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一つになってしまいたい
セックスも明らかに違っていた。彼女の肌はベルベット並になめらかで、ピンと張り、南国のように暖かい。一方、ボクも、彼女かり触られるたび、指の暖さ、震え、しっとり感などが伝わってくる。皮膚を通りこし、直接、筋肉を刺激されているみたいだ。ボクたちはー時間以上もお互いの体をまさぐりあった。このまま溶けてーつになりたい、そんな気分だった。が、不思議なことに、一物はぴくりともしない。初Hで緊張し過ぎた童貞のように、ただ興奮だけがみなぎっているのだ。
ー時間後、ようやくペニスがいきり立つ。うってかわって今度は冷凍バナナのようにびんびんだ。たまらず、彼女にのしかかり、ずぶ濡れ状態のアソコに入り込む。火の熱さ、ペンチの締め上げ、ぬおらぬらと絡まる強列な刺激だ。
「あ、あ、ああああ」部屋が揺れるようなアエギ声を聞きながらボクは果て、彼女はイッた。2人とも指ー本動かすことさえできない。何だろう、この成寛。確かにいつものセックスより数段気持ちいい。彼女も全身が性成帯で、体が宙に運ばれそうになった。が、「女のように感じた」かと問われれば、答に窮してしまう。どうやら、まだ研究の余地がありそうだ。
フーゾクでマグロになってみたらどうか
アレコレ考えた末、フーゾクに行ってみようと思い立つ。実はこの薬、いわゆるダウナー系ドラッグで、体を動かすのが実に面倒。その点、フーゾクならマグ口でいられるし、肌が敏感なぶん、プ口のテクも十分堪能できるに違いない。思いつく店は一軒しかなかった。超高級性感エステだ。サービスは手コキながら、雰囲気、マッサージ嬢のルックス、テクニックともに抜群で、ボクの超お気に入りである。ただ、外でドラッグをやるのは少し不安でもある。それこそ正体を失った挙げ句、警察沙汰なんてシャレにもならん。そこで、もしものときに備えて予行練習。Nの店員やマッサージ嬢の行動を予想し、適応できる自信が付いたところで、店に乗り込んだ。といっわけで、ここからはそのときの模様をリアルタイムで再現しよう。
マンションの一室のトビラが開くと、中かり銀フチ眼鏡にチノパン姿の男が現れた。普段からよく知る盾貝だ。しかし、今日に限っては恐ろしくて仕方がない。目つきが鬼そのもの。怖い。怖すぎる…。「こちらにどうぞ」鬼の案内で、4畳半ほどの待合い室へ。膝の震えが止まらない。科金の方をよろしいでしょうか」「・・…」
「お客様・・」
鬼がボクかり金を強請り取ろうとしている。払わなきゃ殺される。まだ死にたくない。
「では、●●さんからのご案内になりますんで」
先客が呼ばれ待合室を出ていく。残されたボク。ー人きりのボク。死ぬ。絶対に死ぬ。・・いや、待て待て。死んだりするかよ。週刊誌見ようぜ、週刊誌。
「西川さん。とうぞ」
鬼に呼ばれ、部屋を出る。目の前に白衣の女性。鼻のスジが通り、スラリと足が伸びている。6畳ほどのプレイルームには右手に工ステの機材、真ん中にマッサージ用の寝台が置かれていた。暗めの照明がボクを落ち着かせる。
「いらっしゃいませ。おひさしぶりですねー。最近は何してるんですか」
どうしてこの人は、そんなこと聞くんだろう。
「キミこそ何やってたの」「私ですかあ。ここで仕事してましたけど」
「そんなわけないだろ」「え」「……」「もうなんか変ですよ」
恥ずかしい。でも恥ずかしくない
シャワーを浴び、部屋に戻って、寝台に寝転がる。アロマの香り、『聖陀羅風の音楽。ヤリたくなってきたぞ。なーんかヤリたくなってきたぞ、オイー「じゃ、はじめますねー」女か全身にオイルを塗っていく。顔、手、腕、腹、足、足の裏。指も滑り込む。すげー。気持ちよすぎるじゃん。うつぶせになると、今.度は背中に白い粉。んだコレ。砂糖菓子か、オレ食べられちゃうのか。
「はーい。四つんばいになってくださいねー」
言われたとおりに尻を突き出す。恥ずかしい。でもはずかしくない。尻の穴ヘツーッと暖かいオイルが垂れた。うっ、やべー。もうきやがった。まだイキたくねーよー。
「休憩しようよ休憩」「どうしたの」
そうやってキミはいたずらっぽく笑うけど、ちょっと待ってくれ。いまボクは、夏の河原のことを思い出してるんだ。カーッと照りつける太陽の元、小さな女のコにもて遊ばれる。あれは誰だったんだろう。ステレオからタイタニックの音楽が流れていた。女がペニスをにぎり、猛スピードでしごく。ああっーボクの絶叫は空まで届いただろうか。
★ディープスロートのように、幻覚を見ないぶん派手さはないが、セックスは十分楽しめる媚薬だ。特に性感マッサージの快楽はハンパじゃない。やはりこのクスリは受け身になって使った方が良さそうだ。けど、女のようにってのはどうだったんだろう。最後までよくわからなかった。
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