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真っ当な美女を待つ
出会いカフェには通常のシステムと正反対の、“逆ナン型”店舗がある。文字どおり、女性客が別室にいる男性客をマジックミラー越しに物色し、指名する形だ。
もちろん逆ナンと言っても、外出料はもちろん、女とセックスすることになった場合、カネは男性客が支払うため経済的なメリットはゼロだ。そもそも、自分で女を選べないシステムは面白くもなんともない。が、逆ナン店の魅力はそんな部分にはない。そのシステム故に、真っ当な女が来やすいという点が最も重要だ。考えてみよう。通常の出会いカフェに出入りする女は、ちょっと頭のネジがハズレている。不特定多数の男に、ワリキリ女として顔をさらすなんて普通なら考えられない行為だ。
その点、逆ナン店しか利用しない女はまっとうな神経の持ち主と考えられるし、実際のところ、俺が逆ナン店で出会ったのはイイ意味で普通の女ばかりだ。変にスレておらず、言葉づかいや態度もごくごく常識的で、それこそシロート女のお手本とでもいうような。
そしてそんな中に、息を飲むような美女が紛れているのだ。ひっそり、本当にひっそり、誰にも見つからないようワリキリしているような。
拒まれない ワリキリ女は、われわれ買春オヤジのことを“金”だと思っている。どんなに見た目が清純そうなコも、「エッチが大好きなんです」とか淫乱ぶるコも、考えていることは一つ。さっさと買ってくれよ、それだけだ。
この真理を頭の隅に入れておくと、ワリキリ交渉の場、たとえば出会いカフェの『トークルーム』で、優位にアプローチできる。
「キミは普段、いくらくらいでヤってんの?」
「まぁ2とか…」
「2なんだ。3くらいかと思ったんだけど」
あえて高値を付けてあげたところで、女の太ももに手をポンと置く。
「3でも全然買いだと思うわ」
「ありがとうごさいます!」
「いやー、今日はいい日だなぁ。パチンコも勝ったし、こんなコも見つけたし」
その気満々のフリをしながら太ももを撫でまわす。嫌がられることはまずない。だって相手は、こちらが財布に見えてきているから。私はワリキリ交渉の場では、毎度、こんなふうに女の足や胸を触りまくっている。そして、ひとしきり感触を楽しんだところで、「とりあえず、もう一考させて」でバイバイだ。ナイスな作戦でしょ?
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