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次は・飲み会で狙ってた女を後輩にお持ち帰りされた先輩の驚きの行動・ですSnapCrab_NoName_2019-7-20_13-54-26_No-00.png
先日、人気のない夕方のコンビニで立ち読みしていると、会社員風の2人の男が店内に入ってきた。レジの辺りをうろちょろした後、何やら話し込んでいる。
「おっかしいな、先までいたんですけど」
「帰ったんちゃうか?」
「そっかな」
どうやらバイトの誰かを探しているらしい。
するとそこに、店の奥から仕事を終えたらしきハーフ顔のかわいい女の子が出てきた。
ボクも何度か見かけたことのあるバイトちゃんだ。話しかける2人。
「もう仕事、終わったん?これから一緒に飲みにでも行かへん?」
「いつも物買わせてもらってるし、今日はオゴるわ。どうかな?」
何と大胆な。コンビニのバイトちゃんを店内で飲みに誘うなんて。そんなん、うまくいくわけないやろ。
と思ったら、彼女は「え、どうしよ」と少し悩む素振りを見せつつも、勤務明けの開放感も手伝ったのか笑顔で
「それじゃちょっと待っててください。準備しますから」
うまくいくもんなんやなあ。たいして男前でもないくせに。でも2人の男が1人の女って、どういうことやろ。ナンバにしてはバランス悪いし。
これ、たぶん2人とも彼女のことを気に入ってるんだけど、1人では勇気が出ないからやないだろうか。キミら、バレンタインチョコ渡すときの女子中みたいやのお・
しかしそうなると、この後の飲みの席で激しいバトルが繰り広げられることは避けられん。こりゃちよいと見ものかも。
その瞬間から、大阪尾行物語が始まった。ボクも相当ヒマ人だ。
微妙な距離を取りつつ歩く3人は、居酒屋に入った。横のテーブルに座ってこっそり「耳スマ」してみると、やはり3人の会合は今日が初めてなことがわかる。
「カラオケ好きなん?」「彼氏いるん?」
と、会話のほとんどが質問で埋められ、その答えにも逐一大げさなリアクションが取られる。言葉づかいからして、男2人は会社の先輩後輩の関係のようだ。
面白いのは、男のどちらかがトイレに立ったときの、残された側の動きだ。
「おれ彼女おらんねん」
「コンビニ行くたび気になっとってん」
「携帯番号交換せ-へん?」
などなど、さりげなく、しかしストレートに2人の男は口説きに入るのだ。ライバルを牽制しつつ獲物を狙う、わかるわかる。
ほどなくして、店の外へ出る3人。さあ、次はどこへ向かう?
しかし、あっけなくお開きになってしまった。女の子は後輩と同じ方向に、そして先輩は1人別方向に歩き出す。これって後誰に軍配が上がったってこと?それともたまたま方向が一緒なだけ?
な-んや、たいしたバトルも観察できんかつたな◎
ところがこの後、先輩が取った行動が、尾行を佳境へ向かわせる。彼は、クルリと反転し、こっそりと後輩たちの後を尾行し始めたのだ。先輩も2人を尾行し始めたのだ。
後輩たち2人はまっすぐには帰らなかった。ゲーセンに寄ってプリクラやUF0キャッチャーに興じ、親密な様子を見せる。あー、そんなに顔近づけやがって、お前らさっきまでアカの他人やったやろーいや、ボクなんかが怒るのは100年早いだろう。
影に隠れるようにして、そっと2人の行動を見守る哀れな先輩、彼の心中たるや察するに余りある。偶然を装って2人の間に割って入れば、すべてぶち壊しにすることもできるだろうが、それはプライドが許さぬ。
かといって他に何ができるわけこのままじゃあんまりだだした・わかるなあソレ。じゃなし、ただ失敗を祈るのみ。泣けるねえ。
先誰の執念はすさまじかった。さっさとあきらめりやいいものを、カラオケボックスに消えた2人をなんと1時間以上も店の前で待ち続けるのだから。それをずっと見てるボクもボクだけど。
そして恐れていたことは現実になった。カラオケの後、2人はラブホ街へ歩みを進めたのだ。先輩もコソコソ尾行を続ける。
あまりに悲しい。もしボクが同じなら発狂しそうになる。見ず知らずの男ならまだしも、なんで後輩なんかに取られなきゃならんのか!
すっかり先輩に感情移入していたボクは、自分でも驚く行動に出た。
「あれ、君、コンビニの子ちゃう?」
「は、はい」
「偶然やねえ」
「ええ..」
知り合いに顔を見られることで、軽率な行動が恥ずかしくなるんじゃないか。そう思ってのことだったが、後が続かない。
「あ、うんうん。オレも近くに用事があったんよ」
いぶかしげな視線をよこす後輩。
せっかくええとこやのに、早よどっか行けってなもんだ。
はいはい、わかりました。もう好きにしてください。先誰、もうあきらめまひょ。と、そこにだ。
「おお、どうしたんや」
後ろで聞こえるゴッイ声。なんと先輩が現れたのだ。
「あれ、どうしたんですか、あれ?」
「誰やこれ?」
「いや、なんかこの子の知り合いか何か…」
なんとも形容のしがたい空気が流れ、ボクは「それじゃ、また」と、その場を立ち去った。なんかエライことしてもうたみたいやな。でもなんで先輩、いきなり現れたんやろ。あまりに不自然すぎるでしよ、その登場の仕方は。その後3人がどうなったかは知らない。
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