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ニュースが、新聞やテレビを賑わせた。大手住宅リフォーム会社、元社員らが起こした事件では、被害総額115億円という驚くべき事実が判明。また、その2ヶ月前には、認知症(痴呆症)の老姉妹が全財産を奪われるという痛ましい事件も起きている。悪徳リフォーム業者との契約で借金を背負い、自宅を失ったのだ。こうしたリフォーム詐欺が多発するのは、直接ターゲットに売り込みをかける訪問販売という営業形態に大きな要因があるといえよう.営業マンたちは、高薯や主婦のいる一軒家を訪問、『無料の安全点検」と称し、屋根裏や床下にもぐり込み、深刻な顔で言う。
「腐ってますよ。床下の補強が必要ですね」
『梁がゆがんでいるので、地震がきたら危ないです』
「カビがスゴイね。湿気対策しないと」
理由は何でもいい。とにかく相手の不安を煽り、次から次へと補強器具やリフォームエ事を法外な値段で契約させてしまう。
『お母さん久しぶり-!」
『あれ、どちらさんだつけ?』
「何言ってんのお母さん、この家を建てたときの業者ですよ」
ああ、そうなのかって。そのときは納得したんだけど、先輩がその直後に「全部ウソだぞ」って。さすがに驚いたよ。そのオバちゃんとは初対面だし、工事したっていうのもデタラメだったんだ。先輩が言うには、そうやって庭先にいる家主に声をかけると格段に成功率が上がるらしいんだ。
さらに、その家を新築施工した業者を装えば、新規の飛び込み営業よりは家主の反応がずっと柔らかくなる。新しく家を建てるときは、電気、配管、ガス、内装屋といくつも業者が出入りするから、いちいち顔なんて覚えてないって言うんだな。
先輩はすぐに車を停めて、オバちゃんと世間話して、「じゃ、点検しておくよ」って感じで家の中に入ってった。で、速攻トイレに向かい、換気扇の蓋を開けてコイルに画びょうを刺して電源を入れるわけ。でも、壊れにくい便槽が1日に7個も売れるのは明らかに異常だわな。そのうち仕入れ業者に《仕込み》の行為を疑われはじめたんだ。
まずいなと思ってたら、結局、客からの苦情がメーカー側に入っちゃって、便槽そのものの仕入れができなくなった。そこであえなく終了だよ。こっちにも客や消費者センターからの苦情がジャンジャンきてた。もちろん、警察に呼ばれることも日常茶飯事でさ。でも一度も逮捕されたことはなかった。警察が言うには、完全な詐欺じゃなくて、詐欺のようなもの。限りなく黒に近いグレーだって。同じころ、太陽熱温水器に家庭用浄水器の活性炭を勝手に取り付けるっていう強引な仕事もやってたな。伊藤忠から一個1800円で仕入れて、朝日ソーラーなんかの太陽熱温水器用だと偽って3万8千円で売り歩いてた。もっとも、実際に取り付ける場所なんてないから、脚立で屋根に上って取り付けてるプリしてるだけ。下で奥さんが見てるから、ワザとカンカン音立ててね。しかも活性炭を下にいる相方に投げて、持って帰ってた(笑)。それで1個に2,3万だから結構なもんだよ。
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