0113_201810231221122ab.jpg「日本人男性は台湾でモテる」の記事に触発された私は台湾に向かった。ただせっかく台湾に来たの
だから名所くらいは行っておこうと、ひとまずナンパは置いておき、故宮博物館に来たときのこと。背後からたどたどしい日本語が聞こえてきた。「ソレハコウ読ムノヨ」
声の主は現地の女性。あんまり可愛くはないけどやたらニコニコして展示物の説明をしてくれます。やはり日本人はモテるのかと納得し、彼女がひとしきりしゃべり終わるのを待って「お茶しない?」と誘うと、あっさりOK。ま、相手も自分から声かけてきたわけですから断るわけがありません。
彼女は25才。高校時代に日本に留学していたことがあって、そのときに日本語を覚えたそうです。日本語が聞こえたので、うれしくなって話しかけてみたんだとか。さんざん話し込んで、お互いの電話番号と住所を交換した後に「この後夕食でもどう」と誘うと、これまたOK・食事中、彼女の横にピッタリ寄り添っていた私は、足を撫でたり腰に手を回したりとイタズラしてみましたが、抵抗する気配はありません。こりやひょっとして……。そこで、食後ホテルの部屋に連れ帰って軽くキスをしたところ、まるで飢えた子犬のように彼女はむしやぶりついてくるではないですか。もちろんそのままベッドへなだれ込むのみです。一戦終わってタバコをふかしていた私に、彼女は「スキ?」と聞いてきます。「好きだよ」と軽くいなしていると、今度は「オ父サンオ母サンハ外国人相手デモ反対シナイ?」と聞いてきました。私がキョトンとしていると、以前日本に住んでいたときは日本人と付き合っていたけど、相手の家族が反対したなどと話し始めました。どうやら彼女は私と結婚するつもりなのです。ここで納得、私はモテたのではなく、単に結婚目的で接近されただけのようです。彼女らにとって日本人との結婚は何かと有利なのでしょう。どおりで日本人観光客の多い故宮博物館で声をかけてきたわけです。とっさの判断で、電話番号と住所を奪い返そうと思いましたが、しっかり手帳に書かれているので成す術なし。すっかりシラケた気分で彼女を家に送り返しました。台湾での出来事はきれいさっぱり忘れようと帰国すると、自宅に封書が届いていました。中にはラブレターと数枚の写真が。しかも彼女、ちゃっかりウエディングドレスに身を包んでいるところが笑えます。やはりどこの国に行こうと、いきなりモテたりはしないものなのでしょうか。
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