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24時間自宅にいながら簡単に相談できるメリットを売りにした占いビジネスで、主に女性誌に広告が掲載されています。
実はボク、現在『電話占い』の鑑定士をやっているのですが、ここ一年で8 人の女と体の関係を結ぶことに成功しました。特に、占いに心得があるわけじやないこのボクがです。
きっかけは彼女の家でレディコミをパラパラしていると、巻末の広告に小さな文字を見つけました。『電話占い師募集』
ピンときました。どうせ電話だし、テキトーなことを言ってもわからないハズ。女としやべって金に
なるなら、うまいバイトなのでは——。
さっそく問い合わせると、電話口の女は占い歴を聞いてきました。2 年位と応えたところ、私を占ってみてくださいと言います。
もう引くに引けません。
あてずっぽにロにしました。
「外人と関係がありそうですね」
これが、偶然大当たり。どうやら彼女、イギリスの男と付き合っていたようなのです。
もちろん、その場で採用が決まりました。
バイトはお客の電話がボクの携帯に転送されるため都合の良い時間に自宅で行えます。
基本給はなく、1分120円の歩合制です。
逆に利用システムは、基本20分6千円。以降1分につき180円が加算されます。
ボクは夕ロット占いという設定で会社に登録しました。たまたま本屋に夕ロットの本を見つけた、ただそれだけの理由だけです。本を見ながら、ボクは受話器を片手に話します。
「はい、出ました。力—ドは『愚者』です。相手への依存心を大きくしない方がいいでしよう」
冷静に考えれば、胡散臭いですよね。でも客は誰かと話したい、ヒマつぶしの雑談夕イプか大半。多少曖昧なことでも、ふんふんと聞いてしまうものなのです。
中でも狙い目は、本気でボクの答に聞き入り基本時間をオ—バ—させてしまう« ピュアな» 客。ボクは彼女らに優しい口調で話しかけます。
「これ以上お話しすると、お金がかかりますんで、特別に会社抜きで占ってあげましよう。実際にお会いした方が、正確に占えますから」
ありがたがる客とアポイン卜をとった後は、もう簡単。悩みを持つ女が、相談役に恋をしてしまう原理です。
「あまり、考え込まない方がいいですよ。もっと軽く自由に考え行動した方が、運命的には明るいですね」
外のアポイントまで食い付いてきた女は、十中八九マタを開きます。
↓占い好きな松坂慶子似の上品な営業レディをいただく
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ネットで見つけた「副業のためのレンタルスペースお貸しします」という業者に飛び込んでみることにしました。昼下がり、東京・某所の雑居ビルに。フロアで迎えてくれたのは、肩まで伸びた黒い髪が艶やかなツヤを放っている松坂慶子似の上品な女性、羽田さん(仮名)。50代前半くらいでしょうか。まずはざっと説明を受けます。
「男性の方ですと、レンタルスペースを利用して、整体やアロマテラピー、なかには占いをされる方もいるんですよ」いわば副業のススメです。ただ、どうも彼女からはガツガツした姿勢を感じられません。どちらかというと、事務的で、どこか散漫な態度。これは何か裏がありそうです。
「ひと通り仕組みはわかりました。ところで、羽田さんはなんでこの仕事をはじめたんですか?」
「ここはね、私の夫が持つ不動産なんですよ。そこでこういうビジネスを夫が始めて。私はその営業を夫から頼まれちゃったんです」
「いいですね、ご夫婦で一緒にお仕事できるなんて」
「ううん、こんなこと言っていいのかわからないですけど、ずっと別居してるんです。いまの仕事させてもらってるから離婚はできないんですけど」
羽田さんは52才。この年で独り身になって生きていくことが困難なのは想像に難くありません。その
ため、彼女はこうして好きでもない夫の資産を頼りになんとか生きているのでした。狙いどころす。
「じゃあ、いろいろ悩みも多いんじゃないんですか」
「ううん、私、悩み相談したことないんですよ。いつも明るいって言われますし」
人は高齢になると本音とは真逆のことを言うケースが少なくありません。彼女も悩みはあるに違いな
い。しかも異性関係の。
「じゃあ、いつもドキドキできてるんですね」
「え? そういう歳じゃないわよ! アハハ」
「異性と手をつないだりってしてますか?」
「ううん、してないしてない」帰り支度をしながら冗談めいた笑いを見せてこんな提案をしてみます。
「今日はお会いできてよかったです、最後に仲良くなれた握手を!」
手を差し伸べるとぎゅっと手を握ってきた彼女。さらに強く握り返します。
「こういう経験もないんですか?」
「うん、ないですよ」
「じゃあ、ハグも?」
「ないですよ、もう!」
ハグをして、後日改めてアポを取り付けました。一応、仕事の話を聞くことになっていますが、互いにすでにその気がないことはわかっています。
〈仕事終わりなのでどこかでごはんを食べながらでも大丈夫ですか?〉
〈もちろんです!〉当日、スカートを履いてきた羽田さん。彼女を女にさせる質問を投げかけます。
「旦那さん以外に好きになった人は?」
「前の職場で10才年下の人とそういうことになったけど、もうそれから10年以上ないわ」
勝手に自分のことを悲観的に語り始める彼女。こんな女性をもういちど「女」にするのは、処女を卒業させる作業に似ています。
「全然大丈夫ですよ。怖いと思ってません?」
「…はい」
「怖くないですよ」
なにを意味しているのかはお互いにわかっていす。事実、彼女の右手は僕の太ももをずっと触って
いますし。店を出てホテルに入ると、ソファで羽田さんが震えていました。でもベッドではトビウオのようになるのが、この年頃の女性なんですね。熟女営業、狙い目ですよ。
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