0222_201905111657229c8.jpg 0223_2019051116572498f.jpg 0224_201905111657250ee.jpg 0225_20190511165726ca8.jpg 0226_2019051116572833a.jpg 0227_20190511165730e42.jpg 0228_20190511165731849.jpg 0229_201905111657332d3.jpgオレはおじゃマンの担当者だった。都内の繁華街をうろついて美女に声をかける、おなじみの巻頭グラビアだ。短い期間で引退したけれど、忘年会に呼ばれる資格は十分にあるわけだ。
その席で、編集部のタテベ氏がそばに寄ってきた。
「アベくん、彼女できた?」
「いや、全然ですよ」
「ふーん、じゃあ大晦日とかヒ
マそうだね」
「ええ、まあ…」
「へえ、ヒマなんだ」
「それが何か…」
ちょっとした既視感のようなものがあった。似たようなやりとりを、以前の裏モノで読んだ
気がするけど…。
「ところでさ、いまウチと仕事してないのに、なんで忘年会来てんの?」
「え?」
「それってオカシイよね。ここにいる人たち、他はみんな現役だよ?」
見わたせば、ライターさんも漫画家さんも、確かに最新の裏モノでも名前を見る人たちばかりだ。
「そうですね。またお仕事いただけるならお願いします」
下手に出たのが間違いだった。タテベ氏は待ってましたとばかりに言う。
「お願いかぁ。お願いされたらムゲにできないなぁ。うん、よし、わかった、仕事してもらうよ。年越しテレクラやってきて」
迂闊だった。毎年、年末になると猫なで声で近づいてきては年越しテレクラを強制してくる裏モノ編集部のやり口は、ライター陣の間では『暮れの注意事項』として知れ渡っていたのに。
「なんで、そんな顔してんの?今日けっこう飲み食いしたじゃん。それもタダで」
「……」「要領はわかってるよね。それじゃ報告待ってるから」
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