0192_2019032211542235f.jpg 0193_2019032211542496e.jpg 0194_20190322115425b4d.jpg 0195_201903221154274cd.jpg 0196_201903221154280d6.jpg 0197_20190322115430897.jpg 0198_20190322115431dc8.jpg 0199_20190322115433404.jpg 0200_201903221154348e8.jpg 0201_20190322115436a9f.jpg平日の夜10時。近所のゲーセンへやってきた。いましたいました。メダル落としタイプに、40前後くらいのお一人熟女がいます。ねーさん、たぶん近所に住んでて、真っ直ぐ帰るのも何だかつまらないし、ゲーセンでも寄ろうか、みたいな感じなんだろう。しかし、いくらヒマしているはずとは言え、いきなり「お一人ですか?」みたいなナンパ臭全開の声かけでは警戒されかねない。
ひとまず千円で200枚のメダルを借り、彼女の隣に陣取る。普通にゲームをしながら10分ほど様子をうかがい、行動を開始した。
「すいません。ちょっとトイレに行きたいんで、メダルを見ていてもらえませんか?」
彼女が振り向き、コクリとうなずいた。じゃあいったん席を外しましょう。戻ってきたところで、自分のメダルひとつかみを差し出す。
「どうも、ありがとうございます。これ、お礼に」
「…ありがとうございます」
「いえいえ。ところでおねーさん、お一人ですか?仕事帰りにちょこっと寄った的な?」
この自然な流れ、どうでしょうか。おっ、相手がニコっと笑ってくれてるぞ。
「そんな感じです」
「よく来るんですか?」
「ぼちぼち。だいたい遅い時間なんですけど」
「へえ」「いつもはこのメダルじゃなくて、あっちのやつをやることが多いんですが」 
ルーレットタイプの機種を指差す彼女。ベラベラしゃべってくれるじゃないか。どんだけヒマなんだよ。
「あっちだと手も汚れないし、一気にいっぱいかけられるんで」
「いっぱいって、何枚くらいかけるんですか?」
「100枚くらいかな」
えっ?一気に500円分かけてんの!?ヒマ潰しにしては豪快すぎじゃね?
「…けっこうお金減りません?」
「一応、預けてる分があるんで。1万枚くらいですが」
ゲーセンにメダルを預けておけるシステムがあるのは知っているが、1万枚ってのはすごいな。フル活用してるじゃん。どうせその1万枚もゲームに突っ込むしかないわけで、未来の暇つぶしも確定しているわけだ。 いやでも、どれだけハマってるか知らないが、一人でちまちま遊んでいるよりも、男と会話したほうが楽しいはずだ。
「けっこう貯めてますね。メダル取るコツ教えてくださいよ」
「いやいや、フツーにやってるんですけどね」
10分ほどしゃべり、オレのメダルがなくなったところで、切り出してみた。
「…今日はまだまだやるんですか?よかったら軽くメシでも?」
「んー、…もうちょっとやりたいんですみません」 
やりたい、って感覚がわからんな。こんなゲーム、やりたくてやるものなのか? 
翌日、上野のゲーセンへ行ってみることにした。メダルコーナーを見渡したところ、お一人女風が5、6人くらいか。おっ、ルーレット系に若いコがいるぞ。りあえず200枚ほどメダルを借りてから、彼女の横に座った。えーと、これってどうやってやるのかな?ちらっと隣を見る。彼女と目が合った。
「ちょっとヤリ方教えてもらえませんか?」「えーとですね。ここに数字がならんでるでしょ?ビンゴになってるんですよ」
ピコピコと操作してくれる。かなり親しげな感じで。 しかし説明を聞いているところに、おっさんが近寄ってきて声をかけてきた。
「どうもぉ〜」
彼女が応じる。
「さっき2千枚落としちゃったんですよ〜」 
なんだよ、知り合いか?
「あの人?常連さん。ハードベッター」
「ハードベッター?」
「そうそう。2千枚とか1万枚とか賭けちゃう人」
ベッターだの賭けるだの言ってるけど、お金じゃないからね。メダルだからね。そんなカッコ良くないからね。 常連と知り合いってことは、この女も常連なわけで、いま誘ったところで、まだガッツリ遊びたがるに違いない。ここは連絡先交換でいくか。
「じゃあ、オレそろそろ行きますよ。よかったらLINEでも交換しておこうよ」
「いいですよー」 
すんなりスマホを向けてくる。うまくいった。翌日の夕方、LINEしてみる。
〈昨日はどうも。今日、また上野へ行こうと思って。タイミング合えば、ご飯でも食べませんか?〉
返事は翌日戻ってきた。
〈ごめんなさい。スマホの充電が切れてて(汗)。昨日行ってましたけど、せんとうさんも来てました?〉 
行ってたってメダルゲームにか?あんた中毒?
〈そうなんですね。じゃあ今日でも行こうかな?タイミングあえばご飯でも?〉
返事はまた翌日戻ってきた。
〈ごめんなさい。昨日も行ってたんですけど充電が切れちゃってて…〉
これって完全にウソだよね。そしてどんだけゲーセン行ってるんだっつーの。
週末の夕方。歌舞伎町のゲーセンへ向かった。 ルーレット系はガチな人が多そうなので避けるとし、メダル落とし系をのぞいたところ、カップル客ばかりで、ターゲットはいない。
いや、1人だけいるか。かなりのババア(40代後半か?)だが、行ってみることにしよう。隣に陣取り、ひとまずゲームを始める。ふと見ると、おばちゃんの台が光っている。
「それってなんですか?」
「あ、これはね。ボーナスになるのよ」
「そうなんですね」 
楽しそうに指をさす。「おもしろそうですね。ぼく、一人でやっててもしょうがないし、一緒にやってもいいですか?あっ、自分のメダルあげますんで」
「どうぞー」 
かなりナンパっぽい感じだが、おばちゃんだけに警戒心が薄いのだろう。
「あの大きなボールを落としたいのよ」
画面に顔を近づけ、必死にメダルを投入するおばさん。なかなか上手い。この人もやりこんでいるタイプか。
「ところで、よく来るんですか?」
「新宿は初めてだけど、地元ではね」
「どうしてまた今日はここに?」
「いや、普通に時間つぶし。6時からライブがあるんで、ちょっと早く来ちゃったんで」ほぉ。ヒマ潰しってか。時計をみる。6時までは3時間あるが…。
「そうなんですね。じゃあ、これ終わったら軽くメシでもどうですか?」
「いいですよ」 
なぜこんなオバチャンのときに当たりを引くのか? メダルの神様も不思議ですな。メダルがなくなったところで切り上げ、ひとまず居酒屋へ向かった。いくら暇とはいえ、いきなりセックスは難しいだろう。ビールを2杯注文し、とりあえずおばはんの話を聞いたところ、やはりかなりのメダルゲーム好きだった。2日と空けずに通っているらしい。
「今日はしてないけど、地元でやるときは、手袋してるんですよ。手が汚れるから」
まさにプロだな。金の儲からないプロ。なんじゃそれ。そろそろホテル行きを打診しようとしたところで、おばさんが携帯を取り出した。
「あ、こんな時間だ」
まだ2時間ほどあるぞ。
「いやライブはそうだけど、友達と約束してて。行かなくちゃ。またタイミングあったら、そのゲーセンで会いましょ」 
おばちゃんはドリンクをぐびっと飲み干して、帰り支度を始めた。アルコールで血行がよくなったのか、最初よりもかなり不細工になっている。 
この人とまたゲームをやるってか。ないっすな。 
おばさんと別れた後、ゲーセンへ戻ると、先ほどは見なかった若いお一人女がいた。体型はぽっちゃりだが、顔は悪くない。まずは隣に陣取って様子をうかがう。彼女の手持ちのメダルはかなり少ない。トイレ作戦で分けてあげよう。
「ちょっとすみません。トイレ行ってくるんで、見ててもらえませんか?」
「…あ、はい」
いったん席を立ち、戻ってきたところで、メダルを差し出した。
「はい。お礼っす」
「えっ、いいんですか?」
「いっぱい持ってるんで。向こうのやつで当たったんで。ぜんぜん使ってよ」
彼女の台にガンガン入れていく。バラバラと押し出されてコインが落ちた。
「おにーさん、取るの上手ですね」
「そうでもないけど、手伝ってあげる」
そのまま入れ続け、さりげなく隣に座ってみた。
「おねーさんは、よく来るの?」
「仕事の合間に」「もしかして今も仕事?」「待機中」
待機中? バイトの休憩などでは待機とはいわない。しかもこの雰囲気って?
「…もしかして、フーゾク系?」
「まあそんな感じ」マジか!
「ちなみにお店は?」
「○○○だよ」 
わりと有名なホテヘルだ。
「じゃあ今日はこれから戻るの?とりあえず、LINEでも交換しとこうよ。タイミング合えばまた一緒にやりたいし」
「いいよー」 
なんだこのスラスラ感。店へ呼ぼうと考えているのかな?翌日の夜8時。彼女からLINEが来た。今日もメダルやってるよ〜」 ヒマを持て余してる感じか。あるいは、メダルをせびろうって腹か。 ひとまずゲーセンへ。彼女は同じ機種をやっていた。
「おつかれっす。今日も仕事の待機中?」
「ううん、もう終わり」
おやおや。ってことは、店に呼ぼうとしている線は消えた。このまま帰るのもなんだし、この前のにーちゃんでも呼ぼうってノリか。
「じゃあ、ご飯でも食べようよ」
「そうしよっかな」
上手く進んでるぞ。やはりヒマな女ってのは、話が早いですな。一緒に居酒屋の個室に入った。
「今日はけっこう出たの?」
「途中、500枚出たけど、それも使っちゃって」
「いつもあそこで待機?」
「一応、店に待機室はあるんだけど、気をつかうし。あのゲーセンは友達から教えてもらって。その子もいるんだけど」 
さすがは歌舞伎町、いるんですなあ。ってことは、この子を
成功させれば、他でも同様にやれるじゃないの。頑張ろうっと。酒が進むにつれ、彼女はぽろぽろと仕事のグチを語りはじめた。やはりストレスを抱えているようだ。こちらのやるべきことは聞き役に徹するだけである。 2時間後、店を出たところでゆっくりと手を引く。
「もう帰れないでしょ?
どっかで泊まっていこうか?」
「えー、いいけど、やらないよぉ」
もらった! こりゃあ確定ですな。 あんなしょーもないメダルゲームの世界にもマジな人ってのがいて、その子らはナンパに付いてきません。だってメダルが大好きなんだから。 狙うは、待機中のフーゾク嬢です。繁華街のゲーセンを徘徊してみましょう。
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