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インターネットを眺めていると、時々、ワケのわからないホームページに出くわすことがある。
今年4月頭、遭遇した露出狂の隠れ家・下着を置いちゃう女を探せ・なる掲示板も、そんな1つだった。とりあえず中を覗いてみると、日太器」国の女性から、大量のメッセージが書き込まれていた。
《名古屋市の》△△ビルの電話ボックスに、エッチな染みつきパンティを置きました。早く行かないと捨てられちゃうよ。投稿者・ユカリ
《大阪だよ》梅田〇〇駐車場に置きました。朝からはいてたので匂いがきついと思います。アソコの毛も同封してますのでゆっくり明るいところで取り出して下さい。投稿者・ゆい
どうやら彼女たちは、自分のパンツを街中に放置し、そいつを男たちに取って欲しいとおっしゃってるようだ。なぜ?一方、これに対する男性の反応を見てみると、
取りに行きます。ゲットしたら報告するね投稿者・アキ
やったーユ力さんのパンツ見つけました。これから家でオナ二一ーしますー投稿者・ルパン
つまり、放置した女とナニするわけでもなく、ただパンツを探し、運良く見つけた男だけがズリネタ
として楽しんでいるらしい。
「皆さんに好評だったのでまた置きますね」「再放置、待ってました」
常連同士のやり取りもあり、パンツ置き女とパンツマニアたちの間には、ある種の信頼関係ができあがっているようだ。何でしょうコレは。ナ二がうれしいんでしょう。しかし、そんな疑間など挟む余地はないとばかりに、女性の書き込みはたったー日で20件に達する勢い。それぞれのメッセージに対する男性のレスも相当数にのぼる。
パンツを街中に放置する女と、それを欲しがる男。特定の個人の性癖ならムシしてもいいが、ここまで盛り上がりを見せつけられたら、放っておくわけにはいかない。いったい彼らは何に熱中しているのか。その答を見つけるには自らパンツを拾いに行くしかない。
掲示板を詳しく見てみると、女性のメッセージにパターンがあることがわかった。
1つは、パンツを置きましたという事後報告。
もうーつは《これから置きます》という予告メッセージである。前者の場合、たとえオレが拾いに行けるであろう近郊に放置されたとしても、よほど近くにいないかぎりは勝負に勝てない。
一方、後者は、開始と同時に放置場所でスタンバイ可能なため、参加者には平等にチャンスが与えられることになる。当然、狙うべきは後者だ。予告モノという条件をクリアするメッセージはすぐに見つかった。
《みさとです》池袋で私の下着を置きます。参加希望者は掲示板に書きこんで下さい。PM7時にゲームスタートです。下着を置いたら皆さん一斉にメールでお知らせします。私からのメールがスタートの合図です。投稿者・みさと
これなら、定刻に池袋に出向きさえすればいい。あとはヨーイドンで早い者勝ちだ。もっとも、それが簡単に達成できそうにないことは、パンツに群がる男たちの数を見ればわかる。15人、いや20人はいるか。しかもヤツラのパンツを拾う素早さはハンパじゃなく、中には、開始直後5分でゲットしたという書き込みすらあるほどだ。オレが選んだパンツ女にも、すでに数人の男たちが
「参加します」『仕事ハネたら直行するねー』と、名乗りを上げている。皆、やる気満々。コイツはかなり気合を入れていかねばならんだろう。ま、とりあえず掲示板に書き込み、携帯のアドレスを残すことが先決だ。
《初めまして》みさとさんの下着が欲しいので、エントリーします。投稿者・マサト
書き込んだ後、ふと不安にかられた。ひょっとしたら男のイタズラなんじゃないのか。街中にパンツを放置する女など、堂識で考えたら居るはずないではないか。オレはまだ大いに疑いを持っていた。
ダッシュで宝くじ売り場へ駆けつける。ゴミ箱、ゴミ箱…。うーん、どこにもないぞ。もしや、すでに誰かが?と、掲示板を確認しても、まだ書き込みはない。どうなってるんだ。ゴミ箱をあきらめ、電話ボックスへ走った。頼む、間に合ってくれ。
みずほ銀行前には、確かに電話ボックスが並んでいた。が、紙袋らしきものはどこを探しても見当たらない。やはり遅すぎたか。ん挙動不審なサラリーマン風がいるぞ。携帯を見なから電話ボックスの足元を探っている。その様子は間違いなくライバル。あんたもまだ探せてないようだな。ここで改めて掲示板を覗いて見た。すると、
《ゲット》偶然みずほ銀行の前にいたため、電話ボックスに直行。それらしき紙袋は見当たらず。みずほ銀行はーーつ有ったと思い出し、もしやと思いダッシュー有りました。ゲットです。投稿者・ラッキー
くそう、先を越されたぜー
《お話するのは無理ですが、頑張ってくださぬ彩》
パンツ捕獲に失敗したことで、自分がこれほと悔しくなる人間とは知らなかった。今度こそは勝ってやる。オレはすぐに次のターゲツトに狙いを定めた。
《地元足立区の皆さんへ》明日の夜、取っておきの場所に隠そうかなと思います。パンティプラスアルファで考えてますので一緒に遊んでみませんか?遠方の方、お初の方も歓迎しますーメールで場所をお知らせするので、一緒に楽しんでくれる方待ってます。投稿者・彩
彩は、過去の書き込みに何度も登場している常連で、時に下着を置くため大阪まで遠征する強者だ。見方を変えれば単なる変人だが、信頼はできる。彼女なら公平なゲームをセッティングしてくれるに違いない。
マニアたちもそれを知ってか、掲示板は異常に活気づいていた。書き込まれたメッセージは、昼の段階ですでに10人。中には何年も前、その付近で多くのパンティを頂戴してましたというベテランもいる。が、なんといっても注目すべきはこの男。
《虎です》参加させていただきま
す。彩さん、
どうかお手柔らかに。投稿者・パンツの虎虎は都内のいたる所に出没しては高い確準でパンツを手にしている凄腕だ。これはかなり厳しい戦いになりそうだ。さっそく、彩に参加の旨を伝え、ダメ元で『お話がしたい』と最後に付け加えた。あわよくばパンツ女の顔を見てみたいと思ったからだ。返信メールはー時間後に届いた。
《夜9時、最寄駅を教えます》10時に会場の発表です。その後はスレを立てた掲示板にヒントをお出しします。お話するのは無理ですけど、頑張ってください。彩
仕方あるまい。パンツに集中しよう。4月26日PM8時、メール着信。最寄り駅は、東武伊勢崎線の竹ノ塚駅。都立の近くに集合とのことだ。オレの部屋からだと電車を乗り継ぎ。余裕こいてるヒマはない。9時5分、竹ノ塚駅に到着。駅員に聞けば、同校までは歩いて20分以上かかるという。間に合わない。タクシーで移動だ。車を降ろされたのは、閑静な住宅街のと真ん中だった。誰も歩いていない。いや、すでにライバルたちは続々と集まっているはず、ここで気を抜いては負けだ。PM10時15分。彩からのメールで元淵江公園に行けと指示が出た。時折出会う通行人に道を聞き、10時30分、現地到着。ゲームはこれからだ。
とりあえず、真っ暗な公園の中を下見を兼ねて歩く。思った以上に広い。ライバルたちはどこに潜んでいるのか。
時折、散歩する人たちとすれ違う。よもや、オレが電車とタクシーを乗り継ぎ、パンツを探しにきたとは思うまい。10時40分。掲示板に彩のメッセージが書き込まれた。いよいよゲーム開始だ。
《最初のヒントです》2人のうち1人が持ってるよ。頑張ってね。虎さんもそろそろ到着みたいです。彼はスゴイから、みんなも負けないようにね。投稿者・彩
さすがはパンツの虎、お墨付きである。それより、問題は“2人のうちー人“というヒント。先ほどかり公園内を歩き回っているが、まるで見当がつかない。困っているのはライバルも同じらしく、掲示板に可っとヒントを下さい』などの書きこみが続々と寄せられている。2人のうちー人。どうい」ユ日喋だ。公園入口のベンチで、ー人の男が携帯をいじっていた。作業服風の上下にボサボサの髪。味のある風貌だ。ヤツが虎か。
「見つからないっすよねえ」「え?ええ、そうなんですよー。このヒントじゃわかんないですよねー」
聞けばパンツ探しは今回で2度目。虎ではないようだ。男と別れて間もなく、目の前の暗闇に銅像が現れた。もしや、コレか。……ない。どこにもない。そろそろ次の手がかりをもらわないと手の打ちようがないではないか。焦り始めたとき、タイミングよく掲示板に新たな書き込みが出た。
《次のヒントだよ》2人は向かい合ってるよ。人が持ってるから頑張ってー投稿者・彩
間違いない。どこかに向かい合った銅像があるのだ。夜の公園を遊歩道に沿って走る。と、100メートルほど進んだところに、台座の上で向き合い座る2体の像が建っていた。コレだーこの中に隠されているんだ。ん?女性の銅像の股間部分に丸められたビニール袋。震える手で袋を開けると…薄黄色のTバック。やったーついにやったぞ。ざまーみやがれ。パンツの虎。オレの勝ちだ。震えつつ、勝利のメッセージを送る。
《ゲットしました》黄色のTバックです。早速トイレに持ちこみ、匂いをかぎながらシコりました。彩さんありがとうー投稿者・マサト
すぐに彼女から祝福のメールが届いた。何でも今回は合計3枚のパンツを置いたらしく、他の人もいるので残りは探さないでくれとのことだ。突然のルール改正だが許してやろう。虎クン、ゆっくり探したまえ。オレはそろそろ消えるよ。
勝利の美酒に酔ったのも束の間、またオレの闘争心をかきたてる書き込みに遭遇した。
《みさとです》明日の昼12時頃に私の下着を置きます。今回は国分寺駅周辺です。当日、詳しい場所を教えます。私からのメールがスタートの合図です投稿者・みさと
先日、池袋で放置していたみさとである。前回負けた雪辱戦。逃げるワケにはいかない。彩と違い、みさとは放置した場所をダイレクトに教える女。スタート時間前に駅周辺にいれば、すぐに結果かわかる。まだ他の男たちかりメッセージが来ていないのは、平日の昼間といっ時間帯がサラリーマンには厳しいからだろう。
いみさとってのはヤツだったのか。とりあえず、今は考えてる時間はない。オッサンのいる方角を見ないようにして、証明写真の中へ。ピニール袋に黒のショーツ。メールにあったとおりだ。パンツは取った。問題は疑惑のオッサンである。アイツが置いたのであれば、こちらを見ているに違いない。あっー外に出た瞬間、目が合っちまった。やっぱりかー辺りを観察するフリをし、建物の影に隠れる。オッサンが駅の反対側へ歩いていく。もうー枚のパンツが置かれた電話ボックスを見に行くんだろう。もはや疑いの余地はなかった。
このデブオヤジ、電話ボックスに近づきパンツが残っていることを確めると、目の前の本屋に入ったのである。このヤ口ー。池袋のときもオマエだったのか。ざけんじゃねーぞ。頭にきたオレはオッサンが本屋の奥に消えた瞬間、電話ボックスから素早くパンツを抜き取る。と、その数分後、ヤツはパンツが消えたことに気つき、ガックリ肩を落としながら国分寺の街へ消えていった。後日、ヤツの掲示板には、こんなメッセージが残されていた。
《グットした方へ》私の紐パンや黒パンの感想を下さいよー私は本当に置いたんだよー投稿者・みさとオッサン、なめんなよ。
★結局、パンツ置きの意一味もその実能省わからなかった。ただ、自分でも気つかぬうちに、パンツ探しの魅力にハマっていったのも事実。パンツそのものに興奮するのではなく、パンツという宝探しを楽しんでいたのだろう。最後に誤解ないよう付け加えておく。メールのやり取りで判明したのだが、、彩は本物の女性である。パンツ置きを始めた時期はずいぶん古いらしく、常連は顔を知っていた。以前は、放置予定の下着を身につけた写真も一緒に置いていたらしい。パンツ置き女と、それを欲しがる男のバトルは今も続いている。
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