりながら、隣の席に座った。「初めてなんだって、ここ?」
「ええ、まあ」
「M君なの?」
「自分じゃノーマルだと思ってんすけど、どうなんだろ。まあ、でもこうやってわざわざ人前でオナニーしに来てますからね」
「ははは」
ケツをポリポリかきながら、やっぱキミ、素質あるよとサイトウ。ちっともうれしくないが、このオッチャン、人はよさそうだ。
「んじゃ、オニーちゃんの新たな性癖の目覚めを祝して、みんなで囲んでやるつか」
「だから、ここにいる連中で見ててやつから、シコってみなって言ってんの。今日のベスト自慰二ストになっちゃえって。おい、みんな、ちょっと来てよ!」
「いや、あの、え?ちよ…」
まもなく、オレは男4人、女5人の人垣に囲まれ、たじろいでいた。好奇の色に輝いている。うう、エライことになってもうた。意地悪そうに、Cちゃんが時計を見せる。
「ほらぁ、早くしないと。時間になっちゃうよ」
だからなんだと言うんだ。いやしくもオレはイチ客である。別にここでオナニーせずとも何ら困ることはないし、悪ふざけに乗ってやる義理もない。バカバカしい。と思う一方、今回の目的を振り返れば、まったく別の考えが脳裏をかすめたりもする。
(この状況でオナ見せしたら、すんごいコトになるかも)
・・・やるか。「わあlホントにやるんだぁ」
縮こまった肉茎に掌を添えると、女性陣の誰かが素っ頓狂な声を上げた。それが呼び水となり、次々とことば責めのセリフが飛び込んでくる。
やだエロい、すつどい大きくなってきた、どこが気持ちいいの…。