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編集部に電話が入った。
「もしもし、あの、『タダトーク』ってアプリがありまして、それがめっちゃ喰えるんですー」
 おや、このイントネーションは東北の人だろうか。タダトークって出会い系アプリだったよな。
「へえ。どうしてそんなに会えるんですか?」
「んー。理由はたいしてないんですけどねえ。普通に会えるっていうか。友達とかも、めっちゃヤレてますしー。すんごいオススメですよー」
 山形県にお住まいの彼、その気になれば1日1人のペースでヤリまくれると言う。この手の電話はときどきある。だけど本当にヤレてるのかどうか疑わしいことが多い。しかも理由はたいしてないだなんて言われちゃうとなぁ。
「じゃあ今日から毎日1人と会ってみてくださいよ」
「毎日1人ですか?」
「めっちゃ喰えるならイケるんじゃないですか?」
 やってみますと答えて彼は電話を切った。まあムリだろうなと思っていたのだが…。
 1週間後、写真とともにすさまじいテンションの詳細が送られてきた。ちょっと驚きだ。
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仕事終りの夜6時にタダトークを開いて、目についた子に例のファーストメールを送ります。
 およそ2時間後に会えたのは『絡みトモダチ募集』と書いてた19才の子でした。サクっとライン交換をして会話を続けたところ、彼女はトンカツ屋でバイトしてる最中で、その休憩時間にタダトークで募集をかけたのだとか。
〈じゃあ終わったらメシ行こー! トンカツ以外でww〉
〈いいよん☆でも彼氏いるからあんま遅くなれないけどぉ〉
 これ、彼氏うんぬん言ってますけどタダトークをやってる時点でそんなのあってないようなもんですよ。形式的な一言ですから。実際、バイト終わりの彼女を迎えに行って、昨夜と同じように大げさリアクションしてみたら、まんざらでもない雰囲気でしたし。
「なになに、そんなにキレイだっけなら彼氏何人ぐらいいんの?10人はくだらないでしょー」
「いねえってー。一人だけ」
「うわー出た。ウソつくなって」
「何ば言うのよ。アハハ」
 元SDNの大堀めぐみ似で、そこまで美人ってほどではないけどスタイルはいい感じです。メシなんて置いといて「食欲失せた、ムラムラしてきた」みたいな感じで言い寄ってたんですが、彼女から意外な一言が出たのでそれに乗っかることにしました。
「私ラブホって行ったことないんだよねえ」
 言ってみればここで決着がついた感じですね。こういう子ってタダトーク以外の出会い系にもけっこういるんですけど、それを口にした時点で「連れてって」と言ってるようなもんですから。都会では女がこういうサインを出してくることってあんまりないかもしれないですね。やっぱり田舎ってやることないからセックスのことばっかり考えてるんですよ。迷信みたいに言われてることですけど、実際そうですから。で、「マジかあ、これ行くしかないわー」とかなんとか言って、昨夜と同じラブホに行きました。入口では案の定、「こんなキレイなんだねえ」って喜んでましたよ。ベッドに座ってチュー攻撃をしてイチャイチャしてから、先にシャワーを浴びさせて。で、裸にバスタオルで出てきたもんだからテンションあがってそのまま襲いかかりました。彼女もフェラが上手でしたね。だけどもっと良かったのは、挿入中の腰使いです。バックがもう絶品で。
「ああん、あん、自分で動いちゃうっでばあ」
「ほらもっと振ってみ、激しく!」
「ヤバイ、イク、イク、イク」
 丸くてムニムニした尻に発射して、ちょっと和んでから家に送ってバイバイです。
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次の晩も仕事終わりに女を探しました。会うことになったのは、
〈今日ヒマー 山形で遊べる人いる?〉
 って書いてた22 才の子です。とんとん拍子でメシ行きが決まって、クルマで迎えに。ラブホ直行の予定だったんですけど……。
「だめだ、ガマンできないからラブホさ行くべー」
「ムリムリ。こないだ無理矢理、年上の人にヤラれて傷ついてんだよね。そういう気分じゃないし」
 けっこう強い口調です。直行は難しいなぁってことで約束どおりメシに行くことにしました。まあちょっとでも時間が経てばヤレるだろうなーと思って。ココスっていうファミレスに入っておしゃべりです。
「彼氏とかいるの?」
「いないよー。別れたばっかー」
「そうなんだあ? じゃあエッチしたくてたまんねぇんじゃねえの?」
「うーん。したら本気になっちゃうがらなぁ。いいの?」
「え?」
「してもいいんだけど、本気になっていいのって」
 元モー娘の吉澤に似たそこそこの美人ちゃんなんですけど、やっぱこうなるとヤろうとは思えないですよね。なんか依存されそうで怖いなあって思っちゃって。こういう女が得意な人もいるでしょうね。でもオレの場合、面倒な子に時間かけるよりも、どうせタダトークには他の女の子がいるんだからそっち行こうってなっちゃいます。家まで送ってノーセックスでオシマイです。
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今日は仕事が休みなので昼間からタダトークしまくりです。でもやっぱ人が多い(ログインしてる女が多い)のは夜なんで、結局話がまとまりそうな子が見つかったのは夜7時でした。この子は『ヒマだしカラオケでも行きたいなー』っていうシンプルな文面でしたね。やっぱ男からめっちゃメール来たらしいんですよ。でもその大半が、「ラブホでエッチしながらカラオケしよう」とかそんなのばっかりで、うんざりしてたらしいです。
そこにオレが「ブサイクだけど〜」っていういつものメールを送って、エロいこと言わずにカラオケに連れてくって言うもんだから「会ってもいいかな」って思ったんですって。カラオケで手マンしたとこまでは良かったんですけど、生理だったんですよね。オレはいいんですけど彼女が引いちゃって。結局2時間カラオケして帰しました。車で一人になって、すぐさまタダトークの女に片っぱしからメールです。返事をよこした中で速攻会えそうなのが『寝れないからドライブ行きたい』っていう
24才でした。時刻は夜10時。これから会ってドライブするなんて、それはもうどうにでもしてくれってことですよね。こっちは車文化なんで終電がどうこう言われることもないですし。僕の好きにできちゃう格好のターゲットですよ。彼女の家の近くまで迎えに行って到着電話をしたら、すぐに車がノックされました。パフュームののっちに似てるショートカットちゃんです。
「やっほー」
「おお、やっほー。元気だなあ」
「寝れなくてえ。ねえねえ、ドコ行くドコ行く?」
「じゃあぐるっと走ってラブホ行っちゃうべー」
「早っ!展開はやっ!」
 アホみたいでしょ。わずか30秒ほどでラブホ行きが決定しちゃうんですから。
『相手の反応を見てから徐々にエロトークに持っていこう』
『即セックスするのは抵抗あるだろうから、もっと仲良くなってから誘ったほうがいいかな』
 こういう駆け引きっていらないんですよ。地方の出会い系なんてそんなもんなんです。結局ドライブなんてロクにしませんでしたもん。10 分ぐらい走って(要するにラブホに向かう道中)から車を降りて、もう部屋を選んでましたから。ベッドに座っていちおう素性を探ってみました。
「仕事なにしてんの?」
「歯科技工士って知ってだが?」
「なんだべそれ?」
「入れ歯とか差し歯とかを作るみたいな感じだずねー」
「なんかスゴそう!頭良いんだ?」
「んなことねえけどさあ」
 良く知らないけど急にインテリに見えてきて、それで妙に興奮したというか。シャワーも浴びずにナマで入れさせてもらって。すごいのは一発終わった後でした。
「なあなあ。もう一回、もう一回」
「してーのかあ?」
「うんうん」
 そのまましなだれたチンポを舐めてくるんです。そんで、今度は騎乗位でずっぽし。ここまで5日間で会ったのは5人で、内ヤレたのは3人。もうちょっとヤレると思ってたんですけどね。
 6日目は正直言ってサボりました。いや、仕事帰りにタダトークを開いてメールを送ったりはしたんですけどね。初日に会った子とか昨日会った歯科技工士とか、ヤッた子ばっかりがログインしてたんです。田舎の出会い系でツライのはこういうところですかね。やっぱりログインしてる女が常連ばっかりっていうか。もちろん新規もいるはいるんですけど、当然都会よりは少ないです。この日はそのへんでめんどくさくなっちゃって、最終日に二人会えればいいかって思っちゃったんですよね。
 そして7日目。日曜ですけどオレは仕事なので、やっぱり夜の6時ごろから相手を探し始めました。注目したのはこの子です。
〈軽くゴハンとか行きたいです〉
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プロフを見れば20才のフリーターで、すごい言葉遣いが丁寧なんですよ。
『あんまりこういうのをやったことないですが、色んな人とやり取りをして知識を深めていきたいと思っています』
 なんかイイでしょ。メールしたら10分ほどしてから返信がきました。
〈私なんかでイイんですか? というかブサイクっていう雰囲気ではないですよ笑〉
〈ブサイクですよー。シクシク…だから是非メシ行ってくれませぬか? すぐ迎えに行けますよ…〉
〈電話して声聞いてからでも、大丈夫ですか?〉
この電話ってのもけっこう大事なポイントです。たぶん直接声を聞くことで安心するんじゃないですかね。こうやって会う前に電話を求めてくる子は多いですよ。ライン交換して、ライン通話します。
「どうもブサイクだずー」
「あはは、面白いですよねえ」
「そんなことないですってえ。何食べたいですか?」
「なんか中華とかですかねー」
30分後に迎えに行くと言ってクルマを走らせました。通話時間はわずか2分ほどでしたかね。車に乗ってきたのは、ちょっとムチムチっていうかぽっちゃりした丸顔の子でした。顔面偏差値は52ぐらいでしょうか。この日は普通に腹が減ってたので、チェーンのラーメン屋に入ってメシを食いました。でもやっぱこれって、裏モノの人がよくやる、「セックスに繋げるためのメシ」じゃないんですよね。感覚的にはもうセックスするのはあたりまえだから腹ごしらえしてる感じなんです。たとえば酒飲ませてどうにかセックスに持ち込むなんてことも良く載ってますけど、そんなのまずしません。カネもかかるし、なにしろコッチは車文化なんで、そういうのって違うんですよ。出会い系ってもっとシンプルなんです。
 メシが終わって車に乗ったところで、何も言わずにホテルに向かいました。女からしても「どうしても生理的に受け付けない男だな」って思ったらメシ行く前に帰ってますから。あくまで自然にホテルに行くんです。服を脱がせたら思ったよりも腹が出ててちょっとテンション下がりました。
「お腹見ないでよお。恥ずかしいし」
「ムニムニしていい? ほれほれ」
「キャハハ、くすぐったいってば」
まあ機嫌損ねられるのもアレなんでこんな感じでやっときました。それでもバックで突いたらアソコの締まりがなかなか良くて、ついつい即発射しちゃって。
「ゴメンもう出てしまったよ」
「ううん。気持ちよかった」
なんかまだ帰りたくなさそうだったんで一緒にお風呂入って、2発目のセックスをして、話が合う子だったんでまた会う約束をして帰りました。残念ながらこの日はこれで終了でしたけどね。
驚いた。セックスするために労した策といえばファーストメール程度のもんで、あとはあたりまえのようにホテルに連れ込めてしまう。地方の出会い系にはこんな現実があるだなんて、いまだに信じられない。彼が1週間で会った女性は6名。セックスできたのが4名だ。舐めててすみませんでした。地方に引っ越したいです。
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