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浜で直送偽毛ガニを土産に
たらばガ二、ずわいガニ、毛ガニ。ご存知、北海道の名産品である。大きな身のたらば、安さ勝負のずわい、値は張るが味は抜群の毛ガ二。それぞれ特徴はあるものの、一番人気はやはり毛ガニだ。
毛ガ二は主に釧路や根室周辺の太平洋やオホーツク海の漁場で捕獲され、札幌の市場や空港などへ出荷される。ーパイの値段は下が2500円から、上はー万円を超えるものまで。グラム売りが一般的だ。どう考えてもバカ高だが、それでもせっかく北海道に来たのだからと金を出す観光客は数多い。
しかし、ちょっと待ってほしい。皆さんが買ったカ二は本当にずわいであり"たらば"だったか。もしかすると、それによく似た偽モノってことはないだろうか。何をバカなことを、と笑ってはいけない。世には必ず偽モノか存在する。それはカニとて例外ではない。事実、このオレは偽毛ガニを観光客に売りつけ、荒稼ぎしたことがあるのだ。
鮭の密猟は地元のヤクザが仕切ってる
当時ハタチだったオレは親元でプータロー生活を送っていた。場所は道東の某市。鮭やマス、カニを獲る漁と、温泉などで生計が成り立つ典型的な観光地である。町の自然環境は抜群だった。ジャカイモやトウモロコシを始め魚介類。特に9・10月の間に行われる鮭の一本釣りは、プータ口ーのオレにとって絶好のヒマ潰しになった。そんなある日、鮭の大群を眺めながら思いついた。
〈イクラを密漁して、儲けできねえべか〉
鮭が世界の海を回遊した後、生まれた川に戻って産卵するのは、皆さんもご存知のとおり。実際、その時期が来れば川面は埋め尽され、冗談じゃなく真っ黒に染まる。その雌鮭から取り出したイクラは、産卵直前のため栄養豊富で味は絶品。贈答用ビン詰の値段も天下一品だ。これを観光客に売れば金になるんじゃないか―
「と、思うんだけど、一緒にやんないかい7」さっそく亜麦の一。同木に相談してみると、ヤツは意外にも渋い顔で返してきた。「そんなのダメだって。シャケの密漁はヤクザの資金源なんだから。素人の出る幕じゃないべさ」「ヤクザか・己のっけから否定旧褒忌見を浴びせられたものの、簡単にはひけない。どうやってメスだけ釣っているんだべか。怖さより興味が先にたつQ「簡単だって。引っかけ針っていう、カギ爪みたいな針金で鮭の身体を強引に引き揚げるんだわ。何千、何万匹といるから、もう入れ食い状能一よ」「へえ。で、オスが釣れたらどうすんのさ」「川のシャケは身がぜんぜんうまぐねえかb、そのまま投げ捨てるんだ。で、メスだったら腹をかっさばいて子だけ出して、後はポイ」冨んで、イクラはなんぽぐらいになるの7」「クーラーボックスー箱で20万とか一es昌ってたかな」「20万円」マジか。それだけあればーカ月
は十分に遊へる。確かにヤクザは怖いが、川の流域は広い。滅多に鉢合わせすることもないだろう。こりゃあ、やるしかないべさ。翌日早朝5時、オレは嫌がる一昌木をムリヤリ引き連れ鮭だらけの川へ出向いた。生い茂る雑草の中をヒッソリ進むオレと一昌木。河口付近から上流は、お上が認定した林一一漁地区だ。力ンケーねえ、イクぞーと、リキんだのも東の間見張りのチンピラにアッサリ捕まった。トエライ剣幕で怒鳴られ、玄」すご退散チンピラの一看っことには、林蒲区はいくつかの組織で縄張りが割り当てられてるそうだ。一ロ向木の一旨ったとおり、これは素人の出る幕じゃなさそうだ。
姿力タチはソックリ身や味噌の味はスカ
スで,カも熱諸
イクラの密漁などとっくにあきらめたその秋のある日、いつもはシャケばかり出てくる我が家の食卓に珍しく力二か並んだ。しかも、毛ガニである。こりゃ量口向だべさ、と田心ったら霞んだよ、コレ、lクリガーー"じゃねえか、母ちゃん」「アンタが働かないからだろ」
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