201511_000037.jpg 201511_000036.jpg新宿のお見合いパーティ乗り込み、さっそくプロフィールカードの記入にかかった。
 近ごろは、男の名前をネット検索して素性を調べようとする女がいるので、仮名の『千堂正喜』で。『趣味』や『年収』などの項目を適当に埋め、そして問題の『デートに行きたい場所』欄だ。
『手と口でエクスタシー(絶頂)に導きます!』
満足なセックスをしたことがない女にとって、この誘いは魅力的なはずだ。いくら表面上はキモがられても、深層心理にはうったえる力があると思う。
 今回のパーティは人入りが少なく、女性の参加者はたったの4名だ。では『回転寿司タイム』、スタート!
1人目は、ブラウスの胸元から谷間がチラチラ見えている33才だ。けっこう胸がありそうじゃないですか。ぜひとも絶頂に導いてあげたい。
●↓仙頭 ○↓女性
●どうも。
○よろしくお願いします。
●はい、プロフィールカード。
○あっ、好きな人、椿鬼奴!
●そうそう。でも、ぼくが注目してほしいのはそこじゃなくて。
○どこだろ? …何これ?
●意味わかりません?
○わかんなーい(すっとぼけた口調)。
●わかるでしょ。カッコして絶頂って書いてるし。
○わかんなーい。
●具体的に説明しましょうか?
○とりあえず、お返ししまーす(カードを突き返してくる)。
●ちょっと待って。説明させてよ。
○大丈夫でーす。
 完全にドン引きされてしまったようだ。まあ、こういう反応は想定内だ。
 2人目は、ロングヘアーで化粧もばっちり、背筋もピンとしてる、クールビューティだ。男から遠慮されそうなタイプなので、ストレートに口説かれたがってるに違いない。
●今日はお一人参加ですか?
○そうそう。
●そりゃあよかった。友達がいたら、ぼくとカップルになるのは照れると思うんで。
○どういう意味?
●ぼくはこういうキャラなんで(デートの項目を指差す)。
○おもしろーい!
●いいでしょ?
○いいんじゃないですか、個性的で。
●でも、ウケを狙ってるとかじゃなくて。マジでマジで。ぜひオネーさんの胸とかを。
○はははっ(胸元を手で押さえる)
●足もセクシーっすね。
○はははっ(太ももに手を置く)。
●はい、イメトレさせてもらいました。
○おもしろーい。
●とにかく、きっちりエクスタシーに導かせてもらうことをお約束します。
○おもしろーい。
●というか、さっきからおねーさん、おもしろいばっかじゃん。
○そうなんですよ。私、平凡なんでー。千堂さんには、ちょっと気に入ってもらえないかもなぁ。
 何だこの見事なあしらい方は。こいつキャバ嬢かよ!
 続いて人懐っこそうなタヌキ顔の美人さんだ。
●おきれいですね。たぶん一番人気だと思いますよ。
○いやいや。
●ぼくもしっかりアピールしとこっと。はい、プロフィールカード。
○どうも…。ん? これはダメでしょ!
●どこがですか?
○ここ、ここ(デート欄を指差す)
●マジメに書いたんですけど。
○マジメじゃないよー。
●でもさ。例えばここに食事って書いてる男がいたとして。そういうヤツは大半、腹の中では、メシを食った後どうこうしたいって思ってるんです。そんなのに比べ、ぼくは本音を隠してないから、マジメでしょ?
○けど、TPOってあるじゃないですか? ここが飲み会で、ある程度打ち解けてて、それでまあこういう話をするんだったらまだわかるんですけど。初対面でいきなりこんな話は、やっぱりマジメじゃないと思います。屁理屈をこねてみたが、正論に負けてしまった。おっしゃる通りとしか言いようがない。最後は、アラフォーの事務員さんだ。隣に座った途端、やけに顔を近づけてきたが、この熟女らしい積極性、期待したい。
○千堂さんって珍しい名前ですね。出身どこですか?
●高知です。高知の人間って思ってることをストレートに言いがちなんですけど、そういうのってどうですか?
○いいんじゃないですか。
●そりゃよかった。さっき別の女性に、TPOを指摘されたもんで。ここの話なんですけど(デート欄を指差す)
○……なるほど。こういうことをよくされてるんですか?
●セックスをですか?
○まあそんな感じのことを。
●体験人数とかは普通ですよ。いろんな女性にちょっかいをかけるみたいなことはしてません。
○でも、ここにこういうこと書いてるってことは…。クエスチョンマークがいっぱいだなぁ。
●そうですか。じゃあ、どんどん質問してくださいよ。
○うーん…。じゃあ、高知からはいつ出て来られたんですか?
●そういう質問ですか。もしかして脈無いですかね?
○…いや、まあ、ご縁があれば。これほど丸わかりな社交辞令もない。ゼッタイに縁ないでしょ、これ。
★結果発表でオレの番号は呼ばれることはなく、残念ながらカップル不成立でパーティ会場を出た。
 というわけでもう1回、夜の部でチャレンジしてみることに。今回も女は4人しか来ていないが、張り切ってまいりましょう。
SnapCrab_NoName_2017-12-24_15-34-12_No-00.png 
ショートカットの黒髪ちゃんだ。
●はい、プロフィールカード。
○どうも。
●ウケようと思って、うっかり下ネタ書いちゃったんですけど(デート欄を指差す)。
○はははっ。
●やった、笑ってくれた。
○こういうとこには前も来たことあるけど、初めてみました、こんなこと書いてる人。
●じゃあ、レアキャラとカップルになってみましょうよ。
○何かチャラくないですか? 結婚とかは考えられてるんですか?
●…一応考えてますよ。結婚生活では夫婦の営みが大切だからこそのアピールでもあるんで。
○結婚観が合う人がいればいいとは思いますけど、私はちょっと…。結婚観とかそんなデカイ話を
出されても困る。こっちはただヤリたいだけなんだし。パス。
 お次は同い年のOLさんだ。話が合うことを期待したい。
●緊張されてます?
○まあ、ちょっと。
●だと思って、緊張をほぐしてあげるために下ネタ書いてみたんですけど(デート欄を指差す)。
○……。
●あれ? ここでニコっとしてもらわないと、やりづらいんですけど。
○…すみません。仕事帰りなんで疲れてて…。
●それはお疲れ様です。
○…はい。
●何かしゃべりましょうよ。
○…あー、疲れた。
 完全にシカトモードに入られてしまった。ダメだこりゃ。
 7人目。歌手のaikoっぽい、ちょっとブスだけどエロそうなアラサー派遣社員だ。
○あ、田中です。
●実はぼく、さっきから女性に引かれまくっちゃってて。理由はこれなんですけど。
○うわっ!
●でも、意外とオネーさんは興味を持ってくれたりしません?
○まぁ私は、下ネタぜんぜんオーケーだけど、普通のコにこういうことしたらダメでしょ。
●ちょっと待って。田中さんは抵抗ないの?
○別にないですよ。
●じゃあ言う。実はぼく、マジでこういうことしたいと思ってるんだけど。
○でしょうね。そうじゃないと書かないし。
●引いてない?
○ぜんぜん。ここまでぶっちゃけてくれる人のほうが、話しやすくて好きだよ。
●話が合う方でよかったよ。ちょっと時間が足りないんでまたしゃべろうよ。
○はーい。
 男をおだてるのが上手いキャバ嬢タイプの可能生もなくはないが、今までで一番いい反応だ要チェック。ラストは、色黒でエキゾチックな顔立ちの女性だ。
●いい人、いました?
○まぁ考え中ですね。
●じゃあ、ぼくも候補に入れてくださいよ。はい、プロフィールカード。
○えええっ!
●気付くの早いですね。
○だってこれ、目に付くじゃないですか! 何でこんなこと書いてるんですか?
●もちろん自分アピールですが。
○自分で自分のハードル上げてるだけでしょ?
●いやいや、食い付いてくれる方だって…。
○誰ですか(他の女をキョロキョロ見渡す)
●他の人じゃなくて、オネーさんがなってくれると期待してるんですけど。
○えっ!?
●ダメですか?
○…私はちょっとぉ…。
 これもムリっぽいな。みんなエクスタシーを味わいたくないのかな。
 かくして『回転寿司タイム』終了。スタッフから『第一印象カード』が渡された。どの異性から好印象を持たれてるのかがわかるメモだ。あっ、唯一引かなかった田中さんがマルを付けてくれてる!
 フリータイムがスタートした瞬間、彼女の席へ向かう。
「田中さん、座っていい?」
「あっ、エロい人」
 ステキな覚え方してくれてるじゃないか。
「あの後、もう一人としゃべったんですけど、やっぱりドン引きされてしまったよ」
「だから言ったじゃない」
「ってことで、ぼくはもう田中さんに決めようと思って。実際、一番話しやすかったし、見た目もタイプだし」
「またまた〜」
「マジですって。よかったらエクスタシーに導かせてよ」
「ほんと、ストレートに言いますね」
 どのみち彼女しか候補はいないんだ。ここはグイグイ押していこう。
 自分の『最終投票カード』を取り出し、そして田中さんの番号を記入する。
「もう書いちゃった」
「えぇ〜。そんな目の前で書かれたら、私も書かなくちゃいけないみたいじゃない」
 そうだよ。そのためのパフォーマンスだよ。…ってあれ? 
彼女が自分の『最終投票カード』を取り出したぞ。ホントにオレの番号を書いてくれてるじゃん! これで必然的にカップル成立だし!
午後9時。一緒にパーティ会場を出た。
「軽く飲みにでも行こうよ」
 さすがにいきなりラブホに誘うのはヤリ過ぎだろう。段階を踏みましょう。
 新宿3丁目方面にブラブラ歩き、ラブホそばのバーに入る。
「田中さんは何飲む?」
「今ダイエットしてるから、ウーロン茶で」
 酒じゃないが、まあいい。口説かれるつもりがなければ、ハナからエクスタシーなんて書いてる男とカップルになんかならないはずだ。
「カレシいない期間はどのくらいなん?」
「半年くらいかな。春ごろまでは年下と付き合ってたけど」ひとまず彼女の恋バナを聞きながら様子をうかがう。それとなく話題をシモへ振ってみた。
「そのカレシとのセックスはどうだったの?」
「下手だったけど、キスは上手かった。気持ちが入ってたんだと思う」
「やっぱり気持ちが大切なわけね。ちなみに、そうじゃないとエクスタシーには達せない、みたいな?」
「……」
 チラっとオレの顔をちらっと見る彼女。誘導尋問に気付いたらしい。
「…まあ、別に気持ちがなくてもイケるけど」
 浮気を楽しめると断言しやがった。やっぱこの人、オレに気持ちよくしてもらいたくて付いてきたんじゃね?
「そう言えば、最初から思ってたんだけど、田中さんって、かわいい耳してるよね」
 耳をこちょこちょ触ってみると、彼女がじーっと見つめてきた。
「でも、イヤな経験もあるからなぁ」
「…どういうこと?」
「前に、そういう関係になって一回ヤッた人がいるんだけど、その後、ストーカーみたいになって最悪だった。だから、するんだったら、ダラダラしない人じゃないとヤダ」
 これってめっちゃ好都合じゃね? エクスタシーには導いてほしいけど、一夜限りのエッチが希望です、みたいな。
「…オッケー。ぼくはあっさりしてるんで、そのへんは心配しないでよ」
「というか、今日ヤリたいんでしょ? だったら、そう言ってほしいんだけど〜」
 いきなり何を言い出すんだ、このネーさんは。一応は婚活のつもりでパーティに出てみたけど、もはや遊びと割り切ってるみたいだ。ま、エクスタシー男と結婚なんてしたいわけないもんな。
「言うねぇ、田中さん。はっきりしててありがたいわ。もちろんボクはヤリたい。よかったら今晩、エクスタシーに導かさせてよ」
「まあいいけど。自信はあるの?」
 もちろんありますがな! まかせてちょうだい! アンアン鳴かせてやりますから!
 バーを出たところで手をつなごうとすると、さっとかわされた。
「そういうのは、別に…」
 疑似恋愛みたいなのは求めてないってか? ったくこの女、本当にカラダの快感だけを求めてるんだな。ホテルに入ると、彼女は恥ずかしがるような素振りは一切なく、さっさと服を脱いでいく。オッパイは小ぶりの陥没乳首だ。ちょっとソソらんなぁ。でも、アソコはツルツルにそり上げられている。遊び慣れているドスケベな証拠だ。楽しませてもらえそうだ。
 一緒にシャワーを浴び、ベッドにゴロンと横になった。あとはもう覆い被さっていけばいい
わけだが、「エクスタシーに導く」というのが今回の約束だ。
 ディープキスをカマしてから、次はオッパイへ舌を這わせていく。陥没乳首って、どうやって扱えばいいんだっけ?適当に吸っていると、声が飛んできた。
「もっと思いっきり吸って」
 飛び出した乳首をチューチュー吸う。かなり固くなってきた。感じてくれてるかな?
 しかし、アソコの湿り具合をチェックするため割れ目に手を伸ばしたところ、再び指示が。
「もっと優しく触って」
「これくらいかな?」
「何か触り方違う。自信あるんじゃなかったの?」
 …ダメ出しかよ。まあ自信あるとは言ったけど…。
「じゃあいいや、指じゃなくて舌で舐めて」
 言われるままにクンニに移る。
「こんな感じ?」
「そうそう。そのテンポでずーっとやってみて。でも指入れるときは1本にしてね。2本は絶対だめだよ」
 完璧に主導権を奪われてしまったんだけど。この女、どんだけ貪欲なんだよ。そしてオレ、何か情けないんだけど。
 もはや舐め犬状態で、必死に指と口を動かしていく。さすがポイントをきっちり教えられているせいか、そのうちに彼女は激しく悶えだした。
「あぁぁぁ〜。イクぅぅぅ〜!」
 エクスタシーを迎えたようだ。よしよし。いずれにせよ約束は果たしたぞ。ってことで、今度はオレも気持ち良くしてもらいますか?
 と、彼女がオレの頭をぐっとおさえてきた。
「もうちょっと舐めて。もう一回イキたい。導いてくれるんでしょ」
 …マジか? 
「イった後は敏感になってるから、さっきより優しくしてね」
 しょうがない。付き合ってやりますか。
 2回目は「お尻のほうも」と命じられてアナル舐めを。さらに3回目は「Gスポットを同じペースで押して」と潮フキまで。とにかく彼女は貪欲にオレを舐め犬として利用した。しかも合間あいまに、「エクスタシーに導いてくれるんでしょ?」と言ってくるんだから、まったくなんというか。
 結局、オレは1時間ほどぶっ通しで奉仕し、彼女が5回果てたところで、ようやく解放された。
 疲れたぁ〜。
関連記事